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苦手なイベントに出てきます。
昨日の朝、3週間ずっと張り付くように一緒に行動していた父が、300km以上離れた実家へと帰りました。
父との日々は、また改めて振り返って書き置かせていただこうと考えています。
今回は久しぶりに、DIYではなくて、カフェのことについて書きます。
今晩、苦手なイベント出店をさせていただきます。
となり街で、焼き菓子屋さんやパン屋さん、カレー屋さんや古着屋さんと一緒に、
当店はコーヒーと焼き菓子をご用意させていただきます。
イベント出店が苦手なことは、以前にも書きました。
わたしは、自分の結界(お店とその周辺の森)から一歩外へと出ると、肩の力を抜いた在りのままの状態ではなかなかいることができない、弱っちい人間です。
萎縮して、必要以上に卑屈になってしまうか、
もしくは、精一杯に強がって、粋がってしまう。
そして、勝手に疲弊してしまう。
身の丈のままにいることが、難しい。
でも、今回は特別に出店です。
しかも、本来は冬季休業中の出店ですので、当店としては前代未聞でしょうか。笑
出店するのには理由があって、【恩返しのため】でもあるのです。
振り返って、昨年5月に当店が主催した能登半島復興支援イベントがありました。
震災から2ヶ月後の3月にボランティア活動に輪島市を訪れた私たちはそこで衝撃を受けて、何か少しでも能登のために動きたいと感じ、勢いだけで支援金を募るイベントを開催することを決めてしまったのです。
今考えても無謀な話で、複数店舗が集まるイベントだなんて自分の性に合わないことを、しかも主催だなんて分不相応なことを、準備期間が殆どない状態で取り組みました。
更に、よくあるチャリティーイベントとはちょっと違って、イベント会場で販売される商品は、募金額を上乗せして割高な価格での販売としたのです。(この理由に関してはまた追って記事にします)
そんな「お得じゃないイベント」なので、お客様が来てくださるかどうかもわからない、そんなリスクやデメリットしかないイベントへの出店をお願いした時に、迷うそぶりを微塵も見せずに「うん!出る!」と即答してくれたお店さんが、なんと本日のイベントの主催者さんなのです。
そんな恩義あるお店さんからのお誘いだったから、「うん!出る!」って同じように即決でお返事をしようと思ったんです。
うん!出る!
あの返事は、涙が出るほど嬉しかった。
イベントの主催って、大変ですよね。
出店依頼をするのって、怖いですよね。
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イベントは苦手です。
素敵な出店者の皆さんに囲まれると、自分の存在が極めて卑小なものに思えて、しわしわのへなへなになってしまう。
さて、今回のイベントを終えた時、自分は果たしてどんなテンションになっているかな?笑