[韓国語翻訳]非常戒厳令に対するMZ世代の抗議の仕方
本記事は、2024年の暮れに隣国で起こった政治的混乱に関する現地メディアの報道を日本語訳と付属資料でまとめました。
内容は以下の記事の日本語訳(by韓国語学習者)です。
※意訳と簡略した内容があり。翻訳の専門家ではありません。参考程度にご覧ください。翻訳ミスがあった場合、指摘していただけると幸いです。
国会前のkpopのファンたち…MZ世代ならではの抗議デモ
国会前に現れたKpopサイリウムの波
7日の夜、国会(韓国)の前で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾に賛成する数十万人の市民がKpopソングを歌い、彼ら自身の意思を示した。尹大統領の弾劾訴追案が投票不成立で破棄される可能性が高い状況にあるからだ。
この夜、国会前はアイドルバンドDAY6の“welcome to the show”、G-DRAGONの“ピタカゲ”、少女時代の“また巡り逢えた世界”などKpopソングが流された。いわゆる「キム・ゴンヒ(金建希/尹大統領の妻)特別法」が否決された直後だ。
Kpop コンサートで使われる「サイリウム」も登場した。アイドルグループTHE BOYSのサイリウムを持ってた来たという20代のキムさん①は、「焼き鳥が好きなんですけど、それを食べようと思っていたお金でタクシーに乗って来た」と言う。
それとともに、「まだTHE BOYSのコンサートにも行ったことがないけど、今回の集会で初めて使います。」と「このサイリウムには蝋燭モードがあります。蝋燭の代わりに使おうと思って持ってきました。」と言った。
19才のキムさん②は、BTSのサイリウムを持っていた。キムさん②は「今年は大学修学能力試験(日本のセンター試験/共通テストにあたる)を受けて友達といたんですが、ニュースを見て今日は弾劾訴追案の票決がある重要な日だと聞いた。」と「この集会の力に少しでもなりたくて、どんなものを持っていこうかと悩んだ末に、明るく光るサイリウムを持ってきました。」と述べた。
99年代~20年代初期のアイドルのサイリウムも持参する人も。イさん(39才)は友人とH.O.T(kpopアイドルの草分け的アイドルグループ)、SHINee、歌手パク・ジフン(元Wanna One)のサイリウムを持ってきていた。彼女は「非常戒厳令は戦時の状況下で下されるもののはずなのに、今のこの状況で使うなんてあり得ない。黙っていられなかった。」と述べた。
平和に集会しましょう
中高年層のための歌も流れた。ナムジンの「ドゥンジ」、キム・ヨンジャの「アモール・ファティ」、PSYの「チャンピオン」なども再生された。これらは歌詞を「尹錫悦(ユン・ソンニョル)弾劾」「投票しろ」「弾劾しろ」と変えて歌われた。
青い光のサイリウム高く上げたユさん(46才)は、「歌もあるけれど、国民一同に力を合わせることに意味があると思います。」また「票決の結果には失望しましたが、同じ気持ちを持った人たちがこんなにたくさんいるという事実が、せめてもの慰めになります。」とコメント。
舞台の上でマイクを握る司会者は「国会に侵入しようとする一部市民がいますが、平和な集会にしたい」そして「集会は今日だけで終わる訳じゃない。」と表明した。
ノーベル文学賞を受賞したハン・ガン作「少年が来た」を手にしている市民も見受けられた。「少年が来た」を持っていた20代のキムさん③は「この本は光州民主化運動についてかかれています」そして「戒厳をすれば小説の内容のようになるかもしれないと思った。本を持っているだけでも力が沸いてくるんです。」と言っていた。
国会は、この日の午後本会議を開き、「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の配偶者である金建希(キム・ゴンヒ)の株価操作事件などの真相究明に向けた特別検事の任命等に関する法律案再議の件」を在席300人に賛成198人、反対102人で否決させた。
今後、国民の力(政権与党)の議員が本議場を出て、尹大統領の弾劾訴追案も破棄される可能性が高くなったことを示している。