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【海外書籍ランキングTop10】#164 今週のアメリカ版Amazon書籍売れ筋ランキング

こんにちは。フォレスト出版です。

今週もアメリカ版Amazon書籍売れ筋ランキングのお時間となりました。本日も海外書籍のリアルタイムの情報をいち早くお届けします。

先週は、ドナルド・トランプの3人目にして現在の妻であるメラニア・トランプの回想録、
『Melania』

が前週に引き続き第1位を獲得。

ピックアップ本には、ビジネス&マネー>投資カテゴリでベストセラーとなっている、幸せで豊かな生活を築くためのリタイアの極意、
『How to Retire』

をご紹介しました。それでは今週のランキングはどうなっているでしょうか。


★Amazon.com 週間売上Top10(2024/11/24時点)★
~The Top 10 Most Sold Nonfiction Books of the Week~


第1位『The War on Warriors』
PETE HEGSETH

(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/2,349 REVIEWS)

☆5週連続ランクイン
元陸軍兵士ピート・ヘグセスが、軍の劣化とアメリカ社会の危機に鋭く迫る一冊。戦場での経験と分析を交え、戦士たちを守り、未来を切り開くための提言が詰まった自由を守るための必読書。

第2位『Atomic Habits』
JAMES CLEAR

(CUSTOMER REVIEWS:★4.8/134,611 REVIEWS)

☆304週連続ランクイン
習慣形成の専門家であるジェームズ・クリアが提唱する、習慣を変えるために必要なツールと戦略。

第3位『Good Energy』
CASEY MEANS

(CUSTOMER REVIEWS:★4.6/2,033 REVIEWS)

☆17週連続ランクイン
年齢を問わず、健康に暮らし、健康を維持する能力を最大限に高めたいあなたへ。これまで隠されていた病気の真の原因について最先端の新しい理解を提供します。

第4位『Melania』
MELANIA TRUMP

(CUSTOMER REVIEWS:★4.5/3,702 REVIEWS)

☆9週連続ランクイン
スロベニアの幼少期からヨーロッパとニューヨークでのファッション界、そしてドナルド・トランプとの出会いまで、メラニア・トランプが自らの人生を振り返り、母親としての喜びやファーストレディとしての活動を語る。

第5位『The Book of Unusual Knowledge』
PUBLICATIONS INTERNATIONAL LTD.

(CUSTOMER REVIEWS:★4.6/19,234 REVIEWS)

☆2週連続ランクイン
映画や文学、自然、歴史、ポップカルチャーなど幅広いテーマで知的好奇心を刺激する!704ページにわたる豊富なトリビアや面白情報、リストやゲームが満載のプレゼントにも最適な一冊。

第6位『Hillbilly Elegy』
JAMES CLEAR

(CUSTOMER REVIEWS:★4.4/113,918 REVIEWS)

☆41週連続ランクイン
元海兵隊員で上院議員のJ.D.ヴァンスが、貧困に苦しむ白人労働者階級の現実を描く回想録。家族が世代を超えて抱えた貧困やトラウマ、そしてアメリカンドリームの喪失を通し、現代社会の根本的な課題に鋭く迫る。

第7位『On Tyranny』
Timothy Snyder

(CUSTOMER REVIEWS:★4.7/30,310 REVIEWS)

☆12週連続ランクイン
アメリカの権威主義への傾倒に警鐘を鳴らし、自由を守るための指針を示す。ティモシー・スナイダーが歴史から学ぶ重要性を説き、過去と現在を結びつけながら、現代に迫る独裁の脅威に立ち向かう方法を提案する。

第8位『The Anxious Generation』
JONATHAN HAIDT

(CUSTOMER REVIEWS:★4.6/4,196 REVIEWS)

☆34週連続ランクイン
なぜ、2010年代初頭から青少年のうつ病、不安症、自傷行為、自殺の発生率が急激に上昇し、多くの指標で2倍以上に増加したのか。ベストセラー作家のジョナサン・ハイトがデータに裏付けられた真実を語る。

第9位『Dad, I Want to Hear Your Story』
JEFFREY MASON

(CUSTOMER REVIEWS:★4.7/7,125 REVIEWS)

☆11週連続ランクイン
時代を超えて後世まで大切に残る記念品を作りましょう。示唆に富む質問やヒントは、あなたの父親の思い出、経験、大切な瞬間、振り返りを記録するのに役立つ素敵なギフトになります。

第10位『Revenge of the Tipping Point』
MALCOLM GLADWELL

(CUSTOMER REVIEWS:★4.4/1,377 REVIEWS)

☆7週連続ランクイン
ベストセラー「ティッピング・ポイント」のマルコム・グラッドウェルが25年ぶりに伝染現象の暗い側面を探り、マイアミやアイビーリーグ、COVID、オピオイド危機などをテーマに、社会現象の本質を解き明かす。

※○週連続ランクイン表記はTop20内


今週は、Best Books of the Year2024より、
『The Age of Magical Overthinking』

をピックアップ!

