【偏見書評】FACT FULNESS
【偏見書評】
frdmの読んだ本を完全な主観的に解釈した書評です。
特に気付きの部分は今まで読んだ本や今まで得た知識の複合技になるので本の内容とズレる場合も多々ありなのでご了承を。。。
■分断本能
「世界は分断されている」という思い込み
話の中の「分離」を示す言葉に気づくこと。
・「平均の比較」に注意しよう。
・「極端な数字の比較」に注意しよう。
・「上からの景色」であることを思い出そう。
分断本能を抑えるには…
大半の人がどこにいるか探そう
■ネガティブ本能
「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み
「グラフは、まっすぐになるだろう」という思い込みに気づくこと。
・なんでもかんでも、直線のグラフを当てはめないようにしよう。
ネガティブ本能を抑えるには…
悪いニュースの方が広まりやすいと覚えておこう
■恐怖本能
危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み
「恐ろしいものには、自然と目がいってしまう」ことに気づくこと
・世界は恐ろしいと思う前に、現実を見よう。
・リスクは、「危険度」と「頻度」、言い換えると「質」「量」の掛け算で決まる。
・行動する前に落ち着こう。
恐怖本能を抑えるには…
直線もいつも曲がることを知ろう
■過大視本能
「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み
ただ一つの数字が、とても重要であるかのように勘違いしてしまうことに気づくこと。
・比較しよう。
・80:20のルールを使おう。
・割り算をしよう。
過大視本能を抑えるには…
数字を比較しよう
■パターン化本能
「一つの例が全てに当てはまる」という思い込み
ひとつの集団パターンを根拠に物事が説明されていたら、それに気づくこと。
・同じ集団の中にある違いを探そう。
・違う集団の間の共通項を探そう。
・違う集団のあいだの違いも探そう。
・「過半数」に気をつけよう。
・強烈なイメージに注意しよう。
・自分以外はアホだと決めつけないようにしよう。
パターン化本能を抑えるには…
分類を疑おう
■宿命本能
「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
いろいろなもの(人も、国も、宗教も、文化も)が変わらないように見えるのは、変化がゆっくりと少しずつ起きているからだと気づくこと。
・小さな進歩を追いかけよう。
・知識のアップデートをしよう。
・おじいさんやおばあさんに話を聞こう。
・文化が変わった例を集めよう。
宿命本能を抑えるには…
ゆっくりした変化でも変化してることを心に留めよう
■単純化本能
「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
ひとつの視点だけでは世界は理解できないと知ること。
・自分の考え方を検証しよう。
・知ったかぶりはやめよう。
・めったやたらトンカチを振り回すのはやめよう。(ものによって最適な道具を使うようにしよう)
・数字は大切だが、数字だけに頼ってはいけない。
・単純なものの見方と単純な答えには警戒しよう。
単純化本能を抑えるには…
ひとつの知識が全てに応用できないことを覚えておこう
■犯人探し本能
「誰かを責めれば問題は解決する」という思い込み
誰かが見せしめとばかりに責められていたら、それに気づくこと。
・犯人ではなく、原因を探そう。
・ヒーローだけでなく、社会を機能させている仕組みに目をむけよう。
犯人探し本能を抑えるには…
誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じよう
■焦り本能
「いますぐ手を打たないと大変になる」という思い込み
「いますぐ決めなければならない」と感じたら、自分の焦りに気づくこと。
・深呼吸をしよう。
・データにこだわろう。
・占い師に気をつけよう。
・過激な対策に注意しよう。
焦り本能を抑えるには…
小さな一歩を重ねよう
【総評】
世の中、ネガティブなニュースばかりしか流れない。。。
なぜネガティブなニュースしか流れないかは諸説ありますが。。。
世界は自分が思っていたほど悪いわけではない、むしろよい方向に向かっている。
多分ニュースも嘘を言っているわけではないと思うが「伝え方」次第でポジティブなニュースもいくらでもネガティブに見せることが可能です。
いくら数値化して偏った見方をすればポジティブな情報もネガティブに変換することが可能です。それを見抜くために10個の本能の対策を使って「真実を見抜く」ということが大切。
これは「世界」という大きな単位から「個人」という小さな単位でも考え方は同じだと思います。
願わくばネガティブな情報より、ポジティブな情報に囲まれて生きていたいですね。。。
では。。。
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