起業するまえから描いていたこと。
今日は、お仕事を頂くようになって8年のお付き合いになる
手づくり豆腐まんてんさんとのお打ち合わせの為
秩父まで3時間かけて行ってきました。
オンラインで打ち合わせできるこのご時世。
でも、やっぱり実際に会って話す事が
まんてんさんとの仕事のスタイルなんです。
お豆腐やさんを始められて8年になりますが、
お店を始める前から、
「いつかお店を出す時には藍田さんにロゴマークを作ってもらいたい」
とおしゃってくださっていました。
その頃、私は黒板のお仕事はしていませんで、
消しゴムはんこのオーダーを受けていたり、
全国で教室を開いていたり、本も出版させていただいていました。
こんな感じではんこを彫るのがとにかく楽しくて、
いろいろ作っていましたね。
本を出版させていただいたのが、2007年ですので
もう14年も前の話になりますけど😅
まんてんさんから住所はんこのオーダーを頂き、その時からのご縁
なのですけれど、ロゴマークからパッケージデザインから
ポイントカードにいたるまでを担当させていただくようになりました。
ただ、私はデザインや絵を専門的に全く勉強していないんですよね。
でも、まんてんさんはお店を始める前から
「イメージを描いていた」とおしゃってくださいました。
まずは、店頭黒板と看板を手書きしました。
今でも思いだしますが、お店の看板は工事を手がけてくださった工務店さんがとっておいてくださった木材でした。
そこに、ポスカで一発書きしました。
お店の前の空き地で書きましたね。
ウィンドウも書きました。
それと、こちらの暖簾も消しゴムはんこで模様をつけました。
新商品もどんどん増えていき、
パッケージもその度に打ち合わせしながら
考えていきましたが、とにかく一つ一つがアナログ作業でした。
こちらも、消しゴムはんこでひとつひとつ彫っています。
こちらも手描きです。
こちらのお豆腐屋さんは秩父にあります。
ひとつひとつ手作りであることと、
素材も厳選されていて、お豆腐嫌いのお子様でも
まんてんさんのお豆腐だけは食べるというくらい、
本当に美味しいのです。
今まで売られていたお豆腐よりも、
どうしても価格は比較すると高価になってしまいます。
また、店主のこだわりをパッケージにも反映させたかったので、
あえてシンプルに黒を貴重に考えました。
地域柄「こんな高いお豆腐はなかなか売れない」
「食品のパッケージなのに、黒ってどうなの?」
というお声もありましたが、あえて黒にこだわってみました。
ただシンプルにするというだけではなくて、
温かさ、人の温度感が伝わるものにしたいですよね、
という事はずっと話していました。
ですので、時間も手間もかかりましたが、
すべてて仕事で作り上げました。
今ではこれだけのラインナップとなりましたが、
すべて手で書いたものがパッケージとなっています。
これらは、駅ビルに並ぶまでとなりました。
お味噌のパッケージやお豆腐のパッケージは秩父の武甲山を描いています。
これらは、まんてんさんの日々の商いによって
駅ビルに並ぶまでとなりました。
ここまでくるのに8年経ちました。
まだまだ新しい展開も!
まんてんさんがお店を出す前からイメージしていたもの、
そしてわたしが手描きしたもの。
強く心に描くものはいつか必ず形になるものなのだ、と
今日は改めて感じた1日でした。
今日の記録ということで書き留めておきます。