工藤清美〜FP・プランを現実に
クイズを解きながら、資産運用の知識が身につくマガジンです。単に貯める、増やすだけでなく、お金の不安がなくなる考え方や方法もお伝えしていきます。
FPをやっているとキャリアについて相談されることがよくあります。ライフプランとキャリアとは切っても切り離せないのも。このマガジンでは、キャリアに関する私の考えをまとまています。
葬儀などの情報は、業者が発信する広告的な情報が氾濫しており、どこまで信じていいのかわからないところがあります。ここでは、実父、義父を続けて見送った経験をから、一遺族として感じたこと、自身が行ったこと、そしてFPとしての客観的なアドバイスをお伝えしていきます。
資産を増やすことは簡単です。「収入>支出」にすればいい。これを維持し続ければいいだけのこと。 ただ、「言うは易し、行うは難し」ですよね… では、これを実現するにはどうすればいいのでしょうか? 「収入>支出」を実現するためには、「どのくらいお金が入ってきて、どのくらい出ていっているのか?そして、毎月どのくらい貯められるのか?」。ここを把握することがとても大切。 お金の管理といえば…家計簿! あなたは家計簿をつけていますか? 私は…タイトルの通り、付けていません。 では
①513万円 ②813万円 ③1113万円 毎月5万円を貯金した場合と投資した場合、30年後にはどのくらいの差になるのでしょうか?(運用利回りを3%とした場合) 正解)③1113万円 毎月5万円の貯金と投資、30年後の差は1000万円以上に!? 毎月5万円をコツコツと貯金していった場合は、30年後には1800万円になります。 では、毎月5万円を3%で積立投資した場合には、30年後にいくらになるかというと… なんと、2913万円! 貯金と投資の差は、30年後には1
45歳のあなた、65歳から受け取る年金額を知るには、ねんきん定期便を確認すればよい? ○ or × どっち? 正解) × 50歳未満の方のねんきん定期便には、65歳から受取る年金見込額は記載されていません。記載されているのは、過去に支払ってきた年金保険料に対する年金見込額です。つまり、これから60歳まで支払う分は加味されていないのです。よって、65歳から受取る実際の年金額よりも少ない金額となっています。 ◆自分の年金額を知ろう! 多くの人にとって、年金はリタイア
①2300万円 ②1500万円 ③1000万円 世帯主が65歳以上の世帯の平均貯蓄額は①~③のうちどれでしょうか? 正解)① ◆リタイア世代の貯蓄額は平均値2324万円 世帯主65歳以上の貯蓄額は平均値が2324万円、中央値(※)が1555万円です。 そして、2500万円以上の世帯が33%。一方、300万円未満の世帯も15%を占めています。 このように、リタイア世代の貯蓄額は世帯により大きく異なります。老後のお金がいくら必要かを考えるには、自身の生活スタイルに
①22万円 ②26万円 ③30万円 リタイア後の夫婦(年齢65歳)、1ヵ月あたりの平均支出額(税・社会保険料込み)は①~③のどれだと思いますか? 正解)③ 世帯主が無職、年齢が65歳~69歳、世帯人数が二人以上の1ヵ月あたりの平均的な支出額(税・社会保険料込)は30万円。社会保険料や税金などを含まない生活費(消費支出)は、26万円です。(2020年家計調査より) ◆リタイア後、最も支出額が多いのは65~69歳 65~69歳は、リタイアしたとしてもまだまだ現役並みに活
①4万 ②8万 ③12万 現在30歳で貯蓄ゼロ、65歳までに3,000万円の資産をつくるには、毎月いくら積み立てればいいのでしょうか? 上記①~③からコレ!というものを選んでみてください。(運用利回り3%の場合) 正解) ①4万円 30歳、毎月4万円の積立投資で3,000万円に!? もしも、あなたが現在30歳だった場合、毎月4万円を積み立て、年間利回り3%で運用できたとすると、65歳時点では2,962万円。ほぼ3,000万円となります。 ちなみに… ・30歳から毎月
①お金が残ったら貯める ②先に貯め、残りを使う ①と②の2つのお金の使い方、どちらかお金が貯まると思いますか? 正解)② 収入が入ってきたら、先に一定額を貯蓄し、貯蓄分を引いた残りを使う。 先取貯蓄で着実に貯める 収入が入ってきたら先に貯蓄をすることを「先取貯蓄」といいます。 お金を貯めたいならば、毎月、自動的にお金が貯まる仕組みをつくっていくことがとても重要です。 人の意思というものはとても弱いものです。「残ったら貯めよう」「収入がもう少し上がったら貯めよう」で
