指導力を左右する「構造化」スキル
今回は少し真面目に書いてみようと思います。
「経験値」という財産。みなさんはどんな使い方をしているでしょうか。
無駄と思える過去の経験もすべてが無駄とは言い切れません。
現代のビジネスに生かすためには、その経験を一度整理して、
今の現状にあった仕組に進化させていく必要があります。
その際に意識していきたいことが「構造化」です。
現代のマネージャーが指導力を上げるには、この構造化スキルが必要不可欠です。
「構造化」を簡単に言えば、物事や事象を「上位」の対象と「下位」の対象に要素分解し、さらにこれを詳細化することを言います。
図にすると、ツリーのような形になります。
構造化することのメリットは、以下のようなことがあります。
・問題を解決する際に「抜け漏れやダブり」を発見しやすくなり回避できる。
・問題の原因を見つけやすくなり、迅速かつ的確に対処しやすくなる
・事象の関係性がわかるので、問題解決の優先順位がつけやすくなる
・情報が整理されるので、コミュニケーションがしやすくなる
部下に多くの情報を伝達する際には特に効果的です。
自分自身の経験を伝える、それをもとに育成する際に、この「構造化」は最適だと言えるでしょう。
とはいえ、「構造化」・・・ そういう時に、様々なフレームワークが役に立つのですが、「ちょっと難しそう」など苦手と思われる方も多くいると思います。
そこで、構造化を難しく捉えず、簡単に実践できることを紹介します。
1. 経験をいくつかの項目で要素分解する
例:「いつ」「どんな場面で」「誰と」「何があったのか」「その関連性や理由は何か」
2. 同様のパターンの経験を、さらに同じように分解し、共通点を見つける。
3. その共通点から何が言えるのかを整理する
4. 整理した要素に「要素名」と「定義」をつける
事象の各要素から全体像が可視化され、その定義や関係性までが説明できるようになれば
「構造化」の第一歩です。
例えば、上記のように「体調不良」を起こしているスタッフがいるとします。
頭で「どうしたんだろう」と心配するのではなく、このような図解が頭の中に描かれれば対応も早くでき、問題も大きくなりません。
起こりうるすべての事象に対して、このような図解イメージを癖付けていく事が
マネージャーとしての指導力を加速させます。
今回は少し硬い記事になりましたが、興味のある方は参考にしてみてください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。<(_ _)>
また次回の記事でお会いしましょう。
ではでは。
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