「自身の存在価値を感じられているか?」メンバーにも自身にも問い続ける営業部長 杉山が貫く想い
※NINJA SIGNは2022年3月8日をもって「freeeサイン」へと名称変更いたしました。
※2022年8月20日付で、社名をfreeeサイン株式会社に変更いたしました。
2020年2月にサイトビジットに入社。現在、NINJA SIGNの営業部長を担っている杉山は、「働く上で重要な鍵を握っているのは『存在価値を感じられるかどうか』」だと言います。そう考えるに至ったこれまでのキャリアの歩みと、今後のキャリアビジョン、そして、営業部長という立場から見るNINJA SIGNの事業展望やマネジメントで大切にしていること、メンバーへの思いについて聞いてみました!
営業から技術サポートまで、事業を体系的に経験してきたキャリア
オフィスの通信インフラを提供するクラウド・アプリケーションベンダーで約17年間キャリアを積んでいた杉山。
「今でこそ社員数600名を超える大手上場企業ですが、私が入社した頃は未上場、社員数約40名でした。そのような環境でしたので、営業で入社した私も、営業だけでなく、マーケティングや技術サポートの責任者も含めてさまざまなポジションを経験しました。」会社の急拡大期に立ち会えたことも含めて、とてもラッキーだったと言います。
「3年に1回程度の短いサイクルで役割が変わり、元来飽き性の私にとって、純粋にとても楽しかったです。また、事業をさまざまな角度から俯瞰することができたおかげで、事業運営や事業推進について体系立てて理解できたことは、一ビジネスパーソンとしてとても大きな財産になりました。」
「未来を感じる領域で戦いたい。」だからサイトビジットへ
杉山の話を聞いていると前職はかなり充実しているように思えたので、転職した理由を尋ねてみると…
「前職では新入社員向けの研修で登壇する機会が多く、そのとき、『これからはきっと75歳まで働くことになるよ。50年以上働くんだから、働くことをもっと楽しもう』というメッセージをよく話していて。ある時、話しながらふと自分に置き換えて、ちょっとぞっとしたんですね。」
当時、杉山は役職が上がっていたこともあり、すでに「必要なときに呼んでくれ、意思決定はするから」という状態だったそうです。「たまたま前職の急拡大期に在籍していたからこそ、上の役職まで押し上げてもらったという感覚が強かったこともあり、自身の社会的価値への疑問と、他社からの評価に対する好奇心から転職活動をしました。」
そこでサイトビジットに出会い、そこからはあっという間に入社を決めたとのこと。
「前職でリーガルテックを扱う会社とお取引があり、リーガルテックはその将来性から売上高に対し時価総額が高い領域だという印象がありました。そんな『未来を感じる領域』で戦うのってどんな感じかなと思い、サイトビジットの選考を受けることにしました。選考過程で代表の鬼頭さんをはじめとした経営陣と話をする中で2人に惚れまして。経営層の方というのは誰しも我欲が強いものだと思うんですが、2人は会社や事業の成功、仲間の成功ということを大切にされていると感じたんです。ビジネスパーソンとしてそんな2人の姿に惹かれたし、一緒に戦いたいなと思いました。あとは、ベンチャーで刺激を受けたかった自分もいました。」
そう語る杉山は、「自身の存在価値をもっとも発揮できる仕事をする」という軸を持っていたと言います。
「私の強みはこれまで培ったマネジメントスキルと事業全体を俯瞰して体系立てて理解している点だと考えていたので、立ち上げ期の事業においてその強みを存分に生かしながら成果が出せそうだという点も魅力でした。」
自身の強みを明確に把握している杉山だからこそ、「自身の存在価値を最大限に感じられる」最適な場所を見つけられたんですね。自分の強みはどんなところなのか、どんな場所で活かすことができるのか改めて見つめ直してみるのも良さそうです。
電子契約で日本のビジネスの『当たり前』を変えたい
NINJA SIGNセールスグループ全体をまとめるマネージャーを経て、現在はアライアンスグループのマネージャーを担う杉山。これからの事業ビジョンについて聞いてみると…
「電子契約というサービスを通じて、日本のビジネスの『当たり前』を変えていきたいと考えています。電子契約が普及している欧米に比べ、日本ではまだまだ書面での契約が一般的です。リモートワークが急速に広がる中、政府主導で電子契約が推進されていますが、遅遅としているのが現状です。そんな中で、マーケットをリードする存在として、1社でも多くの企業に導入いただけるよう邁進することで、当たり前とされる日本の商慣行を、そして社会のあり方を変えていきたい。そう考えながら事業推進に取り組んでいます。」
とても忙しい毎日の中、自分たちこそが社会を変えているんだ、という使命感を持ったメンバーが多いのではと語ります。
メンバーの価値を見つけて、磨いて、周囲に発信する
NINJA SIGNへの熱い想いを持つ杉山。メンバーへの想いも同じように熱いのか気になります。
「ビジネスパーソンにとっての幸せは、自身の存在価値を感じられるかどうかだと考えています。ですから、営業部長としては、メンバーの価値を見つけて、磨いて、周囲に発信することを意識しています。それはメンバー同士でも同じで、お互いに価値を見つけ合う、伝達しあうということを続けることで、すべてのメンバーが自分の価値を感じられる組織になるだろうと思います。マネージャーとして組織運営でもっとも大切にしているのはそこですね。」
また、杉山はメンバーと上司の間に嘘が生まれないように気を付けていると言います。
「人間は多少なりとも嘘をつくことがあると思います。悪意なく仕事の場で本音は出づらいものです。しかし本当の気持ちが分からない状況でアドバイスしても意味がありません。」
そう語る杉山は、嘘をつかない方が良いんだなと思ってもらえる立ち振る舞いをすることを心がけているそう。
「メンバーも人間なのでお客様に対して腹を立ててしまったり、会社にネガティブな感情を抱いてしまうこともあります。そこで叱ってしまうと部下はもう本音を言ってくれなくなるので、まずは寛容的な態度で向き合っています。」
メンバーへの愛情が感じられます。実際、メンバーと杉山のやり取りを見ていると、お互いありのままで接しているということが伝わってきます。和やかな雰囲気で笑い合っているときもあれば、疑問に感じたことはまっすぐにぶつけていく、そんなやり取りが見受けられます。
自身の存在価値を感じられるかどうか、このことに軸を置きサイトビジットにやってきた杉山は、それ以上にメンバー自身の価値を見つけて伝える、自分自身で感じてもらうことを大切にしています。
編集後記
前職で様々な経験をしている杉山はセールスグループの要の存在です。セールスメンバーに杉山の印象を聞いてみると「フランクすぎるくらいフランクで、いつもモチベーションを上げてくれます。皆の精神的支柱のような存在ですね」とのことでした。部下とも助け合いながら日々セールスチームのマネジメントに励む姿には私たち編集部もつい笑顔になってしまいます。