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ルネサンスの散歩道
My bucket list シリーズの第ニ弾「ルネサンスの散歩道」
読者のみなさんがbucket listを作成するときの一助となるべく、また私の備忘録としてご紹介したいと思います。
私がもっとも好きな街フィレンツェ
私がもっとも好きな街、フィレンツェ。
14世紀から17世紀にかけて繁栄したルネサンスを代表する街です。
メディチ家という名前はみなさんも一度は聞いたことがあるかもしれませんが、ヨーロッパの中でも有数の大富豪で、パトロンとしてボッティチェリ、ミケランジェロなどの芸術家を保護していました。ルネサンスはメディチ家がなければなかったかもしれませんね。
また、メディチ家はローマ教皇まで輩出している血統。もし世界史、ヨーロッパ史に興味をお持ちであれば「メディチ家」がタイトルになっている書籍もあるので一度読んでみてください。
高速列車italo(イタロ)
今回は、ローマ滞在から日帰りでフィレンツェを訪れました。
ローマ・テルミニ駅からフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅までは、高速列車italoで1時間半ほどです。新幹線で東京から名古屋へ移動するくらいの感覚です。
ローマでの宿泊先は「古代ローマの散歩道」で紹介しているテルミニ駅から徒歩1分のホテルなので、朝食をゆっくりホテル食べてから8時発のitaloに乗車しました。
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フィレンツェの良いところは、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から徒歩で回れるところです。ローマは古代遺跡、フィレンツェは一歩街に入るとそこはもうルネサンスの時代にタイムスリップしたような感覚で、歩いているだけで楽しい街です。
ドゥオーモ
ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)
フィレンツェといえば、この建造物。まさにフィレンツェのシンボル。
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今回は、日帰りということもあり、中には入っていませんが街を代表する建物だけに外から見てるだけでも感動的でした。海外渡航ができるようになってすぐのタイミングでしたが、長蛇の列ができていました。(日本人は1組だけみつけることができました)
ヴェッキオ宮殿
はじめに紹介したメディチ家もピッティ宮殿に移る前はヴェッキオ宮殿を住居としていました。現在はフィレンツェ市庁舎としても使用されています。
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レオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた幻の壁画「アンギアーリの戦い」が今も現存しているのではないかと言われていて、2007年にイタリア文化庁がヴェッキオ宮殿の500人広間にあるヴァザーリの壁画の裏側に隠されていると発表されたことでも有名です。
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私は、映画「インフェルノ」の印象が強く、500人広間の天井からスパイ?が落ちていたなあと天井を眺めていました...
ポンテヴェッキオ
私のnote、twitterをフォローいただいている皆さまは一度は目にしたことがあるかと思います。ヘッダー画像にしているのがヴェッキオ橋です。
橋が架かるアルノ川もお世辞にも綺麗な川とは言えません、香りもどちらかというとよろしくない香りです。写真だけで良いのでは?と思われるかもしれませんが、実際に行ってみると何とも言えない存在感なのです。
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時間があれば、ヴェッキオ橋を渡ってピッティ宮殿にも入りたいと思っていましたが、今回の旅はゆっくり回るがテーマだったので、次回の楽しみに取っておくことにしました。
フィレンツェの革工房
「フィレンツェの革工房で短期留学」 My bucket list
将来、短期留学するために下見を兼ねて訪問しました。
Scuola del Cuoioは、1930年代にフィレンツェの革職人たち、そしてサンタクローチェ修道院のフランシスコ会修道士などの協力を得て、1949年に設立されたフィレンツェで最も名高い皮革学校です。
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2階には生徒が作った商品を購入できるスペースもあり、午前中に訪問しどんな商品が売っているのかをチェック、よいものがあれば帰りに来て購入しようと思ったのが間違いでした。
目をつけていた商品は売り切れ、失意の中、「駅までの道のりで革製品を売っているお店はあるよ」と奥様に励まされながら歩いているとアンティークな雰囲気漂うお店がたくさんありました。全く買う予定はなかったのですが、好きな色の眼鏡ケースに一目ぼれ、今度は即買いしました。
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この眼鏡ケースに刻印されている紋章は、「Il giglio di Firenze」(イル・ジーリオ・ディ・フィレンツェ)、フィレンツェの百合という意味で街を歩いているとあちらこちらでこの紋章を見ることができます。
ハロウィーンナイト
最後にスイーツを食べてローマへ帰ろうと入ったお店の写真です。この写真だけ見ても何をしてる写真かわからないですよね。
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このシーンは動画で撮影してるのですが、いきなり子供たちがお店に乱入してきます。イタリア語なので何を言ってるのかよくわかりませんでしたが、子供たちが小さいバケツみたいなものを手に、声をあわせてお店の人に訴えています。そう、訪問した日は10月31日、ハロウィーンナイトだったのです。
日本のハロウィーンって渋谷でバカ騒ぎしてるイメージですが、本場ではかわいい子供たちがこのように変装してお菓子くれって乱入してくるんだと、これも新しい体験でした。
子豚(ポルチェッリーノ)
最後に、フィレンツェには1640年ごろに造られたイノシシ像があります。イノシシ像ですが、「子豚(ポルチェッリーノ)」という名前でフィレンツェのシンボルと呼ばれています。
その理由は、「鼻をなでると幸運がもたらされる」という言い伝えがあり、私もなでてきました。実は、今回のイタリア旅行から帰ってきてからというもの、今に至るまで仕事も健康もすこぶる良いのです。
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最後に「子豚(ポルチェッリーノ)」の写真で皆さんにも幸運をお裾分けして今回のルネサンスの散歩道を終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、いつもありがとうございます。
次回は国内編のMy Bucket Listでお会いしましょう。