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はげ~!!!宝物の地図~♪

南北600キロ。この数字なんだと思いますか?
 
 実はこれ、私の故郷鹿児島の長さなのです。鹿児島本土から鹿児島県最南端の与論島までフェリーだと約24時間、飛行機で約1時間30分くらいかかります。そのくらい鹿児島は南北に長いので、一言で鹿児島といっても気候も文化も歴史も方言も各エリアで全く異なります。これが面白いところです。

 まず、第一に鹿児島といえば、私は気候がほんとにおもしろいし、独特で、魅力的だと思います。さて、皆さんが住んでいる地域でニュースで降灰予報流れますか!?鹿児島の気象予報のニュースでは必ずと言っていいほど桜島が噴火したときの降灰予報が流れます。全国的にみても台風や地震も割と多いと思います。真冬に冠雪が確認されるほど寒い地域もある一方で、年間平均気温が22.5度、1月の平均気温15.7度の与論島のように亜熱帯気候の地域もあります。これだけ気候が違えば土壌も動植物も様々です。だから、鹿児島には限られたエリアにしか生息しないハブやアマミノクロウサギといった貴重な動植物も数多く生息しています。高校生の時に鹿児島で気象キャスターをしている方から話を伺う機会があったのですが、その方は気候が面白いという理由で縁もゆかりもなかった鹿児島で気象予報士として働くことを決めたそうです。気象予報士がこんな風に話すくらい、鹿児島の気象、自然は素敵なのです。

 次に方言。これもまた同じ県内でも違いがあります。特に、県本土の方言と奄美大島や与論島など県内離島の方言は全く異なります。私は県本土はもちろん離島は奄美大島で暮らしたことがありますが、ほんとに全然違います。ほんとに同じ県なの?と疑われてもおかしくないくらい違います。例えば、ありがとう!という言葉。鹿児島本土では「あいがとさげもす!」ですが、奄美大島では「ありがっさまりょうた!」奄美大島のお隣徳之島では「おぼうだれん!」と言います。うっそ?と思うかもしれませんが、ほんとです。うっそ!?とびっくりしたそこのあなた、そういうとき奄美では「はげ~!!!」と言ってみてください。はげ~は決して失礼な言葉ではないです(笑)標準語だと「あれ~!」みたいな感じで、驚いたときに使う感嘆詞のような方言です。面白いですね。奄美大島の方言を取得したければ、奄美群島のコミュニティラジオ、あまみエフエムでぃウェーブを聞くのが一番かと思います。朝昼夜生放送していて、島口での放送も多いユニークなラジオです。(ちなみに私も生放送で何回か出演したことあります。)インターネット放送で聞けるので気になった方きいてみてくださいね!
(ちなみ「ありがとさげもす」と「おぼうだれん」使ったことない・・・)

 さて、ここまで鹿児島の気候と方言についてざっくりと触れてきました。どちらももっと深彫りしようと思えばいくらでもできるほど、鹿児島の気候と方言は奥が深いと思います。私には鹿児島にはたくさんの宝物の地図があります。ぜひ、興味をもった方実際に鹿児島の地に足を運んで、鹿児島を五感で味わい、みなさんの宝物の地図が鹿児島で1つでも増えたら嬉しいです。

みなさん、今日も読んでくれてありがっさまりょん!!!


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