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本当に仕事ができる人が常に意識しているたった一つのこととは?
あけましておめでとうございます。
フォレスト出版編集部の山田です。
お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。
まだまだ年末年始のお休みモードを延長したい自分に喝を入れながら、そろそろお仕事を始められる方もいらっしゃるのではないかと思います。そんな中、昨年よりも高い成果を出すために、今年はどんなことを意識すべきか考えを巡らせている方も少なくないのではないでしょうか。
本記事では、より高い成果を出すために仕事ができる人が意識していることについて『いつでも、どこでも、何度でも卓越した成果をあげる 再現性の塊』(田尻 望 著、かんき出版)からご紹介させて頂きます。
結論から申し上げますと、著者が考える本当に仕事ができる人はお客様に対して感動を与えることを意識しているそうです。
その理由は、著者いわく、人は「感動」を得られることに対して、「価値」を感じてお金を支払うからだそうです。
人の心の中にあるニーズを掘り下げていくと、その根源には必ず「感動」があるそうです。なぜなら、人は誰でも「感動したい」、つまり「幸せになりたい」生き物であるからだと著者は言っています。このことから、著者は本当に仕事ができる人は、相手に「感動」を起こせる人なのだと断言しています。
では、どうしたら人に価値を感じてもらえる「感動」を起こせるのでしょうか。
それには、「ニーズの裏のニーズ」を捉える必要があると著者は言っています。ニーズの裏のニーズとは、顕在ニーズと潜在ニーズの裏側にある「真のニーズ」のことです。
もしかしたらすでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、一度整理するために下記に「顕在ニーズ」や「潜在ニーズ」の違いについてまず記載いたします。
「この望みを叶えたい」「こうなりたい」と常に思っていること(自分ではっきりと意識していること)が「顕在ニーズ」です。
一方、自分では気づいていないもの(意識していないもの)が「潜在ニーズ」です。「ニーズ」とは、人の心の中にあるものですが、自分ではっきりと気づいているものもあれば、気づいていない、時には、まったく知らないこともあるということです。
感動を生み出すために最も重要とされる「ニーズの裏のニーズ」はこの上記2つに加えたもう一つのニーズの種類であり、相手のさらに深い部分に存在するニーズになるそうです。
このニーズの裏のニーズの捉え方に関して、著者は次のように述べています。
他人からすれば、「何であんなサービスが必要何だろう?」と思うものでも、そのサービスを受けようとする人がいます。
その裏には、そのサービスを受けて達成したい、その人なりの「目的」があります。「目的」を捉えられるようになると、「これが、相手が求める真のニーズだ!」と特定できます。
お客様が、「〇〇が欲しい」「〇〇したい」と言っているとき、そこで言語化されているのはあくまでも「顕在ニーズ」です。
大切なのは、その言葉の裏に存在する「ニーズが発生した理由や原因、その背景」を明らかにすることです。
つまり、相手が「なぜそれが欲しいのか?」を突き詰めていくことで「ニーズの裏のニーズ」と呼ばれる真のニーズを特定することができるようです。そして、この真のニーズを叶えることで、はじめて感動が生まれ相手に価値を感じてもらえるわけです。したがって、高い成果をあげるためには、感動を生み出すための真のニーズを捉え続けようする姿勢が重要であると言えそうです。
以上、仕事ができる人が意識していることについてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
昨年よりも良い成果を出すための何かヒントになりましたら幸いです。本書には、その他にも卓越した成果をあげるための方法が解説されているので、もしご興味がございましたら、ご参考になさってください。