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【会社経営】取引業者との理想的な関係は、どのような関係か?
こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
会社経営において、自社の事業に尽力してくれる取引業者は貴重な存在です。我々出版社でいえば、印刷会社、デザイナー、DTP会社、ライター、編集プロダクション、フリー編集者などなど、外部の取引業者やフリーランスの方々に支えられています。そのような取引業者があるからこそ、自社の事業が成り立っているわけであり、ありがたい存在であることは言うまでもありません。
ただ、そんな取引業者とは、どんな距離感で付き合うのか、関係性を築くのか、いわゆる理想的な関係はどのような関係なのか、とても気になるところです。
自らも140億円の負債から自立再生を成し遂げ、1500社以上の中小零細企業の社長を救ってきた経営アドバイザーとして知られる三條慶八さんは、新刊『1500社の社長を救った虎の巻 経営の極意』の中で、取引業者との理想的な関係性について詳しく解説しています。今回はその該当箇所を全文公開します。
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キーワードは「適度な緊張感」
取引業者と信頼関係を持つのはいいことです。しかし、あまり信用しすぎるのもよくありません。適度な緊張感を持って付き合うようにしましょう。
仕入れ業者と親しくなると、相見積もりも取らずに仕事を発注することがあります。特に、同じものを定期的に仕入れる場合によく起こります。「最初からこの業者に決めているから」というのが理由ですが、これを続けていると、どうしても関係に緊張感がなくなっていきます。
相手の立場に立てば、「必ず取れる仕事」「どうせウチにしか出さないだろう」という気の緩みが出てきます。
始めは仕事を取りたい一心で一生懸命に努力しますが、気が緩むといい加減な仕事をしたり、上乗せした請求をしたりするようになります。
もちろん、相手が悪いのですが、信用しすぎた社長にも責任はあります。必ず相見積もりを取って、お互いの緊張感を維持するようにしましょう。
信用しすぎたゆえに、失敗した事例
ある社長は、その業者を信用するあまり、きちんとした見積もりもないままに多額の追加料金を払ってしまいました。発注している工事費の前払いのつもりだったと言うのですが、このお金は何カ月経っても戻ってくることはありませんでした。
これは、信用しすぎた結果です。
また、紹介された会社の仕事したのにもかかわらず、イチャモンをつけられて数千万円支払われなかった例もあります。
会社資金に余裕があるときに、将来のために投資しませんかという話に乗ってしまった人もいます。
詐欺的なことをする奴は、人のいい、性善説で生きている人を狙います。だまされるほうが悪いのだという意識で、用心してください。
【著者プロフィール】
三條慶八(さんじょう・けいや)
1960年、神戸市生まれ。“会社と家族を守る"経営アドバイザー。株式会社Jライフサポート代表取締役。負債140億円を背負った会社を自らの力で再生し、完全復活させた経験に基づき、悩める中小企業経営者に真の会社経営、会社再生法を伝授している。机上の空論ではなく、自らの体験から得た実践的な手法は多くの経営者から信頼を得ており、特に対金融機関との交渉法が、多くの顧客から評価されている。「もっと早く出会いたかった」「今すぐ指導してもらいたい」などの声が全国から寄せられている。これまで1500社以上の社長を救ってきた。中小企業経営者とともに、最後まであきらめることなく懸命に闘う姿勢が共感を得ている。今の中小企業制度では、失敗すると再チャレンジできない現状がある。そんな中小企業の再チャレンジ制度を改革するのが人生のミッション。
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いかがでしたか?
今回紹介した新刊『1500社の社長を救った虎の巻 経営の極意』の著者・三條慶八さんは言います。
「失敗する社長ほど、この基本を軽視する」
そもそも経営の基本を知らない社長もいれば、知っているふりをしている社長、知っていても実践していない社長が失敗したり、再生できないと言います。
同書では、中小零細企業の社長なら絶対知っておきたい101の項目に対して、自らも140億円の負債から自立再生を成し遂げ、1500社以上の中小零細企業の社長を救ってきた経営アドバイザーとして培った経験・知識・知恵・テクニックから導き出した全ノウハウを【Q&A形式】でズバリ答えています。
どんなに厳しい状況でも、中小企業の経営者が生き残るために必要不可欠な「経営の極意」を厳選して詰め込んだ新刊『1500社の社長を救った虎の巻 経営の極意』は、好評発売中です。興味のある方はチェックしてみてください。
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