飼猫を病院に。泣いてしまった話。
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※専門的な内容は獣医の発信情報をご確認ください。
このNOTEでは、飼い猫を病院に連れて行って泣いてしまった出来事について書きます。
✅1、年末年始の帰省後、頻尿に。
年末年始、長野に帰省しました。1週間ほどの帰省だったため、東京に飼猫をお留守番させるわけにもいかず、一緒に長野に帰省しました。寒波の中、片道3時間ほどの移動だったと思います。
以前は、東京-大阪間を二か月に1回ペースで移動する経験をしていました。東京-大阪間の移動の場合、合計4.5時間ほどかかっていました。それに比べれば3時間は時間的に短く、あまり心配をしていませんでした。
年が明けて東京に帰ってくると、飼猫が頻尿になってしまいました。おトイレに入って出てきたと思ったら、数分後にまたおトイレに入る。そういったことが繰り返されたため、心配になり動物病院に連れて行きました。
診断時、膀胱に尿があまり残っておらず尿検査はできませんでした。『突発性膀胱炎』と診断され、お薬で経過観察するよう言われました。
段々とおトイレに行く頻度は、通常の頻度に戻ってきており安心してきた矢先、今度は尿に血が混じっていることを発見しました。
✅2、血尿に。
飼猫の尿に血が混じっていました。すぐに病院に行くことができず、中1日空けてやっと本日病院で診察を受けることができました。
尿検査をしていただきました。尿道からカテーテルを通して直接採尿するとのことでした。採尿時の鳴き声は今も耳に残っています。
採尿するときは飼猫を診察室にお預けして、私は待合室で待ちました。おそらく、猫が暴れてしまうことを防げるよう複数人で採尿作業をするため、私が診察室にいてもお邪魔になるのでしょう。
猫ちゃんが暴れて採尿できない場合は麻酔をして大人しくなってから採尿する場合もあるようですが、今回は麻酔なしで採尿をしました。
待合室で待っていると、診察室から今まで聞いたことのないような飼猫の鳴き声がしました。最初はあまりの鳴き声の大きさに人間かと思ってしまいました。
聞いたことがなかった鳴き声だったため、他の方の猫ちゃんが鳴いているのかと思いましたが、鳴き声がする診察室にはうちの飼猫しかいません。すぐにうちの飼猫だと分かりました。
分かった瞬間に、涙が出てきました。
人間の声だと間違えるほどに大きな声で鳴いていて、そのつらさを想像してしまうと苦しくなりました。小さな体で、あんなにも大きな声を出して、相当つらかったのだと思います。
✅3、尿石症(ストルバイト)
※専門的な内容は、獣医の発信情報をご確認ください。
尿検査の結果、尿石症(ストルバイト)だということが分かりました。血尿は、尿に微細な砂のような結晶ができてそれが細胞を傷つけて出血していたことが分かりました。
このストルバイトという結晶は本来であれば、弱酸性の猫の尿の中で溶けてしまうそうです。しかし、尿がアルカリ性になってしまうとストルバイトが溶けず、血尿になってしまうことがあるそうです。
実際、尿の酸性/アルカリ性を示す数値pHは8.5でした(猫ちゃんの場合は6~6.5が正常)。アルカリ性の傾向がかなり強いそうです。
✅4、食事療法
お水をたくさん飲ませ、尿を弱酸性に戻す食事をとるというのが対処法とのことでした。
いくつかキャットフードのサンプルをいただき、飼猫に合うものを探るひつようがあるそうです。
お薬と食事を変えることで経過を見てみます。一月後再度尿検査をする予定です。
✅5、何を言っているか分からないことによるつらさ
当然、私には飼猫の言っている言葉が分かりません。痛みを抱えていそうな鳴き声なのか、何を訴えているか分かりません。その気持ちを想像することしかできず、その無力感につらくなった1日でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。