フランスバレリーナの1日の食事
フランスバレエの専門家、harukaです。
日本にはバレエ団付属のバレエ学校というのがまだまだ少ないのが現状です。しかし海外ではプロのバレリーナになるためにはバレエ団付属のバレエ学校に入学するのが必須です。
そしてそういったバレエ学校に入学するためには厳しい身体条件をクリアしなければいけません。クリアするためには徹底された食事制限が必要になります。
今回はパリ・オペラ座バレエ学校に入学するための条件を解説し、実際に私が受験日向けて準備していた時の食生活を紹介していきます。
バレエ学校に入学するための身体条件
パリ・オペラ座バレエ学校のオフィシャルのサイトを見てみると
・ 8歳から11歳
・ 11歳から13歳
・ 13歳から17歳 と3つのカテゴリーに分けられています。
どのカテゴリーに属していても身長と体重の制限があります。バレエ学校が定めている数値をオーバーしてしまっている場合、まずは身体条件を満たすことから始めなければいけません。
私が初めてパリ・オペラ座バレエ学校を受験したのは12歳の時でした。
11歳から13歳のカテゴリーを詳しく見てみると、12歳の女の子だと身長は150cm以上155cm未満、体重は34kg以上40kg未満と書かれています。
このように数字だけ見ると「大体12歳だとこれぐらいかなー」と思ってしまいますが、実は12歳でも意識して日常生活を送っていないとすぐにオーバーしてしまいます(特に体重)
私の場合、身長は問題ありませんでしたが体重が2kgほどオーバーしていたため食事制限を始めました。
1日のリアルな食生活
7:00
中学校の授業があるので朝7時には起きます。起きたらまずコップ一杯の水を飲みます。その後いろいろと準備をし朝ごはんです。朝はパン1枚とバナナ1本。パンは白いパンではなく全粒粉パンです。
8:30 - 12:30
学校で授業を受けます。フランスの学校はHoraires Aménagésという制度があり学業とスポーツが両立できるクラスがあります。このHoraires Aménagésというクラスに入ると給食が義務ではないので授業が終わったら学校の給食ではなく家から持参したサラダまたはサンドイッチを食べます。
14:00 - 16:30
学校からそのままバレエ学校に行きます。バレエ学校では1日に複数の授業があります。その当時私は1時間のレッスンと1時間半のレッスン、2つのレッスンを受けていました。
17:00 - 18:30
バレエ学校での授業が終わったら次はバレエ教室に向かいます。個人が運営しているバレエ教室です。そこに行く間にエネルギーチャージのために間食を摂ります。間食はお菓子ではなくフルーツまたはナッツ類のどちらかです。
19:00 - 20:30
すべてのレッスンが終了して帰宅したら夜ご飯です。1日の食事の中で一番軽い食事です。食べた後は運動もせずに寝るだけなので消化が悪い白米やうどんといった炭水化物は避けます。その変わりにスープなど消化が早く軽いものを食べていました。
20:30 -22:00
大体22:00には就寝していたのでそれまでに宿題や翌日の準備を行います。
夜ご飯を食べ終わったら次の日の朝食まで何も口にはしませんでした。
こんな感じで12歳の頃の大体のスケジュールと食生活を紹介しました!
ざっくりまとめると、食生活で私が意識していたのは次の5つです。
1. 飲み物は水のみ
2. パンは粒粉パン
3. サラダはドレッシングなし
4. 間食はフルーツやナッツ以外NG
5. 夜ご飯は一番軽く、炭水化物は摂らない
これはバレエだけに限らず筋トレやダイエットをしている方も参考にできる食生活ではないかなーと思います!少し意識を変えて実践するだけで結果が出るので健康や体型が気になる方はぜひ試してみては?