NO37 30代で相続問題に意識を🔥
「相続は親が決める事」で、「自分は関係ない」です
と思っている人に向けて書きます⭐
ウマいFPの山内です🐴
失敗談をもとに書きます❗
相続は親ではなく、子主体で動く❗
親だけに相続を決めさせると、問題が大きくなると思っています。
60歳、70歳になってから冷静な判断ができる人が何人いるでしょうか?
今後は高齢化がさらに進み100歳まで生きる人が増えます。
老親にすべて任せること自体が諸悪の根源ではありませんか❓🥺
これからの時代、高齢化が進むこともあって、
親と兄弟ときちんと話し合って決めていくことが必要で、
個人的には子(相続人)が主導でもいいと思います。
親の資産だからと言ってすべてを親にまかせるのはやめましょう。
もちろん、親の意見は出来るだけ尊重する必要はあると思います❗
まずは調査❗
調査範囲は自分の親だけではなく、配偶者の親、
自分の兄弟、配偶者の兄弟も含みます。
状況によってはどんな人でも、
相続する際は兄弟争いや借金のトラブルに巻き込まれる可能性があります。
そうならないようにまずは調査をしてみてください。
調べる項目をあげます
✅親の経済状況
✅配偶者の親の経済状況 (配偶者がいる場合)
✅自分の経済的状況 (当然ですが、配偶者の貯金がわからない人も…)
✅兄弟の経済状況(兄弟がいる場合)
✅親(妻の両親を含む)の相続と介護の考え
✅配偶者の相続と介護の考え
✅兄弟の相続と介護についての考え
前回でも言いましたが、
⭐親の経済状況
余裕があるかどうかを調査して、
出来るだけ早く状況を把握する事をおすすめします。
2人以上の世帯では「4世帯中1世帯は貯蓄がない」
というデータがあります。
また、貯蓄がなくても住居があれば住居を売る選択肢があるし、
住宅ローン返せたかどうかを聞くことで、
貯蓄があるかないかはわかることになります。
住居無しの親は特に要注意です。
住居を先祖の土地に将来引っ越す等のプランがあればいいですが、
老後の資金は住居ありの世帯より多くかかるので要注意です。
⭐兄弟の経済状況
兄弟が一番重要な調査対象です。
住宅ローン返せたかとか、子供の大学費用の負担とか、退職金です。
相続争いの火種になる原因は
「親の考えがブレる事と、兄弟が経済的に困っているかどうか」です。
上記の原因があると、どんなに仲のいい兄弟でもケンカになります。
また、配偶者の兄弟の経済状況については配偶者に動いてもらいましょう。
⭐親(妻の両親を含む)と兄弟と妻の、相続と介護の考え
「相続と介護はセット」ですが、
相続争いが起きる家族は必ずしもそうなっていません💦💦
介護はやりたくないし、親の人生の保護はやりたくないけど、
相続で資産が欲しいって、おかしいと思いませんか?
だから世間では争族が起きるため、親族で話し合うことが必要です。
相続の話し合いのタイミング
親の健康状態や経済状況によるものが大きいのですが、
話し合いの始めは親が60歳を超えたタイミングで行えばいいと思います。
そのタイミングで親の老後を誰が面倒みるのか、
施設に入ってもらうのかなどを65歳までに決めておけば準備万端です。
相続の具体的な金額は親が65歳を超えたタイミングでいいと思います。
親が退職金ももらい、年金を受給して、
リタイヤ後の支出額がわかりやすい時期です。
親の老後のライフプランをしっかり聞いて、
医療・介護費・葬儀・墓・車購入を見積もれば、相続で残る金額を
おおよそ検討ができると思います。
60歳を超えた親については
親と自分と兄弟で話し合う時を毎年一度は持つてるといいですね~❗
相続の注意点
① 認知症対策のために早めに動く
② 親がどう思っているかを聞いて尊重する
③ 介護されずに平等に財産分配できると思っている親が多い
④ 親にすべてを任せない
⑤ 介護と贈与は相続との3点セット
⑥ 暫定でもいいからみんなで決める
⑦ 持ち家は問題が多いと認識する
⑧ もらえないと思っておく
① 認知症対策のために早めに動く
人間は60歳を超えると認知症のリスクが大幅にあがります。
70代では認知症になる前提で動いた方がいいです。
そのため、親が65歳の時点でおおよその事を決定できるように、
60歳から話し合いましょう。
実際に認知症になると預金口座の凍結などのトラブルもおきてしまいます😱
② 親がどう思っているかを聞いて尊重する
