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アンバサダーマーケティングを経験してより強く感じたプロセスエコノミーの重要性。

ネット社会が生み出した「クオリティの均衡」は、美味しくないお店を探す方が難しいくらいで、どこもかしこもどんぐりの背比べをしている。

そんな中で唯一無二を生み出せるのが「プロセス」で、この部分の重要性を理解することで商品(サービス)にオリジナリティが付与されるということなんです。

ということで今回は、アンバサダーマーケティングを経験してより強く感じたプロセスエコノミーの重要性、についてお話ししたいと思います。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)この発信では、僕自身が体現する「継続は力なり」の大切さを発信しています。

このnoteは、僕が「MSG MAG(メッセージマガジン)」にて投稿しているブログの転載となります。よろしくお願いします。


SNS・アンバサダーマーケティングの時代は終わった。

僕の携わらせていただいているお仕事の中で、超どデカいコストを支払って「コンサル」を雇い、そこの一環にあるアンバサダーマーケティングというものを経験しました。

簡単に言えば、インフルエンサーマーケティングと大差なく、コンサルお抱えのフォロワー数の多いインフルエンサーをアンバサダーとし、その人たちがSNSで商品を紹介することでリーチを生むというマーケティングなんですよね。

で、僕はそのマーケティングを否定する訳ではないのですが、通常の自社アカウントでは50いいねくらいがアベレージだったものが、そのアンバサダーの投稿では1500いいねに跳ね上がったものの、売れた商品の数はたったの3つだったんです。(3000円くらいのスイーツです)

そこには商品の需要を含めての問題もあると思うんですが、訳の分からないくらいの広告費を出して、1500いいね付くほどのリーチ数を得た上で、売れた商品が3つというコスパの悪いマーケティングの中「デザインでは売れない」と言われた僕の心は行き場を失っていました。

高コストで得た一瞬のバズりを見て「デザインは関係ない」と一掃された。

アンバサダーの投稿から翌日、販売数が0だった商品が3つ売れたことによって「やっぱりアンバサダーってすごいですね」みたいな意見が飛び交ってたんですが、僕からすれば(その他にもアンバサダーの投稿があった中で)「たった3つですか?」って感じだったんですよね。

というのも、僕はこの仕事に携わらせてもらっていることを周囲に話ししたところ、「そんな商品があるなら買おうか?」というお話をもらってたりしていて、正直その数は3つどころじゃなかった訳なんですね。

ただ僕の中で、その商品に対して魅力をそこまで強く感じなかったので、「本当に勧めたいものが出たら紹介するね」ということで、今回はお断りさせてもらいました。

アンバサダーマーケティングにクリエティブが埋もれた状態になり、高コストで得た一瞬のバズりに「デザインは関係ない」と一掃された瞬間は、(マーケティング全体を通した)実績がない状態の僕が言える意見もなく、なんとも言い難い悔しさに襲われました。

アンバサダーマーケティングが終わったマーケターが抱える現状。

で、アンバサダーマーケティングが終わった後に「商品紹介画像を追加してもらえますか?」という依頼が来たんですよね。

僕は、アンバサダーマーケティングを通じて「コンサルの力はすごいねぇ」ということで、ちょろっと売れた商品の報告を聞いた上で、デザインは一旦終了というお話だったので「あれ?また?」と思ってしまったんです。

聞けば、今そのマーケターが抱えてる問題が「これ以上アンバサダーにコストを割いても売り上げの見込みがない」ということで、要はコストの頭打ちを迎えた状態で次の策を練った結果が、「商品紹介画像を追加」だったようでした。

そこで僕は、改めて自分自身が信じてきた「プロセスエコノミー」の重要性を痛感したし、自分の信じた道が間違っていないことを再確認することが出来ました。

商品やサービスを売るためのプロセスエコノミーの重要性。

ちなみにその悩みを抱えていたマーケターは実は僕の身内で、そんな彼にだけ伝えた僕の「プロセスエコノミー」と「ファンビジネス」の重要性をここで書いておきたい思います。

身内には「これを心に留めて突き進め」として伝えたんですが、それは僕の中での「打倒高額コンサル」があったからなんですが、やっぱりいつの時代も目を背けてはいけないのがこの2つなんですよね。

冒頭でもお話しした「クオリティの均衡」に立ち向かって、その中で「僕はここにいるよ!」という発信をするのは、その商品の「物語(を作るプロセス)」でしかないんです。

「どうしてその商品が生まれたのか」とか「どんな人がどんな想いで作ってるのか」とか「だからこそどんな人に届いて欲しいのか」みたいな部分って、絶対に「バズり」とか「映え」じゃないんですよね。

その商品を買う前から想いを感じて、手に取ったらそれの想いが伝わって、利用した時に染み渡るようなそのオリジナリティがないと今の時代の商品って売れないんですよ。

SNSを使って沢山の人に周知しても、そこに「最低限必要な本物のクオリティ」に加えて「物語」がないと次誰かに勧めようとはならないし、そこで勧めたいなって思える商品が売れていくんだと思うんですよね。

だからこそ、そんな中身を伝えられてない商品は売れないと思ったので「この部分をもっと深掘りして発信していくと商品は売れるよ」と彼に伝えて、僕はそのチームでは「デザインの人」を演じることを決めました。

改めてプロセスを伝えるデザインの重要性を痛感したし、僕は自己プロダクトの開発を通じてその証明をしたいと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

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