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教室に行けない子供への教師の対応

今朝、ボランティアで小学校に行ってきた。
教室に行けない子ども達が集まる場所として、昨年度に赴任してきた校長先生が立ち上げた。ここができてからちょうど一年。 

ここにも来れない子供たちも何人もいるという話。

私がボランティアに入ったのは先月で、子供も慣れてきたのでちょっと改革をしようと試みている。

一緒にボランティアをやっている友達もずっと「この環境良くないな」と思っていたということで、校長先生やこの教室担当の教頭代理と保健室の先生とも話し合い、学習の時間を作ろうということになった。

私が来るまで、この教室に来る子供たちは好きな事をしてひたすら遊ぶ。男子はずっとタブレット。女の子は工作や手芸。

「体育と図工と給食は教室で」これがこれから登場する女性教師が決めた「約束」

子供は「行きたくない。嫌だ。地獄」とまで言っている。けれどクラスのリーダーが誘いに来る。来させられている。そのあと後担任も誘いに来る。


今まではそれほど強制でもなかったのが、今日はヤバかった。


4年生2人。同じクラス。男女一名ずつ。
男の子は体育だろうと図工だろうと給食だろうと、絶対に教室に行かない。担任はこの子に対しては何も言わない。

問題となるのは、もう1人の女の子に対して。

「図工と体育と給食は出るって、約束したでしょ!約束したんだから守らなきゃダメだよ!○○さんも誘いに来てくれたでしょ!」

「行きたくないのに強制的に行かされる」と話してくれた。

2限の図工。
「どうしても行きたくない」と言うので
私が図工の作品を取りに行って、こっちの教室でやります、と言うと、マスクはしていたものの目つきが変わり「約束したので!そうやってそっちでやるってなったら逆戻なので!」と、強制的に連れていった。

その次の時限が体育。
その女の子は教室内の掃除用具の棚に隠れた。そこまでしてるのに、また担任が来て

「約束したんだから!約束破るのはダメだよ!行きたくないならちゃんと言って欲しいって言ってるの!泣いて慰めてもらって、ずっと泣いてるなんてダメだよ。出てきて!」

子供はずっと下を向いて泣き続けている。

私が守るように前に立っていたら

「私が担任としてちゃんとしなきゃならないので(どいてください)」と言われた。

出てくるわけがないぞ。君は北風なのだから。

しかも、この後「給食も約束したんだからね!」と言って去っていった。アホか。行けるわけなかろ。


担当の保健室の先生のところに行き、6年生の女の子がしっかりと説明してくれた。


担任は20代後半~30代前半の女子。左手の薬指には新しそうな指輪。新婚さんなのかしら。
彼女の『一生懸命』は自分のエゴでしかない。自分が泣かしたことを正当化したい。絶対に自分は悪くない。だから謝らない。
という、心が見えてしまった。見えるのだよ、私には( ¯▿¯ )

思うようにいかない事にプンプンして。プンプンって文字が彼女の周りを飛び交っていた。

私の娘と言っても過言ではないであろう年齢なので、これが私の娘であるならば大説教しているところだった。

一緒にいてくれた6年生の女の子の方がどれだけ大人か。

「責めすぎだよ。私たち子供は、何が嫌なのかを上手く話せない。自分でも何が嫌なのかが分からない。なのに大人は『ちゃんと言いなさい!』って責める。責められたら尚更言えないんだよ。」

「前の担任に『その喋り方、いつやめるの?』って言われて、自分の声が大っ嫌いになったの。今でもトラウマ。こっちはものすごく嫌だったのに、家に電話来て『なんか、傷つけちゃったみたいだね〜』って軽く言うんだよ!」

そんな胸の内を沢山話してくれた。

「学校に来て、嫌なことを相談出来る大人は先生しかいないのに、先生が話を聞いてくれない、寄り添ってくれないんだから我慢するしかないんだよ!」


全く、その通りです。この子達は、たくさん傷ついて経験を積んで大人が思い込んでいるよりもずっとずっと大人です。尊敬すべき存在です。

きっと、この担任や他の教師たちも、まだまだ子供。経験値が低いまま教師になり、自分がやっていることが絶対であり正しいと思ってやっているのでしょう。

教師を続けていくならば、まずは「人」として徳を積むという学びをやって欲しいと思います。

子供よりも教師が未熟。
それでも教えなければならないならば、子供に「頑張れ」という前に「お前が頑張れ」

玄関でちょうどいい具合に校長先生がいたので「問題発生です」と伝えてきました!グットタイミング、神様( •̀ᴗ•́ )و


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