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竹との戦い③〜情報戦〜

前回の記事で、放った斥候は役に立たず、満足な偵察が行えなかったことは報告した。

しかし、現代は情報化社会。

様々な手段を駆使して情報収集に努める。

先ずは航空偵察を行う。敵地深くの状況を把握したい。
とは言っても、我が方は貧弱な装備に軍資金。
ドローンなどは当然持ち合わせていない。
なので、Googleマップ。

ここらへん。
ズームアップ。ここらへん。

・・諦めよう。

ただのブロッコリーにしか見えない。


次は、実際にどのように竹を伐採すれば良いのか、その戦術をインターネット上で検索する。

すると、【1m切り】なる技の名前が出てきた。

期待できる。

マンガ・アニメ ワンピースの登場人物、ゾロの剣技である【鬼斬り】のような必殺技だろうか。

(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

対峙した竹と1mの近接した間合いから放つ、上半身の撥条(ばね)のみで繰り出す奥の手だろうか。

こちらは突き技だけれど。



竹を、地面から、1メートルの高さで、切ります。


それだけです。


冬場に、高さ1メートル程で伐採することで、冬眠中の竹は切られたことに気付かずに、春以降に水や栄養を切り株へと吸い上げて無駄に消耗するらしいです。それにより地下茎も弱体化するとのと。

ふむ。

しかし、更によくよく調べてみると、特にこの情報にしっかりとした根拠はないそうです。

けれど、

①足元で伐ってしまうと、逆に目立たなくて蹴りつまずいてしまう危険性が高いこと。

②枯れた後に、ある程度の長さが残っていた方が、テコの原理を用いて抜根しやすいこと。

③わざわざ屈み込まなくても伐ることができること。

以上の理由から、私も【1m切り】なる技を採用することにしたのでした。


また、綿密な情報収集により、竹を伐るには普通のノコギリではなく竹専用の刃があることもわかりました。


情報戦は、制したと言えます。

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