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分刻みで動くことと仕事をしたかどうかは必ずしも一致しないと思う
昨日の澤円さんの放送で、澤円さんご自身の過酷なスケジュール状況がお話されていました。
澤さんご自身が『分刻みで動くこと』に対してどのように考えてらっしゃるかはぜひ放送を聞いていただくとして、私はかつて分刻みのような働き方をして失敗したことがあり、分刻みで動くことと仕事をしたかどうかは、必ずしも一致しないと考えています(上記の澤円さんのような凄腕パーソンは例外です)。
作業はしたけど○○してない
ここ数年はそこまで極端な分刻みのような動き方はしてないですが、研究職時代は定例会直前などによく実験のアラームを複数箇所に設定して、それこそAのタイマーを止めたら5分後には場所を移動してBのタイマーを止め、またAの場所に戻ってAの実験をセットして再スタートして。。、みたいな、せわしなく場所を動いて行ったり来たり、という日が定期的にありました。
せわしなく動いた結果、実験のデータは無事に集まるものの、データを加工して発表資料にまとめることができても、そのデータがなぜそのような結果になったのか、といったような考察を充分にしないまま定例会を迎えたために、データに対してツッコまれることがありました。
そこで痛感したのが、いくら頑張って定例に向けて多量のデータを集めたところで、得られた結果がどのような理由を以ってそうなったのか考えてないと、正直あまり意味がないということです。ただただ実験して、データを貼り付けるだけではダメなのだと若かりし頃に反省した記憶があります
学生時代の研究室と違って『とりあえずいっぱい実験していっぱいデータ集めたぞ!』という力業スタイルでは社会人では通用しませんでした。
このような感じで、分刻みでバタバタと動いているとなんだか仕事を頑張った気になってしまうのですが、やはり当時の仕事としては『自分はこう思っている』ことを周囲にお伝えする点が本分だと思うのです。
そのため、ただ実験だけして、時間オーバーになってじっくり考える工程に至らなかったようでは、正直別に研究職じゃなくても別にいいと言うか、ロボットでいいよねとなってしまいます。
『考え』を入れ込む大切さ
私はすでに研究職から離れていますが、作業だけではなくて自分の考えを入れ込むのが重要な点は、どの仕事も同じと考えます。人間の考えが反映されないのであれば、正直人間がやる必要はなくて、ロボットがやればいいからです。
今の仕事(技術営業)でも、周囲から言われたことだけをやるのではなくて、自分で考えた施策を周囲に提案して、自分の裁量で進めるのはとても面白く、私独自のアウトプットが出せる点にやりがいを感じます。
『AIに仕事を奪われる』説が出てきてから久しいですが、自分の考えを入れ込んで動いている人はそう簡単には代替されないのではないでしょうか。
分刻みとはちょっとズレますが、『昨日マジ仕事忙しくて寝てないわー』などとやたらと自慢してくる人も、その人が寝ずにやっていたのは『作業』なのか『仕事』なのかコチラには分からない(恐らく高い確率で作業と推測)ので、信用ならんなと思います。
それではまた!
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