こんにちは。FPの工藤です。 最近、証券会社では、クレジットカード積立の広告が増えてきています。 そこで、FP的視点で、クレカ積立について考えてみたいと思います。 ◆クレカ積立とは? クレカ積立とは、毎月の積立投資の額をクレジットカードで支払う積立方法をいいます。 通常、証券会社指定のクレジットカードからの決済となり、楽天証券であれば楽天カード、SBI証券であれば三井住友カードとなります(今回はわかりやすくするため、この2社を例にあげたいと思います)。 メリットと
コロナ禍、病院や施設にいる家族に会えない… そんなつらい思いをしている人はたくさんいるのではないでしょうか? 我が家の場合も、父が入院してからの約6カ月間、亡くなる直前まで、対面では会うことができませんでした。 寝かされたままの父は、認知能力も体力もどんどんと低下していきました。 2021年秋~冬のコロナ感染者がほとんどいなかった時期も、リアルで会うことはできませんでした。 面談の条件は病院によって違うようですが、父が入院していた病院では、リアルでの面談は、一切NG。
投資信託には、「毎月分配型」といって毎月分配金が出るタイプの商品があります。 一見、毎月利息がもらえるようで「いいかも!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、効率的に運用で資産を増やしていきたいのなら、できるだけ分配金が出ない商品を選ぶ必要があります。 つまり、毎月分配型を選んではいけないのです。 理由として、以下の2つがあげられます ①分配金を受け取らず、複利で運用した方が資産が増えるスピードが速くなる。 ②投資信託の分配金には2種類があり、場合によ
最近、義父、実父が立て続けに亡くなりました。 実際に動いてみると、知っていたようで実際は違う、ということが色々とあります。 また、葬儀などの情報は、業者が発信する広告めいた情報が氾濫しており、どこまで信じられるのか、よくわからないように感じています。 私からは、いち遺族としての気持ちや記録、そして、FPとしての客観的なアドバイスなどを記していきたいと思います。 人は動揺すると思考が停止する 私の場合、近い親族が数日差で亡くなり、しかもそれぞれ違う葬儀業者に依頼し、ほぼ
今年ももう終わりですね。あなたにとって、今年はどのような年でしたか? コロナが騒がれるようなり、ちょうど2年が経ちました。 そして、この2年で、世界は大きく変わりました。 自由に行動できない。 人にも会えない。 友達にも会えない。 実家の親にすら会えない。 今まで当たり前だったことが、当たり前ではなく、本当はとても貴重で、大切なことだったのだ、ということに気付かされました。 資産運用においては、二極化が進んだ2年だったのではないでしょうか? このコロナ禍、世
預貯金にもリスクがある 「運用すると損することがあるけれど、預貯金では損はしないから安心」。そんな声を耳にすることがあります。 しかし、本当に預貯金は安全なのでしょうか? 損をしないのでしょうか? 私は預貯金に偏った資産の持ち方は、逆にとても危険だと思っています。 預貯金でも、損をしてしまうことはあります。気が付いたら、豊かさが失われていた・・・ということがありうるのです。 一番怖いのはインフレ=物価上昇です。 モノの価格が上がっていくことを、ちょっと想像してみて
こんなご質問をいただいたので、お答えしたいと思います。 まず、50代というのは、まだまだ現役です。 遅すぎるということはないと思います。むしろ、今からでもしっかりと資産形成をしていく必要があると思います。 ただし、投資に回すお金というのは、使う予定のないお金、つまり余裕資金です。 3つの財布でお金を管理 「3つのお財布」という考え方をご存じでしょうか? 1つ目の財布:生活費、万が一のためのお金。ここは、少なくとも半年~1年分くらいの生活費(毎月の支出額×6ヶ月~1
持株制度ってどうなのでしょうか? お客様からこのようなご質問をいただいたので、私なりの回答をしたいと思います。 持株制度とは、社員が自社の株式を購入できる制度のことです。通常、毎月一定額、給与天引きされ、自社の株式を購入していくことになります。 一番の注意点は、会社の業績と自分の資産が連動するということ 結論から申し上げますと、「持株制度の一番の注意点は、会社の業績と自分の資産、そして給与が連動してしまうこと」です。 よって、持株制度自体は否定はしませんが、あまり多
投資の情報は今は溢れんばかりですね。 ただ、いろんな情報がありすぎて、わからなくなっていませんか? 「資産形成として皆がやるべき投資」と、「ゲーム的な投資(投機)」の情報が同じように「投資」として発信されており、より分かりにくくなっているように感じます そこで、今回は投資の種類について整理していきたいと思います。 ◆2種類の投資 投資には2種類あります。 「趣味の投資」と「資産形成のための投資」です。 投資をやりたいと思ったら、まず、あなた自身がどちらをやりたい