双極性障害の波をうまく乗りこなせない自分|2年前
この病気の治療を本格的に始めて10数年経つけれど、波を乗りこなせなくて定期的に転覆してる。
一番ひどかったのが、2年前。
軽躁状態になっていることすら気がついてなくて、自分のコントロールを失っていた。
「浪費」「行動切迫」「性的逸脱行為」が目立っていたのに、自分を止めることができなかった。
「浪費」
何に使っているのかわからない状態なんだけど、クレジットカードの利用額が手取りの8割くらいになっていた月もあった。
でも大きな買い物はしてなかった。とにかく買い物回数が多かった。
その当時同居していた妹からは「また通販してる」って言われてたのに、耳を貸さなかった。
Amazonのダンボールが積みあがっていたのを今でも覚えている。
「行動切迫」
週5日働いているのに、土日にどんどん予定を入れてしまう。
予定が空いているのが気に入らない。
結果、心身を休ませる日が確保できないという状態に陥る。
エネルギー切れの主要な原因だったと思う。
「性的逸脱行為」
当時お付き合いしていた人がいたにも関わらず、複数の女性と関係を持っていた。
出会い系サイトの利用もあったけど、既存の知り合いに手を出していたことが多かった。
そこから人間関係がこじれた人もいたし、逆に性にオープンな付き合いができて今も続いている人もいる。そこは悪いことだけじゃなかった。
この部分に関しては別記事にしたいと思う。
これだけエネルギーを使っていれば、当然エネルギー切れを起こす。
2年前は3か月の休職をするくらいひどい抑うつ状態になったりもしたし、その流れで10年勤めた仕事も退職した。
双極性障害の波を乗りこなせないと社会的な損失を被るということを体験してしまったのである。
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