読書が楽しい2024年4月に出会った本など
毎月の読書記録をまとめるにあたり、まずは自分の気持ちを高める必要がある。なので半年くらい前から、冒頭に適当な文章を書くようにした。
だがしかし、最近はなかなかの文字数になってしまいがちだ。果たして適当な文章が本題なのか読書記録が本題なのか、分からなくなってきた。なので、別記事で記録しておくことにする。
すっきりしていい感じである。早速、本の話である。
2024年4月に出会った本
暇と退屈の倫理学
初めて読んだ哲学書。暇も退屈も苦手なので、何か得るものがあればと読み始めた。前半の200頁は正直苦しかったが、後半はこれまで取り上げてきた先人の文献や、作者の論理展開が統合されて、伏線回収のように結論に至っている。まるでひとつの物語を読み終えたようだった。
成瀬は天下を取りにいく
私は常々、夫に140歳まで生きるように言っている。ひと回り以上も年上の夫には、私が死ぬまで生きていてもらいたい。そのために、高めの目標設定を伝えている。ただそれだけの理由である。
常識的に考えて、それを達成できるとはみじんも思っていない。長生きしてもらいたいという気持ちの現れに過ぎない。
だが、『成瀬は天下を取りに行く』の主人公・成瀬あかりは、200歳まで生きることを目標にしている。大真面目な目標である。彼女は言う。「二百歳まで生きた人がいないのは、ほとんどの人が二百歳まで生きようと思っていないからだと思うんだ。」
多分何かを成し遂げる人は、「こうしようと思う」というのを明確に掲げている人かもしれない(それを有言するかはおいといて)。
そんな彼女が天下を取る日が、確かに来そうな予感がする。そんなことを読者に思わせるくらい、とても魅力的な主人公であり作品であった。
成瀬は信じた道をいく
突然だが、「信じる」ことは存外むずかしい。それが自分だとなおさらである。自分のことは自分が一番良く知っていて、ズルしたり、ちょっとサボったりするところも見えてしまう。
だけど成瀬あかりは、自分が一度「やってみたい」と思ったことがあれば、どこまで行けるかずいずい進んでいく。それは、自分の道を信じてるからこそできることだと思う。彼女の在り方が、この作品をとことん面白くしている。
とても好きな成瀬の台詞があって、彼女の良さをすべてあらわしている。私もこんな風に、どっしりと自信をもっていきたいものだ。
緋色の研究 新訳版
初めて読んだ「シャーロック・ホームズ」シリーズ。
読書前の勝手なイメージとしては、物語で起こった出来事を事実として語り、科学的・物理的根拠とホームズの推理力に基づいて、事件を解決していく作品だということ。と思いきや、それだけではない。後半があまりにも感情に訴えかける内容で驚いた。既に事件の多くは紐解かれているのに、こんなにもハラハラしながら読ませるなんてすごい。一気読みした。
かの有名な「見た目は子ども、頭脳は大人」の国民的名探偵ボーイが傾倒するのも頷ける。読了してすぐ、長編2作目となる『四人の署名』も購入した。
2024年4月に出会ったマンガ
カードキャプターさくら クリアカード編 16巻
無事に最終巻を読み終えた。さくらちゃんとの四半世紀以上にわたる想い出を下記にてまとめている。
ショーハショーテン! 7巻
高校生芸人のもつ様々なバックボーンが胸に迫るし、ネタも面白い。視点の変え方と構成がとても上手なマンガだと思う。
パリピ孔明 17巻
単独ライブが無事に終了。ちょっときれいごと過ぎる気もするけれど、夢を追いかけるにあたり、心の支えはとても大切だ。
それにしても、凄い勢いで次のステップに進んでいく。失速感がないのがこのマンガの魅力のひとつだと思う。
魔入りました!入間くん 37巻
可愛い女子が照れている姿がたくさん描かれる37巻。バビルスの生徒会長・アメリとその父が、同じ構図で照れている描写があって、親子っぽさにあふれていてとても良い。
葬送のフリーレン 13巻
過去編に情緒を乱されまくりました。40頁の描写から約3,500字の感想を綴ったnoteを置いておく。
まるくん~はたらくマルチーズ~ 1巻
カフェの看板犬である「まるくん」がひたすら可愛く、そして顔芸が最高に面白いマンガ。仕事につかれたときに、何度でも読み返したくなる。予防注射と雨の日のエピソードの犬あるあるが好きすぎる。
かわいいよ、まるくん。かわいいが過ぎるよ。今一番、癒しなマンガ。
2024年4月に出会った映画
シティーハンター(NETFLIX)
鈴木亮平すごすぎん?鈴木亮平がずっとGet wild and toughしてGet chance and luckしてひとりでは解けない愛のパズルを抱いて傷ついた夢とりもどしてた。
まとめる気のないまとめ
読書たのしい。