〜後悔しない葬儀にするために~葬儀業者は生前に決めておいた方が良い
最近、義父、実父が立て続けに亡くなりました。
実際に動いてみると、知っていたようで実際は違う、ということが色々とあります。
また、葬儀などの情報は、業者が発信する広告めいた情報が氾濫しており、どこまで信じられるのか、よくわからないように感じています。
私からは、いち遺族としての気持ちや記録、そして、FPとしての客観的なアドバイスなどを記していきたいと思います。
人は動揺すると思考が停止する
私の場合、近い親族が数日差で亡くなり、しかもそれぞれ違う葬儀業者に依頼し、ほぼ同時進行でプロセスが進んでいきました。
実父の場合は、実母が生前から葬儀業者、そして葬儀場を決めていました。
母と一緒に見学も行き、契約時には私も立ち会いました。
義父の場合も、生前に2社から見積もりを取っており(実父とは異なる業者)、お願いする業者は決めていました。
二人とも数え歳では90を超えており、数ヶ月入院していたため、家族は皆覚悟はできていました。このように、ある程度準備をする時間があったというのは大きいと思います。
ただ、いざその時になると、やはり動揺します。かなり動揺します。
早朝、母から連絡が入ったときは、『えっ、どうすればいいの?』とやはり混乱しました。
人は動揺すると本当に頭が働かなくなるものなのですね…。
亡くなると、病院や施設をすぐに出ていかなければならない
実父は病院で、義父は施設で亡くなりました。
連絡を受け、親族が集まり、死亡が確認されると、病院や施設からはすぐに出ていかなければなりません。
そして、どこに連れていくかを決めなければなりません。
もしも業者が決まっていなければ、病院や施設と提携している、初めて会う業者にお願いするしかないでしょう。
気持ちが動揺している中、言われるがままに進めていくしかないと思います。
私の場合、近い親族がほぼ同時に亡くなったとしても、その後がスムーズだったのは、やはり葬儀業者を決めていたからだと思います。
万が一の時にはここに連絡をすれば良い、ということが分かっているだけで、心理的負担はとても軽くなります。
なので、冷静な時にいくつかの葬儀業者に会い、どのような形で葬儀を行いたいのか、どのくらいの価格になるのか、追加でかかってくる費用はどのようなものがあるのか、などを確認しておくと良いと思います。
比較検討できればなお良いですね。
だいたい2~3社見積もりをとれば、相場は分かります。また、業者の良し悪しも何となくわかります。
親が高齢だったり、すでに入院していたりする場合は、一度、葬儀について家族で話し合うことをお勧めします。
そして、できれば葬儀業者を決めておくと良いと思います。
まだ生きているのに縁起でもない…と思うかもしれません。
しかし、ご本人がご家族に負担をかけたくないと思うのであれば、またご家族も、ご本人を思い、万が一の時にはきちんとお見送りしたい、後悔のない葬儀を行いたいと思うのであれば、必要なことだと思います。
【まとめ】
・覚悟ができていても、いざという時には心は動揺する
・生前に2~3社見積もりを取っておくとだいたい相場が分かる
・生前に、葬儀業者を決めておこう
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