The Age of Magical Overthinking:Notes on Modern Irrationality
考えすぎの魔法的思考の時代:現代人が陥る不合理な思考の秘密

NYタイムズのベストセラー作家であり、ポッドキャスト「Sounds Like a Cult」のホストとして知られるアマンダ・モンテルが、文化批評と個人的な物語を融合させた一冊。

人間の認知バイアスと「魔法的思考」の力、その弱点、そして魅力を鋭く掘り下げます。

モンテルのデビュー作「Wordslut」での言語学的洞察と、ヒット作「Cultish」(邦題:カルトのことば)での社会学的分析をさらに発展させた本作では、彼女が人間の思考の仕組みとバイアスに鋭い視点を向けています。

今回のテーマ「魔法的思考」とは、【自分の内なる考えが外の世界に影響を与える】という信念のこと。ポジティブな思考で貧困を抜け出せる、病気を回避できる、忠誠心だけで関係を修復できる、そんな思い込みは、混乱の中で自分を保つための方法ですが、情報過多の現代ではそれが脳に過剰な負荷をかけ、非合理性を極端に高めているとモンテルは指摘します。

本書では、「ハロー効果」がなぜ有名人への過剰な崇拝や嫌悪を生むのか、「埋没費用効果」がどのように不毛な関係から抜け出せなくするのかなど、日常に潜む認知バイアスを鋭い洞察とユーモアを交えて解説します。

モンテルは、混乱した現代社会で私たちが抱える不安や不合理さを優しく包み込みながら、それをどう乗り越えるかの希望を示します。

モンテルが目指すのは、無意味に見える現実の中から意味を見出し、心を穏やかにすること。本書を通じて、あなたの思考の窓を少しだけ開け、新鮮な風を吹き込む感覚を味わってください。

不合理の中に見える一筋の光を探し出す手助けとなるでしょう。

・・・・・・・・・

 2000年代以降、人類は膨大な誤った情報を積み上げてきました。
 それは現実逃避のための新たなツールボックスのようなものです。
 陰謀論がメインストリーム化し、有名人崇拝が妄想的な域に達する一方で、ディズニーファンやMAGA信者(※)たちはノスタルジアに酔いしれ、過去の幻想に浸っていました。
※Make America Great Again(アメリカを再び偉大な国に)を支持する人々
 これらの誤解は多彩な形をとり、突飛なものから危険なものまでありましたが、一つだけ確かなことは、現実感覚が私たちから滑り落ちていたということです。
 この大混乱の理由を説明できる唯一の要因は、「認知バイアス」にありました。
 認知バイアスとは、私たちの脳が外界の情報を不完全に処理することで生まれる、自己欺瞞的な思考パターンのことです。
(中略)
 認知バイアスは、私自身の多くの非合理的な行動や言い訳できない選択をも説明してくれました。
 たとえば、20代前半に維持するべきでないと分かっていた関係に固執したことや、自分の中で架空の敵を作り上げてそれに苦しんだ経験などです。
 私はこの糸を引き抜きたくなりました。
 つまり、私たち自身が作り出すこのような「思考の魔法」が、どのようにして膨大な情報と結びついて現代社会を支配する非合理性を生むのかを理解するために。
(中略)
 この本を書くことは、私にとって自分自身の認知的不協和を理解し、それを受け入れるプロセスでした。
「矛盾する思考」をどうにか整理し、理不尽さの中にわずかな意味を見いだす試みだったのです。
 禅仏教には「公案」という言葉があります。
 解けない謎を通じて心を壊し、そこから新しい視点を得るものです。
 この本は、そんな公案のような存在であり、頭を整理し、また新しいものを組み立てるためのきっかけになればと願っています。

「意味を求めて 魔法的思考への序章」より

【著者について】
アマンダ・モンテル
(Amanda Montell)

作家、言語研究家。ニューヨーク大学で言語学の学位を取得。前作『カルトのことば』は高く評価され、ポッドキャスト「Sounds Like A Cult」は2023 年のiHeart Radio Awardで最優秀新進ポッドキャスト賞を受賞。NYタイムズ、ガーディアン、エスクワイア、マリ・クレールなど多くの紙誌に執筆。


いかがでしたか? 今回ご紹介した書籍は、現時点での日本語版は未出版ですが、アマンダ・モンテル氏の以下タイトルの日本語版が出版されています。

『カルトのことば:なぜ人は魅了され、狂信してしまうのか』(白揚社)

また、同氏の活動やメッセージは公式instagramでご覧いただけます。

こちらも気になった方はチェックしてみてくださいね。今後も海外書籍のリアルタイムのランキングをご紹介していきますのでどうぞお楽しみに!

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│フォレスト出版のイチ押し海外教材│
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フォレスト出版では数ある海外の著者陣の中からイチ押しのものを教材化しています。興味ある方はチェックしてみてください^^

 海外教材★イチ押しランキング
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第1位:『引き寄せの科学』
~“内在的支配思考”にアクセスし、思考を現実化する願望達成の9ステップ~
講師:ジョン・ディマティーニ

第2位:『ジーニアス・ファクター』
~“天才性”を覚醒する、Dr.ディマティーニ式能力開発プログラム~
講師:ジョン・ディマティーニ

第3位:『40 DAYS TO POSITIVE CHANGE』
~ポジティブな習慣を取り入れ、望む人生を手に入れる40日間の旅~
講師:ケリー・マクゴニガル

第4位:『ブレイン・ジャック』
~あの人の心と体を支配する“五感読心術”マスタープログラム~
講師:トルステン・ハーフェナー

第5位:『The Ultimate Guide to FIRE For Japan』
~日本の会社員が経済的自由を手にして、早期リタイアするまでのロードマップ~
講師:クリスティ・シェン

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