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中国上海 アート旅 ー 5日目 新旧硬軟の見事な共存に懐の深さを改めて知る

5日目は、夏休みの混雑の中、浦東エリアから延安西路エリアまで上海を横断しました。浦東では高層ビル群を抜けて浦東美術館を訪れ、ランチにはローカルな味わいのお粥と腸粉を堪能。午後は延安西路のColumbia Circleに向かい、日暮れは徐家匯エリアを訪れました。多彩な上海の魅力を満喫した一日です。


ホテル最寄りの陝西南路駅(Shaanxi Rd.)から、地下鉄1号線で一大会址・黄陂南路駅で14号線に乗り換え、陸家嘴(Lujiazui)駅へ
駅名の漢字が読めないので、自分の備忘録のためにもできるだけローマ字を追記してます。

陸家嘴は外灘の対岸にあたり、新たに開発された金融エリア。高層ビルが建ち並び、近未来的な街並みを作り出しています。外灘からこちらを見た夜景もきれいですが、今回は見る機会がありませんでしたが、こちら側から外灘を眺める夜景もきれいです。

陸家嘴エリアのビルの高さとホテルをまとめてみました。

地下鉄の駅を出るといきなり東方明珠電視塔
ここから歩いて浦東美術館まで5分ほど

東方明珠電視塔 上海の夜景のアイコン
世紀連廊

浦東美術館

浦東美術館は、黄浦江の大きく湾曲したあたりにあたり、ちょうど和平飯店のお向かいあたりにあります。大きなガラスが印象的なジャン・ヌーヴェル設計の建築は2021年7月オープン。外観はシンプルな白のキューブで、高い位置の「MAP」(Museum of Art Pudong)のロゴでやっと美術館だとわかります。

奥に浦東美術館

館内には、地下から4階までの吹き抜け展示空間があり、デシャンの「大ガラス」をイメージした場所があったのですが、事前の情報収集が足らず、今回見ることができませんでした。とても残念です。

プラド美術館のモナリザ展

プラド美術館所有のモナリザが、ルーブル美術館以外で初めて「出張」しています。このモナリザは、最も古い模写でルーブルのモナリザと同時期に完成したもといわれており、ダ・ヴィンチのオリジナルの分析にも非常に役立っているそうです。

「モナリザ」をX線の検査をしながら修復する過程や、モナリザの微笑の分析などがたっぷりとスペースをとって解説展示されています。

光輝時代

プラド美術館の収蔵作品の中から16世紀から20世紀のスペインとヨーロッパの代表的な作品70点が展示されています。

徐冰の「引力劇場」

常設のインスタレーションとしてが展示されています。これは地上4階地下1階の建物をフルに活用した作品です。中央の吹き抜けホールの天井から網状の物体が漏斗状に釣り下がっています。網の表面には無数の漢字、アルファベット、記号が張り付けられています。

屋上はフーフバルコニーに

ミュージアムショップ

1Fのミュージアムショップ

お昼はお粥です。No.お粥ショップへ、地下鉄の陸家嘴(Lujiazui)駅に戻り、陝西南路駅(Shaanxi Rd.)へ戻ります。陝西南路駅と直結している「iapm」を抜けて南昌路へ。

香港池仔记肠粉王

お粥と腸粉、フルーツの味のアイスティ
どれもホッとする美味しさ。

腸粉皮はつるつるぷるぷる
安くて美味しいお店がたくさん

ここからバスで蔦屋に向かいます。
地下鉄の最寄駅は3号線,4号線の「延安西路(Yan'an Rd.(W))」駅ですが駅から遠いためバスで向かいます。
バスは2元、一律料金です。ICカードも使えて細かいところまで通っているので、バスを使いこなせると上海旅は格段に便利に。

Columbia Circle

1920年代に欧米人のレジャー施設として使用されていた上生新所(Columbia Circle)を複合施設としてリノベーションされています。

蔦屋書店
Columbia Circle敷地内の洋館「Columbia Country Club」を、当時の内装を残しながら改装し、蔦屋書店としてオープン。1924年エリオットハザードによって設計されたこの建物は上海市の優秀歴史建築にも選ばれています。

100年前のプール
旧アメリカ海軍クラブ1階にフォトスポットとしてのプールがあります。周囲はいくつものバーやカフェに囲まれていて当時の華やかな雰囲気が感じられます。

カフェで一息したあと、バスで来た通りに陝西南路駅へ戻ります。

ここからまた地下鉄1号線で、陝西南路駅から徐家匯(Xujiahui)へ。徐家漚駅3番出口から南方向へ10分ほど歩きます。

徐家匯聖天主教会(聖イグナチオ大聖堂)

大聖堂は1910年に建造されました。徐家匯は上海で最初にカトリック教が普及し、布教の中心になった場所だそうす。時間外で中に入ることはできず、ゴシック建築の内観を見ることができずとても残念でした。

手前の芝生はウエディング姿での撮影スポットに

徐家匯書院

2023年オープンの図書館。館内には、上海と徐家匯に関する歴史書をメインにさまざまな書籍を揃えていますが、日本語の書籍はありません。本の貸し出しはWeChatから。

平日でもたくさんの人

1階にはカフェがあり2Fのテラスでは読書しながらお茶している人もいました、教会が目前に見えます。

建築はデイビット・チッパーフィールド、建築を目当てに訪れる人もたくさん。

地下には広いギフトショップがあり、オリジナルの商品が充実しています。

5日目終わり

徐家匯(Xujiahui)から地下鉄1号線で、陝西南路駅に戻ります。


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