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待つって大切、本当に大切、何を差し置いても大切

自分の調子が自然と浮上してきたな~と思う今、とても感じるのは「待つ」ことの大切さ。

調子が上がらない時や不安・焦りが強い時って、どうしても「早くどうにかしたい(もしくは、早くこの不快な感覚を取り去らなきゃ)」というコントロール欲求が過剰に働きやすいんですよね。
それ自体が”症状”なんだよって言われた時は、本当にその通りやわ~と深く頷いたものです。

でも、私たちは「待つ力」がものすんっごく弱っているのだと思う。無意識的に弱るようなことばかりしているのだと思う。

スマホでアプリを使っててほんの少しでも接続が遅くて待たされると「あれ~遅いな~」と思うもんだし、LINEで返信が早く来ないと不安だ!って人もいるだろうし。
私もせっかち野郎な部分があるので、いとも簡単にイラっとします(笑)


でもね、本当に、待つことって大切。マジで大切なんだよ。何事においてもまずは「待つ」なの!
それは、①身体視点②運気のサイクルの視点の2点から。


まず、身体。

心身のセルフケアを習った時に知ったんですが、私たちの神経系って「余白の時間」によって調整されるのです。

例えば、私は日常的にヨガをするんだけど、いつも意識しているのは動きを止める時間をこまめに取ること。

何か一つポーズをした後、休む。意識的に深呼吸をした後に、普通の呼吸に戻す。グっと力を入れた後に、ふわっと緩ませてそのまま放置する時間を作る。
これらは全部余白の時間です。

これがないと本当の意味で緩まないので、レッスンのペースに追い付くことやポーズを正確にやることに精一杯な人は、ゆったりペースのレッスンの方がオススメ。

余白の何がいいって、ふぅと力を抜く時間を作ることで、血の巡りを感じたり、身体の余計な力みが解ける感覚をダイレクトに感じることができる。

この感覚があってこそリラックスできるし、それを得るためには「何もせずにただ身体の動きを待ってあげる」のが必要

レッスンの最後にシャヴァーサナ(ただ仰向けのまま力を抜くポーズ)があるのは、余白で調整するため。インド人って凄いなぁ🤣


2つ目は、運気のサイクル的なこと。

私たちの心と身体はどうやったってこの大自然・大宇宙の気の流れの影響を受けていて、
人間全てに共通している大局的な部分と個々の人生のサイクルとが密接に絡み合っている。

東洋思想で「万物の全ては変化し続ける」と言われるように気の流れも変化し続けているけど、
そのプロセスの中では「運気が悪い、低迷している」と感じる時期ももちろんある。

(でも、この感覚自体もとても人間的・3次元的な感覚に過ぎないんだけど)

そういう時期に当たっている時はもう、

ドタバタしない。たじろがない。無理矢理どうこうしようとしない。

ここに尽きる。事前に「この時期はキツイだろうな」と分かってても多少はドタバタするんですが、降参するのみ(笑)

運気の流れは多かれ少なかれ無意識的に皆感じ取っているものだけど、気の流れを感知しやすい敏感な人にとっては結構強烈ですよね。

モロに「うわぁ~」って分かるから(←これだけで伝わってくれ)
それが分かる人と会話するとだいぶ気が楽だし、感じたままを受け取ってやり過ごすのがベスト。

でも、必ず終わるから。辛い時期がず~っと続くわけじゃないし、待ちの姿勢をず~っと保ち続けなきゃいけないわけでもない。

それが分かってるだけ、少し心にゆとりを持ちつつ「待つ」ことができる。


どうにもこうにも体調が悪かったり、自分自身がぼろぼろと崩れるような精神的キツさを味わう時期もあるんだけど、それでも、

その時に出来る1ミリのことをやって、待つ。ひたすらに待つ。


食べたいものを食べるとか、日の光を浴びるとか、いつものルーティンをこなすとか、そんな当たり前レベルでいい。
「たった1ミリ」を着実に積み重ねながら、待つ。

そうすることで時間は流れ、自然と本調子に移行する。忘れちゃいけない教訓だなぁ。


元気がない時ほど、元気になろうとしない。
落ち込んでる時ほど、上げようとしない。
焦りや不安が強い時ほど、その状態から何かを選ぼうとしない。

自分を待ってあげる。

自分の中で「あ、大丈夫だ。戻った」って思う感覚が立ち上がる日は必ず来るし、
そんな日が来ることを誰よりも信じながら誠実に自分を待ってあげるのです。

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