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人生で絶対に関わってはいけない人

フォレスト出版編集部の寺崎です。

学校や職場やプライベートの人間関係において、「あの人とは付き合わないほうがいい」といった忠告を人から受けたことはないでしょうか。

「付き合わないほうがいい人」とは、つまり、その人と人間関係を結ぶと不利益を被る恐れがあるということかと思います。

では、実際に人生において「付き合わないほうがいい人」はどんな人物なのか……について真言宗のお坊さんに聞いてみました。

その答えを収録したのが『「ご縁」がすべてを引き寄せる 開運一問一答』(山平和尚・著)です。


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人生で「関わってはいけない人」とはどんな人か?

 関わってみなければわからないって逆に思ってもらったらどうかな。
 関わってみて「これはやめたほうがいいな」と思ったら、離れる。もちろん、他人や友達が「やめときなよ」と言うときは、素直に聞くのも大事ですが、基本的には自分がその人に関わってみないとわかりません。
 関わってみて初めて、関わるべき人とそうでない人が判断できる。
 たくさんの人と関わってきた人ほど、「この人とは関わらないほうがいい」と見極める力が身につきます。人と関わらないうちから「あの人には関わらないほうがいい」と決めつけるのは、間違いじゃないかな。関わってみなきゃわからない。
 失敗するかもしれないし、嫌な目に遭うかもしれない。
 でも、逆に大きな得をすることもあります。
 まずは多くの人と躊躇せずに絡んでみることです。他人とあまり関わらない人、ご縁をつながない人ほど、後々損をします。
 関わってみることに、人としての学びがあるんです。

ネガティブな人とは関わらないほうがいいのか?

「反面教師」という言葉がありますよね。
 他人の行動を見て、自分を正すという意味です。人の悪口や愚痴を言ったり、人を否定したり批判する人は多いです。でも、自分のことは案外よくわからないもので、時には「自分も同じようなことをしているかもしれない」と振り返ることも大切。
 どんなご縁でも大事にしたほうがいいんじゃないかな。
 そこには何か意味があるはずだから。

 たとえば、文句や愚痴を言う人と出会ったのは、「あなたも同じようなことをしているかもしれないよ」という反面教師としての意味があるのかもしれません。
 もしくは、その反面教師を見せてもらうことで、「私はそうなってはいけない」と確かな行動基準を持つことができるかもしれません。
 どちらにしろ、「自分が成長するためのありがたい存在だ」と思う癖をつけることで運気は向上します。
 反面教師さんが悪役になってくれることで、自分の成長を促してくれているんです。嫌いな人をむりやり好きになる必要はありませんが、自分に知識や知恵がつけば、そのような相手も何とも思わなくなります。
 嫌な人でも好きになれというのではなく、嫌な人をどうでもいい存在にできたとき、自分にはコミュニケーション能力という知恵がついているのです。
 嫌いな人や苦手な人に出会うことも、人生の大事な一部です。

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・・・意外にも和尚さんの答えは「とりあえず関わってみろ」でした。

「他人とあまり関わらない人、ご縁をつながない人ほど、後々損をします」

個人的にはこの一節がいちばん刺さりました。人付き合いを避ける傾向にある人というのは一定数いますし、私に回りにも少なからず見かけます。そういう人は「後々損をする」というのです。

いやはや、やはりここでも「縁」と「ご縁」の話が思い返されます。

▼「縁」と「ご縁」の違いについてはこちらの記事参照

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