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2016年8月の記事一覧
SNSに会話は存在するか、メガネは顔の一部になってはいないか問題
わたしが個人的にSNS上でいちばん気をつけていることは、「書くことと自分が近くあること」だ。わたしがだれかと会って話すことと、SNSで書いていることの間に、なるべく差やちがいをつくらないようにしたいと思っている。
それはわたしが勝手にそうしたいというだけで、もちろんSNSだからできるキャラ設定や、SNSだからできる発言、SNSでは言えないことなどもあるだろう。ただ、わたしは書いていることと本人が
自信があるとか、ないとか。
「自信があるからできるんですね」と「どうしてそんなに自信がないの」両方とも言われることがある。そして両方ともに「むぐぐ・・・」となってしまい、ちゃんと答えられない。
たとえば、わたしはシングルマザーなので、こどもを育てることと仕事をして生活費を稼ぐことをひとりでやる。どんなにグズってもやらなければいけない。はじめから自信があったか?と言われると「ないよ!」と言い切れる。
自信がなかったら誰かが
なぜクッキーなのか ⑤【続・シングルマザーのクッキー屋の話】
⑤ Will :意思の確認 計画の策定(つづき)クッキーにしよう、と決めた。
それを、だれがよろこぶか。
ただ、どこの誰だかわからない(有名ではない)人が作ったクッキーを、誰が買うというのか。わたしなら買わない。
ここで、(どこの)(だれに)を考えて、実店舗をかまえるリスクと費用がこわかったので(お金もない)、オンラインショップで通販(どこの)にしようと決めた。いくらぶん作れるかわかってい
わすれたり思い出したりわすれられなかったり
23時すぎにマンションのエントランスからきこえる父の咳払いで毎晩目を覚ましていた。父はお酒を飲んで帰宅すると、いつもマンションの敷地に入ると大きな声をあげた。ばかやろう、このやろう、あのやろう、となんの意味も持たない言葉を怒鳴りながら自宅へ続く階段をあがってきた。こわいのとはずかしいのとで、夜がだいきらいだった。
そのせいか、わたしはお酒を飲んで怒るひとがとても苦手だ。そして、今でもねむるのがヘ
食べものと言葉でのこしたいもの
あーちんはひとと食べものをセットでおぼえている。
彼女が2歳のときに友人と行った沖縄で、暑くて汗をたくさんかいて、話し声も聞こえないくらい蝉がジャンジャンと鳴くなかで食べた塩せんべいをあーちんはとても気に入って、朝起きたらひとりでちびちびと食べていた。その時の友人のことは今でも「いっしょに塩せんべいを食べたよね」とおぼえている。
先日、昨年の初夏に亡くなったともだちのトンの話になったときも、た
こどもの自殺について、わたしがあーちんに話したこと
「9月1日は18歳以下のこどもの自殺の数がいちばん多い」というニュースを、毎年夏休みの終わりに目にする。
自殺について、いじめについては、気軽に書くものではないとは思うのだけれど、わたしが自分のこども(あーちん)に今まで話してきたことを、ちょっと書き残しておこうと思う。ある親子の会話の記録として。
家にテレビがあって、夕方のニュースをこどももいっしょに観ているというシーンはよくある。そして、こ
「考えるってどうやるの?」(読書感想編)
「じぶんがどうしたいかわからない」
「考えるってどうやるの?」
そう問われて思い出したことがある。
こどものころ、「読書感想文」が書けなかった。
ある本(物語)を読んで感想を書くときに、望まれているのが「文章の一部抜粋」「それについての感想」「自分の体験」「読んだときの気持ち」などを書けばいいということはわかっていたけれど、わたしはそんなふうに本を読んだことは一度もなかった。
まず、その感
スズメになりたかったあーちんと、子育ての「わからない」について
まわりのひとよりすこしだけ早く子育てをしたので、時間差で、今子育て真っ最中のともだちに、あーちんがちいさいころのことについて「こんなときどうしてた?」などと聞かれることがある。
今ふりかえって思うことと、当時のわたしに見えていたものには差があって、「今思うとそうだけど、そのときはよくわからなかった」ということばかりで、当時も「今はわからないけど、これはどういうことなのかいつかわかりたい」と思って