現代こそ読むべき!スピノザから生き方を学ぼう!#5:『エティカ』第五部 知性の能力あるいは人間の自由について
ようやくたどり着いた最終部
一気にいくぜ!ふりおとされんなよ!!
前回までで、
喜びという感情を引き出すために理性をフル活用してこうぜ!って話だった
今回も前半はそういうはなしだった
そのために正しい生活の仕方、
あるいは一定の生活規則をたて、それを記憶にとどめ、
人生においてしばしば出会う個々のことがらに
たえずそれらを適用していけ!みたいなお説教よ!
ただ、最後の最後、どんでん返しをスピノザは行う
こうやって理性を使っていくことで、
身体や外部のものをより深く認識し、「知性」を獲得していくと
それって、世界の変様や延長(身体)を理解していくことだよな
で、世界=自然=神だから、ようは神を理解していくことだし、
神を理解しようというのは、神への愛なわけだ
つまり、自分のことを理解しようというのは、
結果的に神への愛の行為だよと
その喜びときたら、「至福」だし、ただ快楽にふける無知な生活とは全然異なるよと
本当の満足ってのは、愛なんじゃよ
というわけだ。
うーん、ええこと言うな
第五部 完
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