Z世代女子(合法)とカラオケ行ったら、彼女できま(後半)~彼女できるまで毎日投稿公務員day20
実は・・・・
「昔から、俺が好きになった子には、彼氏ができるか、元から彼氏がいるんだよね!」
なんやねんそれ!!
しかし、事実なのだ。俺がそういう子を引き寄せてしまうのか、恋をしていてキラキラしている子を好きになってしまうのか。
そんなことが続くことから、俺は、大学時代
「恋のキューピッド」という不名誉極まりないあだ名がいた。
イケイケ女子からは、「えー、じゃあ私の事好きになってもらおうかなぁ?ほれほれ私を好きになれ!」とボディタッチをされた。
ちょっとかわいかった。しかし、その一か月後に彼氏ができた。べ、べつに好きになったわけじゃないぞ・・・!
あまりにも、彼氏ができるもんだから、笑い話にしているが、俺の中では超絶コンプレックスだった。
雪ちゃんは、
「そ、それはすごいですね!ちなみに、今好きな人というかデートしている人はいるんですか?」
正直に答えた。
「今、5回遊びに行ってる子がいる。」
「え、その方と付き合わないんですか?」
「普通に、友達として好きな子でさー、6回目も友達同士でSUPに行く予定。ただ、この前友達いけなくなったっぽくて、二人で行くかもしれない!」
と、ラインで予定を確認する。
お分かりだろうか。読者はこう思うだろう。
おい、この勘違い男。傲慢すぎる!!
もう一回、「傲慢と善良」読んで、滝行してこい!!!お前は星野源じゃない。ただのアラサー公務員だ!
雪ちゃんはこういった。「え、よければ、それ見せてもらってもいいですか?」
「これは・・・多分この子わざとです。脈ありですね・・・。」
パパが「ええええっーーー!」とマスオさんのように飛び跳ねる。かわいい。
そして、雪ちゃんは、真面目に考えてこう言った。
「アラサーさんは、少しでもその子と付き合いたいなという気持ちがありますか?あるなら行ってもいいし、友達としていくなら、その子を期待させちゃうだけなので、二人で行くべきじゃないと思います。」
雪ちゃん・・・!その正論はその通りなんだけど、
でも.....
俺彼女できないと、
毎日ブログ書かないといけないんだ(クズ)。
おいアラサー。それは本末転倒だぞ。お前は、どうして彼女が欲しいんだ?思い出せ。
んで、新人ちゃんが、「私、踊りたいです!」と言ったのでカラオケに行くことにした。
2 二次会カラオケ
カラオケはヒトカラによく行ってたので、慣れてはいた。むしろ好きだ。
パパが「最初、俺歌いますよ!」と星野源のSUNを歌い始めた。
お前・・・なんか、成長したなぁ。としみじみした。でも星野源は譲ってほしかった。
カラオケランキングを見ながら、何歌おうか決めていると、「じゃあ、これで!」と新人ちゃんが「怪獣の花唄」を指さした。
おま・・・これは・・・・・!歌える。(ニヤリ)俺は自称相対音感天才アラサー公務員なのだ。YouTubeばっかみてるので、ある程度曲の音感はあった。この曲は、サビの、「う」から「た」に上がるときの裏声切り替えが難所である。
そして、各々が好きな曲を歌い、
後半にさしかかって、俺のルーツであるミセスグリーンアップルの「ケセラセラ」をうたった。
この曲には、しんどい日曜日の夜に、ずいぶん助けられた。この曲の素晴らしさを共有したかった。雪ちゃんも、「日曜の夜くらいは...」を見てたから聞き馴染みがある。お目当ての、EXILEとライブの人が、カフェアドバイザーとして出てるからだ。
曲もPVも好きすぎて、間奏で解説しながら歌ってしまった。
「この曲3回転調するんですよ!」
「ほら、ここ3拍子に変わるとこ!」
「PVのそれぞれの主人公も逆境なんですけど、報われる瞬間がどこかにあるんですよね!」
「あー、ミセス天才すぎる。この曲のおかげでいつも月曜乗り越えましたわ。」
歌いながら、ここまで解説されたらたまったもんじゃない。
歌い終わったあと、見間違いかもしれないが、雪ちゃんの目から涙がこぼれ、一瞬拭いたような仕草があった。
酔っ払いの錯覚だろうか?
転調+6したところが聞き苦しかったのか、目にゴミが入っただけだったのか、自分の境遇と照らし合わせて感動したのか。
パパは、「いや〜、俺感動しました。」
とりあえず、パパはいいやつなのは分かった。
最後に、GReeeeNのキセキをみんなで歌って締めた。
カラオケが終わり、それぞれの方向に帰って行った。オレはパパと雪ちゃんと同じ方向だった。改札で交わした「じゃあまたね」は、初めて会った日の「ありがとうございました」よりは、砕けていた気がした。
夏は短し走れよアラサー。ファイナルへ続く!!