建築模型に囲まれてときめく週末「建築倉庫ミュージアム」
梅雨の週末、日経新聞日曜版に掲載されていた「ようこそ、建築模型の小宇宙へ」という記事を読み、早速訪れました。当日でしたがチケット購入できました。寺田倉庫の建築模型に特化した国内初の展示施設「建築倉庫ミュージアム」です。
建築倉庫について
建築倉庫の公式サイトより
建築家に家の設計を依頼すると作ってもらえることが多い
建築模型は設計者が建物を設計する際に作成します。設計を検討したり、施主に完成イメージをプレゼンするためのもの。
建築やインテリアを学ぶ学生なら一度はスチールボードをカットして作った経験があるはずです。
日本で初の建築模型に特化した展示施設
そんな建築模型に特化した国内唯一の展示施設「建築倉庫」が、6月18日(土)、東京の天王州にオープンしました。
建築倉庫は、あらゆるものの保管・保存を行なう寺田倉庫と一般社団法人日本建築文化保存協会が協力し、建築模型を中心とする建築文化を引き継ぎ広めていくためにスタートしました。
「収納庫そのものを展示する」
というコンセプトのもと、建築模型を最適な環境下で保存・保管しながら展示するという新しい発想のミュージアムです。
天井高5.2m、総面積約450㎡の広い空間に100の棚が並び、棚の間を周りながら、ゆっくり建築模型を鑑賞することができます。薄暗く静かな空間に整然と並んだ建築模型をワクワクしながらじっくりと見ていると、時間がいくらあっても足りません。
訪れたことのある建物の模型がずらり
展示されている模型は、隈研吾氏の事務所が一番多く、坂茂氏、伊東豊雄氏など、国内外で活躍する日本人建築家や設計事務所による作品の模型ばかり。
ワンダーウォール 片山正通氏の模型がすごい
1/20の内装まで完璧に作られた模型が大迫力です。以前ポーラミュージアムで行われた個展のものらしいです。骨董通りのLEXUS、マッキントッシュ青山、ピエールエルメ青山、Drawer 青山、などあ!あそこ!!と物件名が枯れた小さな札を見る前にどこか当てるクイズができそうです。青森の複合施設やユニクロ New York Fifth Avenueなど
「箱の家」で身近なサイズの模型に盛り上がる
企画展 ”難波和彦「箱の家」の展開”展では普通の住宅サイズ模型が並び、次はこんな家がいい、完全に童心に戻って盛り上がりました。
撮影禁止はちょっと残念
壊れやすく繊細な模型を狭い棚の間を縫うように鑑賞するスタイルのため、やはり撮影は難しいと思います。
ミュージアム情報
建築倉庫ミュージアム
東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫本社ビル1階
【開催スケジュール】2024年4月26日㊎~8月25日㊐
*休館日:月曜(祝日の場合は開館し翌火曜休館)
【入館時間】11:00 − 17:00(閉館18:00)
【定員】各回30名まで
【駐車場】
建築倉庫ミュージアムには駐車場はありません。
私は「天王洲セントラルタワー」に停めていますが、休みの日は出入り口がわかりずらいです。30分320円 (8:00-22:00)
【アクセス】
東京モノレール 天王洲アイル駅 徒歩5分
東京臨海高速鉄道りんかい線 天王洲アイル駅B出口 徒歩4分
JR品川駅 港南口 徒歩15分
【チケット購入】事前予約制です