親にはいろいろな思いがあります。
こっちの子には対してできなかったとか、
愛着があるからあげたいとか、思いは百人十色です。
子として、親の財産なので親の考えや思いは尊重するところですね😊
③ 介護されずに平等に財産分配できると思っている親が多い
人間の不安に対する対処方法は二つです。
✅不安な事を考えない
✅不安なことが起きることを想定して対策を練る
❗❗❗❗❗❗❗「考えない」を選ぶ親は介護を念頭にいれていません❗❗❗❗❗❗❗❗
実際に介護状態になったら親族の誰に頼るかを考えていません。
介護状態になってから土壇場で話し合うのは本当に危険です💣💣
「人生は常に最悪のシナリオを想定する事」が必要です・・・。
それは親だけでなく子も同じです。
エンディングノートを書いた親でも
介護の部分がきれいに抜けているかもしれません。
④ 親にすべてを任せない
親と兄弟できちんと前もって話し合えば
遺書や財産目録が無くても問題は起きにくいです。
親にすべてを任さず、話し合いをきちんと前もって行う事が大事です。
⑤ 介護と贈与は相続との3点セット
相続に関して介護と贈与が本人たちの都合でよく忘れられます。
人は
「自分のしたことは覚えているが、してくれたことは忘れてしまう」
傾向があります😢
だから、介護を自分がやっても相続に反映されていないと不満を抱き、
自分が贈与されたことを忘れるため、
相続でも他の兄弟と同じだけ欲っしてしまいます💦
対策は「贈与と寄与を相続に組み込む」です❗❗
⑥ 暫定でもいいからみんなできめる
毎年の話し合いを行うようにしておけば暫定でもいいのでざっくりきめておけばいいです。今親が倒れたらどうするなどでいいと思います。
親子の状況は常に変わるもの、その都度話し合って変更をすればいいです。
問題なのは何も話を決めずに突然親が倒れて介護状態になることです😱
⑦ 子供が同居していて持ち家だけしか資産がない場合は問題
親の実家で面倒を見た場合の金融資産がない場合ですが、
他の兄弟からすると家を売って、相続を済ませたいが(換価分割)、
同居していた子は家を売ると住まいに困ります。
また、親の金融資産がない場合では他の兄弟からするとわかりません。
親のお金を使いこんだから家は売ってくれと思う人もいるでしょうし、
「介護をしたんだからそのまま家は自分のものになる」と、
勝手に思う人もいるでしょう😅
もし、不動産を財産分与するのであれば家を売る代わりに、
同居していた子が現金を他の兄弟に支払う(代償分割)をするか、
持ち分を定めて共有で分割する方法もありますが、
いずれもハードルが高いです。
⑧ もらえないと思っておく
一番難しい事だと思います。
親の遺産をもらえると思わなければ無用な争いを避けれますが、
若い時は親の資産に無頓着です。
実際問題として年をとればとるほどお金というものは必要にもなるし、
欲しくもなります。
もし、あなたが大事なご兄弟と争いたくなければ
初めから親の資産は無縁だと思って、
「親の資産とともに親の介護をお願いしたい」
と兄弟に言ってみてはどうでしょう。
『親にしてもらった事』と『親としてあげられる事』は違う❗
いつの世も親には
「子供夫婦に迷惑をかけたくない」と
「相続は子供たちに平等にしたい」という心理が同時にあります。
ですが、みなさんに言いたいことがあります❗
親の現役世代の状況と現在の状況は全然違い、
資産を子供全員に十分に渡すなどの親にしてもらった行為を
自分たちの世代では必ずしもできるとは限らない事を
認識してほしいのです💦💦
今後は子供に残せる資産は限られているので、
世話をしてくれる子供に資産を優先的に相続したほうがいいと思います。
大切な事は「公平」で、「平等」ではないという事です。
私の場合、本当に親の問題に関しては失敗しました💦
私のような感想や考えを書いてある本に出会ったことが無いので、
遅れに遅れました。
もっと早くから動いていればもっとスムーズによりいい状態で、
ウマく立ち回れたんじゃないかと思っています😭
今日も読んでくれてありがとうございました~🎸🙌🐴
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2021年 8/16 更新 古い文章を書き直しました。
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