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新年が明けると、なぜ「おめでとう」なのか?

あけましておめでとうございます。
フォレスト出版編集部の森上です。
 
「あけましておめでとうございます」
 
毎年、新年が明けて挨拶に使うこの言葉。「おめでとう」と言うからには、なにかすでにおめでたいことがあったからです。
 
では、「おめでとうございます」とお祝いする対象は何なのか?
 
「あけましておめでとうございます」の語源を調べてみると、いくつか説があるのですが、新年を無事迎えられたことを祝うと同時に、「おめでとう」と声をかけあい、「新しい年にこれから起こる幸せを先に祝う」という予祝(よしゅく)の意味があるんです。
 
予祝とは、文字どおり「予(あらかじ)め祝(いわ)う」わけです。「広辞苑」や「三省堂国語辞典」にも載っている言葉で、農作物などの豊穣を祈って、実際豊作かのように模擬実演する行事を指しています。「前祝い」ともいわれ、日本で古くから伝わる文化的儀式として知られています。
 
予祝は、現代を生きる私たちの日常にも存在しており、先ほど紹介した新年の挨拶「あけましておめでとうございます」だけではありません。
 
例えば、桜の咲く春に行なう「お花見」もそのひとつ。春に満開に咲く「桜」を秋の「稲」の実りに見立てて、仲間とワイワイお酒を飲みながら先に喜び、お祝いすることで願いを引き寄せようとしていたわけです。
 
そんな日本版「引き寄せの法則」ともいえる「予祝」(前祝い)を積極的に活用して、夢や願いを叶えちゃう方法を、マンガを交えながら解説した新刊『マンガでわかる前祝いの法則』が1月22日にいよいよ発売されます。

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本書の元本となっているのは、14万部突破(2023年12月末現在)、読者が選ぶ「ビジネス書グランプリ2019」自己啓発部門受賞作として、多くの方にご高評いただいている『前祝いの法則』。今回は、同書をよりわかりやすくしたマンガ版となって新登場しました。
 
著者は、『今日、誰のために生きる?――アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語』がベストセラー街道を爆走中のひすいこたろうさん。そして、予祝メンタルトレーナーとしても知られる実業家、大嶋啓介さん。この最強タッグが放つ最新作です。
 
今回は、本書『マンガでわかる前祝いの法則』の発売に先立ち、「はじめに」「目次」を全文公開いたします。



はじめに

 なぜ日本人はお花見をするのか?
 実は、お花見こそ、古代日本人が実践していた、夢(願い)を叶えるための、最強メソッド「引き寄せの法則」だったのです。
 うまくいかない人は、過去から、未来に時間が流れています。
 うまくいく人は逆なんです。時間は、未来から現在に流れています。
 どういうことか?
 それを説明するのに、まず、古来日本人は願いをどう叶えていたかを知ってください。マンガで触れた通り、古代日本人の一番の願いは、稲がたわわに実り、お米がしっかりとれることでした。その願いの実現を引き寄せるためにやっていたのが、実は、お花見だったのです! 春に満開に咲く「桜」を、秋の「稲」の実りに見立てて、仲間とワイワイお酒を飲みながら先に喜び、お祝いすることで願いを引き寄せようとしていたのです。
 これを「予祝(よしゅく)」といい、日本古来の文化です。
 祝福を予(あらかじ)め予定するのです。いわば、「前祝い」です。
 先に喜び、先に祝うことで、その現実を引き寄せるというのが、日本人がやっていた夢の叶え方なんです。盆踊りも豊作を先に喜ぶ、前祝いの踊りです。新年いきなり、「あけましておめでとうございます」と、おめでとうから始めるのが日本人なんです。
 それを一言で表したのが、「始めよければ、終わりよし」ということわざです。
 始めというのは、今の心の状態です。今の心の状態(はじめ)が「喜び」であるならば、未来(終わり)も「喜び」だよということなんです。
 
「未来」とは「心」×「行動」で生み出されるものです。
 
「成果」とは「どんな心で」×「何をするか」だといってもいい。
 感謝というメソッドが大事だからと、気持ちを込めず、吐き捨てるように「ありがとう」と伝えても結果はマイナスですよね?
 どんな大事なことだって、雑にやったら雑用になるのです。
 未来を生み出す公式を改めてよく見てください。
「成果」とは「どんな心で」×「何をするか」
 心の状態がマイナスであれば、何をしても結果はプラスになりません。だから、先に喜び、祝うことで、心の状態をプラスにしていくことが大事なのです。
 心の状態が1000ならば、1行動しただけで1000の結果が出てしまうんです。
 時間を逆回転させればいいんです。
 最高の未来を描き、祝杯をあげているところから逆回転させるんです。
 どうなりたいのか、最初にしっかり意図して、そこに喜びを載せる。
 すると、時間は未来から流れてくる。最高の未来があなたを迎えにきます。
 本書は、「ものの見方」を極める作家のひすいこたろうとメンタルコーチ大嶋啓介の、共著のベストセラー『前祝いの法則』を漫画化したものです。予祝の驚異的なパワーとメカニズムが「マンガ」でさらにわかりやすくなっています。
 この予祝メソッドはすでに、ビジネスマンや、主婦の方をはじめ、大変反響が出ており、予祝で街作りをしたいという市長も出てきています。
 なかでも、甲子園を目指す球児たちのメンタル研修で革命的な成果が出ており、2015~2023年の8年間で、25校、40回以上の甲子園出場を果たしています。
(明桜高校(秋田) 釜石高校(岩手)聖光学院(福島) 津田学園(三重) 京都成章高校(京都) 海星高校(長崎) 札幌大谷高校(北海道) 星稜高校(石川県)ほか)
 
 さあ、あなたの運命が、今日変わります!
 

