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竹との戦い②〜開戦前の様子〜

軽い気持ちから、自宅から1時間、過疎の集落の荒れ果てた放置竹林400坪を所有し、管理することになってしまった。


ここに、開戦前の様子を残しておく。

道へと覆い被さるように、竹が繁殖している。
竹に蔓性植物などの絡み、堅牢な城壁のようである。
美しい竹林とは異なり、枯れたり倒れた竹も積み重なる。
蔓が有刺鉄線のようだ。竹林の奥は、見えない。


道路に対して、間口27.5m  ×  奥行64m  (奥に行くにつれて細くなっている)
計400坪の戦場である。

斥候を放って戦場の奥の様子を確認させようとしたが、まるで分け入ることのできないバリケードのように竹と蔓とが聳え立ち、写真すらも満足に撮ることができない。

敵方の全勢力も把握できないままに、この戦いは始まろうとしている。

まさに、無謀で終わりの見えぬ泥沼の戦いである。

しかし挑むのだ。





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