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学校が辛いなら–私の経験

夏休みが終わる時期ですね。

この時期、憂鬱なお子さん、とても多いと思います。

わたしの子どもも、長く学校を休みました(いわゆる不登校)が、本人が行きたいと思えるようになってから、ゆっくり行くようにしました。

もちろん、学校を休んだあと、また学校に行くのか、それとも学校とは違う場所でさまざまな学びの機会を得るのかは、そのお子さんの個性やご家庭などよって異なるので、一概に学校に戻るのが唯一の選択肢ではなく、大人が子どもの思いを無視して一方的に学ぶ場所を決めるべきではないということです。

我が子はゆっくり自分の時間を持つことで元気になり、将来を自分で考える力が身につき、今は元気に高校で好きなことをしています。

周囲の大人に休みなく走らされた結果、息切れするのは当然ですし、一旦立ち止まりたくなるの自然なことです。身体や感情が命の基本なんですから。

教育学の歴史を研究していると、学校や教育とは、日本が明治に近代化してから、日本社会を維持するための制度であったことがよくわかります。

だから、あくまで集団の維持のための制度であって、個人が息苦しくなるのは当然なんです。

嫌なら休む、学校に行くか行かないかは子どもの自由です。

親御さんは、黙って見ていてあげるだけで大丈夫です。

学校や学歴は、命を削ってまで大事にするものではありません。

衣食住に満ち足りて、感情的にも肉体的にも穏やかに、安心して、毎日を過ごすこと。
子どもにとって必要なのはこれだけです。

こうした生活や精神面の土台が揺らいでいるときに、学校に毎日通うとか、教育的な取り組みは、ほとんど成り立ちません。

子どもたちを守り、自由に、安心させるのは大人にしか出来ません。

長い人生、今この瞬間の幸せを大事にしていきたいものです。

時間をかけていきましょう。
子どもを守るために、ご家族も、どうか気楽に考えて。

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