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出張で深夜に帰宅しているのに翌朝はいつも通り出社することに超絶な違和感を覚えた話

こんにちは!家族の働き方についてものすごく違和感を覚えた事案があったので、今日は私の考えとともにシェアしたいと思います。

皆さんは仕事で出張に行かれることはありますか?
私自身は出張は過去の職場を含めてほとんど経験がないですが、私の夫は2-3ヶ月に一度程度、宿泊を伴う出張として国内・海外出張に行くことがあります。

そんな夫の働き方に関して、ものすごく違和感を覚えたことがありました。
何かというと、出張で深夜12時過ぎに帰ってきて、翌朝はいつも通りの時間に出社するということです。

違和感の深堀り

夫の海外出張自体は数日間だったのですが、帰国便が日本の空港に着いたのが21時、空港から我が家はかなり距離があるので、自宅に着いたのが夜の12時といった具合でした。

移動だけでもかなり長距離で疲れますし、次の日はフレックスなり半休なり、いつもよりも働くスピードを緩めるのかなと思いきや、翌朝「いつもの時間に出社するよ」と夫が言ったのです。

深夜12時に帰ってきて、いつもよりも3時間くらいは短い睡眠時間で翌朝出社して、平常時のパフォーマンスが出せるとは私にはとても思えません。

にもかかわらず、勤務間インターバルのような制度を設けない夫の会社、そしてパフォーマンスが出せるとも限らないのに会社に行くことが目的化している(ように見える)夫の思考にものすごく違和感を覚えてしまいました

勤務間インターバルとは?他国の事例

先ほど私が言及した勤務インターバルとは次のように定義されています。

勤務間インターバル制度は、労働者の生活時間や睡眠時間を確保するために、勤務終了後から翌日の始業時間まで一定時間以上の休息時間(インターバル)を設ける制度です。この制度は、働き方改革の一環として、事業主の努力義務とされています

WorkersResortより引用 https://www.workersresort.com/articles/work_interval/

要は仕事で夜遅く帰ってくるなら、リフレッシュのために次の出勤まで一定時間(10時間とかそれくらいの単位)を開けないとダメですよ、というものです。深夜12時に帰ってくるなら、次の日の出勤は最速で翌朝10時、ということですね。

過労死という日本語の表現が海外の方にはとても驚かれるようですが、仕事による肉体的・精神的疲労を減らして不幸な人を減らすためにも、日本でもこのような勤務間インターバル制度を積極的に導入するべきだと思います。

上記と同じWorkers Resortによると、EU諸国ではすでに11時間の勤務間インターバル制度が法律で義務化されています。

厚生労働省によると、日本でも勤務間インターバルは企業に努力義務として課されており、2025年までに導入率の向上を目指してているようです。

https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/000939799.pdf

勤務間インターバル制度のない問題点

日頃から残業の多い方、もしくはそのような家族がいる方は、夜遅く帰ってきて朝は普通通りに出社するなんて、そんな働き方普通じゃん、と思われるかもしれません。

でもそんな働き方は老若男女、何か制約のある人、すべての人に持続可能な働き方でしょうか。体調崩さずに元気に働けるのでしょうか?

勤務間インターバル制度がない場合、個人と社会へ影響すると思います。
個人であれば肉体的精神的な健康を害してしまう、家庭内不和の原因になる、また社会的影響であれば生産性が低下、それによる業績の低迷です。

少子高齢化で労働人口の供給制約が今後見込まれる中、人材を過酷な状況でこき使うのではなく、人を大切に扱っていく必要があるのではないでしょうか。その手段の一つが勤務間インターバル制度であると考えています。

私達に必要なこと

これまでの日本では大抵の場合、猛烈な働き方が推奨されていたために、早く帰ったり短い時間しか働かない人は悪、といったイメージがつきまとっていました。

しかしそのような価値観のせいで電通の女性社員のような不幸な最期を遂げてしまった方もいます。こうした悲しすぎる過去を少しでも前に進めるためにも、まず意識改革として休む勇気・働くペースを緩める勇気を持つべきなだと思います。

勤務間インターバルはあくまでもそれらに向けた施策のうちの一つではあるのですが、働く上で少しでも不幸な人が減るといいなと思います。

それではまた!

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KASHIWA@マイノリティキャリア
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