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巡る、廻る、関係。
休日になった。
まずすることは、部屋の換気。寝室やキッチン、風呂、トイレは必ず休日に換気する。
風がめぐると、自分も元気になるような気がする。
桜が咲いたのがこの間と思っていたのに、いつの間にか散って鶯が鳴いている。
すべてがめぐっていく。
友情というのも、まためぐっていくもののようだ。
長いことずっと友達でいれる人もなかにはいるのかもしれないけど、だんだんと疎遠になる人がいる。
自分は案外寂しがりで、自分でも嫌なのだけれども一人だけで悩みを抱え込むと壊れそうになるところがある。
どうにか自分で解消できる方法を探して今でもいるところだけれども、誰かと話す時間や、話し合うなかで答えを見つけるようなところがあるのだ。
だから、この人とはずっと付き合っていきたいという人は離れてもできるだけ忘れられないように年賀状や季節の行事はするほうだ。
でも、関係はお互いにそう思っていないと続けることはできない。これはどちらが悪いとかでもないと思う。
しんどい時、自分が情けなくて消えたいとき、自分が自分で認められないときに、そばにいる人が眩しく見えて消えたくなる時ってないだろうか。
ともすれば、その人の不幸さえも祈ってしまってそういう自分が心底嫌いになってどうしようもない時ってある。
その人が嫌いになったわけでもないけど、付き合っていけないときってある。
すべては自分の都合だから、自分との闘いが終わったときその関係は終わっているときもあるけれど。
きっと、いまいる場所も、関係も、このつらさも。
永遠ではない。
無情だけれど、情のある世界では終わった関係からまた新たな関係が始まることもある。必死にひとりでもがいたり、じっと辛さに耐えていた期間にあった人と新たな関係が始まるときもあるのだ。
すべてがめぐるなかで生きているから、せめて自分のいま心地よいこと、やりたいことには正直でいたい。きっと、自分をごまかしている間にもその時は過ぎていく。