私が考える『一休.comレストラン』の事業としての魅力
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『一休.comレストラン』をご存じでしょうか。
『ワンランク上のレストラン予約』というコンセプトのレストラン予約サービスです。私は『一休.comレストラン』を利用してレストランを予約しているヘビーユーザーです。
ユーザーとして、『一休.comレストラン』というサービスが好きなのですが、その事業もとても魅力的だと考えています。このnoteでは、株式会社一休の社員でもなんでもない私が、『一休.comレストラン』の魅力を書きます。あくまで個人的な意見であることをご承知おきください。
✅1、株式会社一休と『一休.comレストラン』
そもそも、『一休』と言えば高級ホテル予約サイトをイメージするのではないでしょうか。おそらく、一休のサービスの中で世の中的に知名度が高いのは高級ホテル予約サイトの『一休.com』だと思います。
本note記事でフォーカスしたいのは、株式会社一休が手掛けるレストラン予約サービスの『一休.comレストラン』の方です。
✅2、他レストラン予約サービスとセグメントがかぶっていない
私が考える『一休.comレストラン』の一番の強みは、他レストラン予約サービスとユーザーセグメントがかぶっていない点です。レストラン予約と言えば、『食べログ』や『ぐるなび』、『ホットペッパーグルメ』を思い浮かべます。
これらのサービスにはもちろん、高級レストランの掲載もありますがどちらかというと、友人と良くご飯の場所を探すために使うようなイメージが強いです。数多くのお店が掲載されていますが、高級レストランを予約するために使うかというと、そのイメージは強くありません。
その点、『ワンランク上のレストラン予約』というコンセプトの『一休.comレストラン』は、ユーザーセグメントが他レストラン予約サービスとかぶっていないのです。これはとても大きいメリットです。
✅3、中長期的な視点に立つと追い風
世の中的な動きを考えたとき、ワンランク上のレストランを予約したい層に対して提供できるサービスを持っていることは、追い風の状態だと思います。『ワンランク上のレストランを予約したい』と考える人が今後増えていくと考えています。
3-1、デートの利用拡大の可能性
例えば、現在では男女がマッチングアプリを通じて出会うことは珍しいことではなくなりました。マッチングした方とデートすることになったとして、そのお店をどのように探しますか?
デートで行くお店なので、大衆居酒屋というよりはちゃんとしたお店を探したいはずです。『新宿 デート レストラン』とググったとしても、まとめサイトが多くヒットし、そこに掲載されているレストランは既知のレストランが多く、評価が高くない印象があります。
その点、『一休.comレストラン』は、デートに使えるレストランばかりが掲載されています。今後マッチングを使用する人口は伸びると考えると、『いいレストランを予約しよう』と考える機会も増えるはずです。その時、『いいレストランを予約できるのは『一休.comレストラン』だよな』と思わせることができれば、売上は今よりも伸びていくのではないでしょうか。
3ー2、『いい料理を食べたい』という欲求はなくならない
不景気になってお金が無くなったとしても、記念日などに何か特別なことをしたいという欲求はなくなりません。その時、お金がないため旅行に行くことはできなかったとしても、『いつもよりもワンランク上のご飯を食べよう』はできる気がします。
食事は人間の『衣・食・住』の3大欲求の一つです。『いい料理を食べたい』という気持ちはなくならないでしょう。『一休.comレストラン』は欲求にかなったサービスなので、サービスの品質が低下しなければ大きくユーザー数を失うようなサービスではないような気がします。
3-3、リアルな価値の向上
『メタバース』などのバズワードが出ているように、VR空間の拡大は続いています。まだまだ『一部の人が』という印象が強いVR空間ですが、今後VR空間が当たり前になったとき、リアルの価値はより向上していくと思います。
特に、VR空間でいくらリアルな体験ができるようになったとしても、美味しいご飯を食べるということは、物理的に場所を移動してレストランに行かないと難しいものです。
そのため、VR空間が広まれば広まるほど、リアルの価値は上昇し、VR空間でできない『食』というものの価値も上がってくると考えています。その時、『ワンランク上のレストラン予約』ができる『一休.comレストラン』は強いと思うんですよね。
✅4、『一休.comレストラン』の伸びしろ
中長期的には右肩上がりになるのではないかと考えている『一休.comレストラン』ですが、課題も多いように感じます。
4-1、3,000円~4,000円のレンジが弱い
『ワンランク上のレストラン予約』というときに、皆さんはいくらぐらいの価格帯を想像しますか?3,000円~4,000円はワンランク上のレストランでしょうか?お酒代は抜きとして、3,000円~4,000円のレンジは十分『ワンランク上』だと私は思います。
しかし、『一休.comレストラン』でレストランを検索してみると3,000円~4,000円のレンジはそこまで掲載店が多くはありません。特にランチ帯で少ないように思います。
前述のマッチングアプリでデートに使うレストランを考えたとき、ランチで3,000円~4,000円のレンジはドンピシャのように感じます。
4ー2、地方が弱い
『一休.comレストラン』に掲載されているレストランは圧倒的に都内が多いです。以前、帰省したときに母の日に利用するレストランを『一休.comレストラン』で探そうとしたところ、ほとんど掲載レストランがありませんでした。
そもそも、株式会社一休の社員数が300名ほどであるため地方への営業が難しいなどの背景はあるかと思いますが、地方が弱いように思われます。地方でも『ワンランク上のレストランを予約したい』というニーズはあると思うので、もっと地方に力を入れてもいいような気がします。
4ー3、高級レストラン予約=『一休.comレストラン』になるようなプロモーションが弱い
ここまで、『良いレストランを予約したい』と思った時に『一休.comレストラン』で予約するということを前提に書き進めてきましたが、そもそも、良いレストランを予約したい』と思った時に『『一休.comレストラン』で予約しよう』と思う人の数はまだまだ少ないように感じます。
その意味で、もっと広告宣伝費にお金をかけてもいいような気がします。サービスとしては良いものなので十分リターンがあると思います。
4ー4、『一休.com』と連携してホテルモーニングのメニューも載せるべき
『一休.comレストラン』は、ランチとディナーの時間帯でのコースメニュー掲載が主です。ここにモーニングのメニューを足しても良いと思っています。
特に最近では、朝食を押し出すホテルが増えてきています。『ホテルの近くに住んでいるから、ホテルに泊まる必要はないけど、モーニングだけ食べに行きたい。』という層も一定数いるような気がします。
レストラン予約サービスでモーニングを掲載しているものは多くありません。せっかくホテル予約サービス『一休.com』があるので、そこに掲載されているホテルと連携してモーニングメニューの開発もありなのではないかと思います。
✅5、Zホールディングスの社内サービスにアクセスすることができる
2022年6月現在、株式会社一休はZホールディングスの100%子会社です。Zホールディングスの主な子会社にはYahoo! JAPANなどがあります。そのため、Zホールディングスの子会社と連携が取りやすいというメリットもあります。
最近では、グループ企業横断でAI人材を育成するコミュニティ「Z AIアカデミア」でAIを学ぶこともできるそうです。これはとても大きいメリットです。
✅6、メチャメチャポテンシャルがある!
このように、『一休.comレストラン』にはメチャメチャポテンシャルがあるように思います。noteに記載した内容を株式会社一休のレストラン事業部の方にお伝えしたかったのですが、ホームページを見ても適切な連絡窓口がなかったため、この思いをnoteに書きました。
あわよくば、株式会社一休の方に伝わればいいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。