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あえて、口の悪い言い方で、人間をナメるなといいたい。
〜目次〜
1.才能のある人は実は星の数だけ居る
2.インスタグラマーはジャンルでも職業でもない
3.同じものを使っても違う人が使えば違う絵が出来る
4.個性を極めたら向かう所敵なし
5.もし創造したものを盗作されたら
6.おわりに
1.才能のある人は実は星の数だけ居る
貴方が思っているより、貴方の身の回りには才能溢れた人が沢山います。周りの人を馬鹿にしていたら、あっという間に貴方は奈落の底です。
只々、有能な人たちから、無能化した自分、自分で自分を無能化させた自分が、置いてけぼりにされるだけです。
ちょっとした努力の積み重ねで、人はある分野での偏差値70付近に行けます。それほど、分野というものは沢山あるのです。世の中分野だらけ、好きだらけ、スキマ産業だらけです。
大きいパイの奪い合いをしているようで、我々はそういうわけではありません。多くの分野を包括してわかりやすい形で表し、皆を同じ土俵にいると見せかけ、争いを激化させているだけなのです。
2.インスタグラマーはジャンルでも職業でもない
例えば、インスタグラマーを想定してみましょう。インスタグラマーというクソデカ分母の中では、ありふれた存在に見えても、その人はその人らしい世界観の中で「好き」を探求しているだけで、その人の乗っている土俵は、実は細分化したらとても小さく、その土俵の中では一位かもしれません。
その人にとっての好きの世界は、誰にも代え難いもので、「それが好き」の「それ」が限定的であればあるほど、その人からしたら好きを探求しているだけで、敵はいないのかもしれません。
更なる例を出しましょう。インスタグラムで食べ物の写真に特化している。これだけでもだいぶパイは小さくなります。インスタグラムのために、インスタグラムやっているわけでなければ。VTuberのためにVTuberやっているワケでもなければ。金を稼ぐために、金を稼いでいるワケでもなければ。全て、同じことです。
3.同じものを使っても違う人が使えば違う絵が出来る
つまり、同じツールを使う人を全て同業他社、全て敵と見なしていたら、
トップにならない限り、トップと勘違いしない限りは、コンプレックスが無駄に増大するだけです。
皆、それが好きだからやっているんです、やれているんです。にも関わらず、変に群れると、個人の、個人にしかわからない目標が、一様化し、しばしば、その尺度は金となるワケです。
金儲けしないと充足しない人間と、巡り合わせで金儲けになってしまうものがたまたま好きな人間の間で、合意形成が出来るはずがありません。
4.個性を極めたら向かう所敵なし
最後に究極的な例を挙げます。インスタグラムで食べ物である自作ジュースについて、ひたすら好きだからやっているという人が居ると仮定します。
インスタ人口はとても多く、食べ物特化で写真を上げる人口も多いですが、果たして更に掘り下げて自作ジュースとなったらどうなるでしょうか。
もう、多くても数百人、そこまでもいかないかもしれません。その中で、住んでる地域とジュースの材料と季節が異なれば、もはや独占的な地位に居られるかもしれません。勿論、ニッチ過ぎて、マネタイズできないかもしれません。
ですが、一人しかやっていないようなことをやれば、向かう所敵なしで、さらに「好きだからやっている」のならば、争う意味がありません。丸パクリする人が居れば、話は別ですが。
ただ、丸パクリするような人間が出てくる時点で、その一人相撲分野においては、貴方の勝ちなのです、パイオニアですから。
5.もし創造したものを盗作されたら
そして、貴方のアイデアを盗んで相手が金を儲けたとしても、貴方が好きでやっているのならば、金の亡者を哀れみの目で見てあげればいいじゃないですか。
好きでやっている貴方は無敵です。
逆に「パクったのは貴方だ」と言われたら、そんな妄信者を蔑んであげる、『そんな暇もない』です。好きなことで、暇がないです。
癪に触るのを避けたいのならば、専売特許を取ったり、自分だけの専門技術を身につけたり、司法に関する味方を付ければ良いのです。
人間の想像力、妄想力、創造力、自己完結力さえあれば、他の人間に追随を許すことは出来ないのです。最初に始めた、やったもん勝ちです。
ただ、『何を最初に始め、何をやったもん勝ちかは、非常に具体化し、真似が出来ないレベルでマニアックである必要がある』、というのが今回の話でした。
6.おわりに
人間の知的好奇心や知的探求心を突き詰めて、自分だけの立ち位置を手に入れた人の強さたるや。
他人をナメて、丸パクリして金を稼げると思ったら大間違いです。馬鹿で、商才無いです。
クリエイティビティなしで、長持ちするビジネスは、怨みを買います。幸せは、そこにないですよ。
だから、クリエイターが最後に勝ちます。