雨足が近付く『音』を聞いた夕方のルーティン
朝のルーティンと夕方のルーティン。朝のウォーキングと夕方のウォーキング…どちらが正解ともなく飼い犬と出掛ける。一日4000歩。
稲の成長を眺めながら、20分ほど歩いて引き返そうとしたその時、遠くでパラパラと音がした。何?そんな瞬間!
雨雲が急速に近づく音を初めて聞いたと思うや否や、ザーッと大粒の水滴。
出掛ける際、傘をとか…いやまだ大丈夫…そんなことを考えないでもなかった。
知人宅で傘を…
線状降水帯と気象の新たなワードが頭を過ぎるけど飼い犬と雨の中ただ、ただ歩くしか他に方法はなかった。
強くなる雨の中ひたすら歩く。歩く。歩く。
木綿の服はことさら吸収もよく、飼い犬の毛はタイトに身体にくっ付いて重いだろう…時々身震いしながら水滴を飛ばす。
あゝエンドレスのようなこの時間。
家に入ると二つの大きな水溜まり。
案外、ピンチの時は何も考えないものだ!とかシャワーをしよう…それだけで、町道の角を二つ曲がって農業用水に掛かる小さな橋を一つ渡った。
豪雨の犬散は大変個人的だった。車も横を通り越して行く。
チャッチャッと用足し後、爆睡。
'雨足が近付く音を聞いた犬散'と誰が信じよう…大変珍しい体験。
いつも夜中に起きて歩き回る飼い犬も朝まで死んだように眠っていた。
自然の厳しい'プチ田舎暮らし'はこうして何事もなく過ぎて行きます。
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