【目次】

【マンガ①】Prologue

はじめに

マンガパートの登場人物紹介
【マンガ②】現在の心の状態を変える!

第1章 なぜ予祝で奇跡は起こるのか? 人生は逆回転でうまくいく!

知らずに死ねない。2つの人生最重要クイズ
人生は、逆回転でうまくいく!
【マンガ③】未来を作る方程式

第2章 未来を生み出す公式 心×行動=未来

今の「心」こそ、あなたの未来
「今の気分の内訳」が、「未来の雛形」となる
今の幸せを祝い、喜ぶ。それが予祝の始まり
【マンガ④】小学校の運動会で予祝がミラクルを起こす
【マンガ⑤】居酒屋を大成功させた予祝のパワー

第3章 予祝はこうやる! 予祝マスターになる

それって、鼻血出る?
なりたい自分をいきなり名乗ってみる
具体的な夢がなくても大丈夫。今すぐできる
笑顔の予祝【予祝スマイル】は21日やってみて
【マンガ⑥】予祝の力を上げるための習慣

第4章 奇跡が起きる人と起きない人、違いは何か?

予祝が叶う人と、叶わない人の違いは何か
心の状態を一瞬でゼロリセットする「まなゆい」
安心感が育つと、すべてがうまくいく!
心の浮き沈みを減らす、「何のために?」の魔法
感謝無敵説!
【感謝の手紙】で、感謝を決意に変える
奇跡は「習慣」から生まれる
【マンガ⑦】予祝の中にピンチを折り込む

第5章 ピンチに予祝! 問題解決にも予祝は使える

「壁」は「扉」になる! だからピンチで祝う
ダメな人などいない。他人の運命を変える予祝
逆境からの予祝ラブレター【未来レター】
ピンチをチャンスに変える【予祝マンダラチャート】
【マンガ⑧】予祝は本当の心に反応する

第6章 本当の願いで予祝する 未来で過去は変えられる!

予祝が叶うかどうかは、本当の願いかどうか
願いの純度を上げる
愛されていたことに気づくと扉が開く
起きてほしいことがベストではなく、起きたことがベスト
【マンガ⑨】Epilogue

おわりに

ラストワーク

人生最後の日から今の自分へ手紙を書く【予祝ラストレター】

【著者プロフィール】
ひすいこたろう

作家・幸せの翻訳家・天才コピーライター。「視点が変われば人生が変わる」をモットーに、ものの見方を追究。衛藤信之氏から心理学を学び、心理カウンセラー資格を取得。2005年『3秒でハッピーになる名言セラピー』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がディスカヴァーMESSAGE BOOK大賞で特別賞を受賞しベストセラーに。他にも『あした死ぬかもよ?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『今日、誰のために生きる?』(廣済堂出版、SHOGENとの共著)などベストセラー多数。『人生最後の日にガッツポーズして死ねるたったひとつの生き方』(A-Works)はぜひ読んでほしい1冊。この星の精神性を100年進化させる、ニュージャポニズムの旗を掲げ日夜邁進。YouTubeにて「名言セラピー」をほぼ毎日配信中。
 
大嶋啓介(おおしま・けいすけ)
予祝メンタルトレーナー。株式会社てっぺん取締役会長。
1974年1月19日(「いい空気」をつくるために)、三重県桑名市で生まれる。居酒屋から日本を元気にすることを目的に、株式会社てっぺんとNPO法人居酒屋甲子園を設立。てっぺん創業15年で100人以上の経営者を輩出する。2006年には、外食産業にもっとも影響を与えた人に贈られる外食アワードを受賞。てっぺんの「本気の朝礼」は、テレビなどでも話題になり、年間1万人以上が見学に訪れる。企業だけでなく、中学生や高校生の修学旅行のコースになるほどに。2014年より、自身の学びを多くの人に伝えたいという想いのもと「人間力大學」を開校。スポーツのメンタルにも力を入れており、オリンピック日本代表のソフトボールのチームに朝礼研修を行ない、北京オリンピックでは金メダルに貢献。2015~2022年にかけて、高校野球の約100校にチーム強化のためのメンタル研修を行ない、そのうちの25校が甲子園出場を果たしている。企業講演・学校講演を中心に、日本中に夢を与えたいという思いで全国的に活動している。著書に、「読者が選ぶビジネス書グランプ2019」自己啓発部門賞受賞作『前祝いの法則』(フォレスト出版、ひすいこたろうとの共著)などがある。

いかがでしたか?
 
今回ご紹介した『マンガでわかる前祝いの法則』は、1月24日(Amazonでは22日)発売です。
 
今回のマンガでは、カウンセラーの夢を抱く女子大生・宮本楓が、ゼミの先生から「予祝」のメカニズム&ノウハウをレクチャーしてもらいながら、実践していきます。はたして、楓の夢は叶うのか――。

マンガのストーリーを通じて、予祝のメカニズム&ノウハウを楽しみながら学べます。

2人の著者が、【日本版「引き寄せ」の法則】をマンガを交えながら、わかりやすくイチから解説した1冊です。興味がある方はチェックしてみてください。

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最後になりましたが、2024年もフォレスト出版公式noteは、読者の皆さんに少しでもお役立ていただける、1つでも気づきのある記事を、年末年始はもちろん、年中無休で毎日1本以上アップしていきます。ひきつづきチェックいただけたら幸いです。

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