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編集者のこぼれネタ

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各編集者のプライベートや趣味など、日常を垣間見れる記事たちです。
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2020年5月の記事一覧

詩人・言葉の達人としての山本耀司

フォレスト出版編集部の寺崎です。編集の仕事をしていると「この人の本を作りたい」というのが、どうしてもある。 でも、属する出版社のジャンル傾向に合致していないと、正直厳しい。 自分のなかでそんなモヤモヤな対象が「山本耀司」だ。 山本耀司は文筆家としてスゴい山本耀司=ヨージ・ヤマモトは日本を代表するファッションデザイナーとして広く知られているが、じつは「文章」もすごい。 たとえば著作の『MY DEAR BOMB』(岩波書店)の冒頭の一節がこれ。 ダンディズムに溢れた文体

「本づくりはバンドに似てる」というわけで、おすすめギタリストのYouTubeを紹介してみる。

フォレスト出版編集部の寺崎です。 今日は音楽に興味ない人にとってはどうでもいい情報かもしれません。すみません。 編集の仕事をしていて、昔から思っていることがあります。それは「本づくりって、バンドに似ているな」ということ。学生の頃、バンドを組んでいたので、これはなんとなくの感覚レベルですが、似てる気がするのです。お互いに「間合い」を計算して詰め合いながら、ひとつの作品を形にしていく過程に似たものを感じます。 ジャンルにもよりますが、ロック(死語?)を例にした場合、バンドはボ

最近「へー」と思ったYouTube動画

こんにちは、フォレスト出版編集部の杉浦です。 外出自粛で家にいる時間が長くなり、以前よりもYouTube動画を見る機会が増えました。そんななか、「ほぉー」と思った動画がいくつかあるので、みなさんにご紹介したいと思います。 * まずはこちら。【アメリカの子供に初めて会ったとき、韓国の子供が最初に言う言葉】というタイトルで上がってきた動画です。キラキラした目が可愛いブロンドの女の子と、やさしそうな韓国人の男の子。好感度の高い二人のサムネイルに、ついついクリックしてしまいまし

「ビジネス書」編集者の愛読書。

こんにちは、フォレスト出版編集部の杉浦です。 ブックカバーチャレンジ、流行っていますね。一人7冊、なかなかの冊数なので、Facebookのタイムラインが本の画像で埋め尽くされている感があります。実は私、やたらコミックエッセイを読んでいる時期がありました。それを知っている社員から「ビジネス書編集者なのにコミックエッセイばっかり読んでるっておもしろいぞ」と言われたので、誰からも回ってきていませんが、コミックエッセイ縛りで勝手にブックカバーチャレンジしてみたいと思います。 ブッ