高級車はおこづかいで買ってくれ。【車購入金額の目安】適正な車購入金額を知り、夫の高級車買いの防止
こんにちは 愛妻FPの山内です。
私は資産運用なしで家計管理をする人を応援しています🔥
今回は車好きな夫に対して車購入金額の話し合いをすることを前提にします。
車の購入金額の目安
結論から言います。
世間一般で言われる車の購入金額の目安は
「手取り年収の5割」です。
それでは何故年収の5割が適正なのかを個人的なFP目線でお話しします。
まずは車の乗り換えサイクルの年数を考えます。
車の乗り換えサイクルが短いほど
車の購入費用が大きくなることがわかると思います。
🚙平均使用年数🚙
では、車の平均使用年数についてです。
自動車検査登録情報協会が公表している
「令和3年 車種別の平均使用年数推移」によると、
乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数は13.87年と発表されています。
ですが、安定的に使えるのは10年とされています。
使用すればするほど、修理代などが高くなることもあり、
今回使用する数字としては10年を購入サイクルの年数とします。
年収に対する車購入金額の比率
年収が一定だとします。
若い方は右肩上がりなのですが、自己投資として使うということで、
今回は手取り年収を一定とします。わかりやすく500万円とします。
購入金額の目安は手取り年収の5割といいましたが、
この場合の「500万円に対する5割は250万円」です。
みなさん、この数字を聞いてどんな感想をもちましたかか?
「250万円じゃ、普通車一台しか買えないじゃん」
「2台必要なら軽自動車2台になっちゃうな」
「交通の便がよくないから2台は必要だよ」
いろんな意見が出ると思います。
それではこの年収の5割を超えるとどうなるかについてお話します。
まずは車にかかる維持費について、こちらをご覧ください。
車の維持費
こちらは損害保険料率算出機構から引用しました。
普通自動車にかかる維持費は52万円~61万円。
ガソリン代と駐車場代は事情により異なるので、
それ以外の金額、最低限かかる費用(固定費)を合計すると、
26~35万円。間を取って30万円としましょう。
次に軽自動車を2台持った場合を
先ほどと同様に最低限の費用のみのそれぞれのケースで計算すると、
✅ 最低限かかる費用 約40万円(20万円×2)
✅ 普通自動車2台の場合 60万円(30万円×2)
✅ 軽自動車と普通自動車を一台ずつの場合 50万円(20万円+30万円)
ではこれらの値を使って、
車の購入金額と維持費の合計の年収に対する割合を計算したのが
こちらです。
このモデル夫婦は手取り500万円の世帯です。
会社員夫・手取り年収400万円、パート妻・手取り年収100万円、
会社員夫・手取り年収500万円、専業主婦妻・収入なし、
これくらいの収入の夫婦を想定しています。
手取り年収の5割であれば、250万円になるので、
普通自動車1台か、軽自動車2台くらいが目安です。
購入費用が250万円であれば、
年収に対する購入費用の比率は表のように11%となるので、
仮に住居費が年収の20%の年間100万円(月額約83000円)なら、
車と住居費で合計31%。
貯蓄(車購入資金を含まない)を20%とするなら、
約5割の生活費(月額20万円ほど)が使えます。
車購入費用が年収50%を超えたらどうなる?
それでは、次に車購入費用が年収50%を超えたらどうなるかの計算を実際にしてみようと思います。結論は
貯金ができなくなるか、貯金もできないし、生活が足りなくなるということです😭
車が2台必要というかたもいらっしゃいますが、
普通自動車一台、軽自動車一台所有するだけで、
年収の18%もコストがかかります。
これがどれくらい危険かというと、
住居費として年収の20%の年間100万円かかるとすると、
車と住居で38%のコストです。
もちろん、ガソリンや駐車場代などが含まれないため、
実際には4割から5割になるケースも存在します。
そうすると使える生活費は5割(月額20万円ほど)となり、
貯蓄がほとんどできないと思います。
次に夫が500万円の車を買ってしまった場合はどうでしょう?
維持費の300万円と合計すると、年収の16%になってしまいます。
その状態で妻が軽自動車を購入すると、
10年間の総費用は1150万円かかります。
そうなると、年収の23%になり、住居費20%との合計が43%となり、
貯金ができずにカーローンを組んでしまう恐れもあります。
更に、カーローンを組むことにより高い金利を支払い、
経済的な悪循環に陥る恐れがあります。
では次に夫が身の丈に合わない車を購入しようとした場合の対策です。
年収50%を超える車を購入したいと夫に言われた時の対応策
手取り年収の50%の金額との誤差を計算して120ヵ月で割ってください。
先ほどの例だと年収500万円で、50%なら250万円でしたね。
490万円の車が欲しいと言われたら、差額の240万円を120ヵ月で割ります。
一カ月当たり2万円という金額になりますね。
つまり、その金額分だけおこづかいを少なくすれば帳尻が合います。
「年収の50%」
この数字を使って車購入金額を検討してはどうでしょうか?
数字を使って会話をされると、夫は話をきいてくれやすいと思います。
車好きの人と、車を乗り物と認識している人とでは車に対するお金のかけ方が違って悩みますよね。
私たち夫婦は2人とも後者で、車に関してこだわりがありません・・・💦
夫婦で車に関する価値観が違う方、是非どういうことが問題になるのかコメントで教えて下さるとすごくうれしいです✨
最後までお付き合いして頂き、ありがとうございました。
車の買え変えで参考になれば幸いです。
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