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笛吹ワインを巡る旅 番外編 第19回 笛吹市桃の里マラソン

こんばんは。ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか。
今回は先月の笛吹ワインをめぐる旅の番外編をお届けします。

遡ること1か月前の、4月7日の日曜日。

笛吹ワインと石和温泉を堪能した翌日、笛吹市桃の里マラソン大会に参加しました。種目はハーフマラソンです。

国内各地でワインを楽しめるイベントがないかを探していたら、ヒットしたのがこちらのマラソン大会でした。ちょうどエントリー募集期間だったので、マラソン仲間を誘って登録したのでした。

冬は寒い、忙しいを言い訳に十分な走り込みができていませんでしたが、ハーフマラソンなら大丈夫でしょ。

桜の花は満開を迎える前

それに、これも言い訳かもしれませんが、日本ワイン、笛吹ワインを巡る旅なので、前日にはワイナリーをまわり、笛吹ワインをいただきました。

そんなものだから、マラソンで記録を出す気はなし。スタート地点に到着したのもギリギリで、まさに最後尾からの出走でした。
そしてこれから、自分の過信を痛感することになります。

とにかくよい景色

笛吹市は桃の里でおなじみで、見渡す限り濃いピンク色。桃畑が広がる景色の美しさは、想像以上のものでした。

しかし美しさとは裏腹、扇状地ゆえか長くゆるやかな勾配がありました。
また、当日は夏日前後の快晴で、それらは確実に体に応えていました。今日はもう、ゆっくり走ろう。

あたり一面が満開の桃畑の絶景でした

坂を上ってしばらくたち、ようやく下り坂を降りていくところでアルプスワインさんを発見。

アルプスワイン

工場の道路を挟んだ向かい側には、ぶどう畑と南アルプスの絶景が広がっていてしました。

ぶどう畑

周りには私のようにファンラン系のランナー何人もおり、時間を気にせずにのんびりと周りの景色を楽しみながら走りました。

そんなときです。

「こっちこっちー!」

15㎞を過ぎたところで、スタッフのおじさんたちがコースとは逆の方面を上半身を思いっきり使って示してます。

おじさんの指さす先には・・・・・・

マイクロバスが数台控えていました。

最後尾から走り始めたことと、時々立ち止まって写真を撮ったりしていてのんびりしすぎました。

そんな言い訳もできますが、やはり力不足のため、スタート時間から設定されている制限時間内に関門を超えることができませんでした……。

「制限時間に引っかかった」現実を理解するのに数分かかりました

ゴールのある中学校は、立ち尽くしていたところから見渡せる位置にありました。

そこには多くの人が見えました。

すでにマラソンを終え、疲労抜きのラン?をしている人たちが、立ち尽くす私の横を通り抜けて行きました。

悔しかったのでバスには乗らず、ゼッケンを外して走って会場へ戻りました。

市民ランナーの方ならお分かりかもしれませんが(ちゃんと練習していればこんな経験はないかもしれませんね)、こんなに恥ずかしいことはありません。

それでも自然は美しい






・・・・・・が、ここはワイン県
後悔していても仕方がありません。

一刻も早く、旅の最後の目的地へ行こうと走りだしました。
(待機バスは、いつになったら走り出すのか、かわからないからね。)


目的地

そうです、笛吹は桃の里でもあり、ぶどうの産地でもあります。
イベント会場には、笛吹ワインが勢ぞろい。

ワイン瓶のタワーと、笛吹ワインの試飲スペースと販売スペースが設置されていました。

試飲スペースでは、笛吹ワインのデザインが施されたワイングラスを300円で購入すると、1杯100円で赤ワインと白ワインを楽しめます。

※公立学校の敷地内

カラフルなスニーカーのランナーたちが、試飲するべく長者の列をなしていました。

小樽から直接、グラスからこぼれない限り、好きなだけワインを注げます。

そして小樽のワインがなくなると、新しい樽が交換されます。

樽の横にあるのは、一升瓶。
そこに入っているのはもちろん、日本酒ではなくワインです。

交換は頻繁に行われ、どこの、何のワインを飲めるかは、直前になってのお楽しみ。

販売コーナーでも試飲をさせてもらえました。

こちらは販売コーナー
澱!な一品

今回の一押しは、矢作洋酒さんの体育会系辛口「武道酒」(甲州100%)です。
今日のよき日にぴったりのネーミングが素晴らしいです。
体育会のワインのスタイルは、先の澱と対照的な、すっきり系でした。

体育会系ワイン

そして試飲会スペースで印象に残ったワインが、こちら。
北野呂醸造さんの、「ウインワイン」。

一升瓶とテイスティンググラスのバランスの悪さよ。

スタッフさんに品種を聞いたら不明とのこと。
おそらくマスカットベーリーA主体の、チャーミングなワインでした。

そしてこのワインの何が印象的だったかというと、またも「ウインワイン」というネーミングです。縁起が良いです。

テイスティンググラスは、自分用のお土産に

マラソン参加賞は、いろいろありましたが、もちろんワインを選びました。

「武道酒」でおなじみになった、矢作洋酒さんのワインでした。

ラベルがスペシャル
無添加ワイン

夏になったら開けたいと思います。

走りながらワインを巡る旅は、とても楽しかったですが、本当に楽しむためには普段からのよい心掛け(たゆまぬ練習な)が必要だと痛感した旅となりました。

今は毎年7月に開かれる北海道仁木町のワインマラニックの情報開示を待っているのですが、今年は開催されないのかな?その間、少しでも走って体力を付けよう。といいつつ、このマラソン以降、一度も走っていないのはここだけの話です。

ちなみに今年の大きな目標の1つに掲げていたメドックマラソンは、見送りすることにしました。というか、今年もエントリーできませんでした。
その代わり、今年も9月か10月に、マルゴーワイン巡り(行きたかったワイナリーのリベンジ)と、サン=ペレやコンドリューでおなじみ、ローヌ地方北部のアルデシュを巡れないかと模索中です。
こちらもぜひ、お楽しみに。

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