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7WAY BAGが生まれたワケ
■愛車のトランクにいつもある大きなバッグ
我が家は月に1回、大きなバッグを持ってコストコへ買い出しに行きます。
まとめ買いをして冷凍庫に大量の肉や魚をストック。パンやピザなどは、いつでもだれでもチンして食べられるようなっています。不足した細かい食材は都度近所のスーパーで買い足しますが、なるべく買い物へ行く頻度を少なくすることが目的。コロナ前からの習慣で週末は遊びに行く機会が多いので、自然とそうなったんだと思います。
そんなまとめ買いの時は大活躍するこの大きなバッグですが、出番があるのは月に一度だけでした。
■この素材ってレジャーシートじゃん
月に一度しかない出番を、ひっそりと待つ大きなバッグ。さすが沢山の荷物を入れられるだけに丈夫なつくりで出来ています。せっかくだったらもっと日常でも使えたらいいのに。
でもよく見ると、レジャーシートの素材を使っていると気づいたことが、すべてのはじまりでした。
「この大きなバッグの素材って、レジャーシートじゃん。」
「たしかに、レジャーシートは丈夫だからだね。」
「本来のレジャーシートとしても使えるようにできないかな。」
「だったら広がるようにシートのサイドにファスナーつけたら!」
まわりの人との会話から僕の中で一気にアイデアが動き出しました。
我が家はホールサイズのピザや寿司も買って帰る機会が多く、マチが足りないカバンに対して、やむを得ず横に置くことを何とかしたいと思っていました。
なので“マチもあったら便利だ”と、すぐに工場へ相談しました。即答で、「ここのボタン付けたらいいんじゃない?」長年の悩みは、秒速で解決。言葉のキャッチボールで速攻形になりました。
そうしたら、櫻井さんがいくつかのマチのサイズもできた方がいいって言いはじめ、3サイズのマチと、より普段でも使えるように二つ折りのコンパクトなトートバック案も生まれました。
■ここまで6つの使い方
そんな具合に大きさと丈夫さだけが取り柄だった大きなバッグの新たな形が生まれていきました。この時点で出ていた使い方は6通り。名前にすれば「シックスウェイ」。
「シックスウェイ???」なんか響きがよくないな…
もう一つなんかあれば「セブンウェイ」?あ、こっちの方が響きがいいね!
何てことを思っていたら、突然のひらめき。
「車のカーシートとして使えるんじゃない?やってみよう。」
すぐに会社の車のトランクに置いてみたら、計ったようにぴったりサイズ。まとめ買いをするようなご家庭には、きっと車がある。カーシートとしてもきっと喜ばれると思いました。
■最後に、デザインとカラー
この商品を思いついた時から、カラーはカーキとブラウンの2色展開、持ち手はロゴ入りのネイビーカラーと何となく決めていました。特にネイビーは僕が絶大な信頼を寄せるカラー。マヨネーズと一緒でどんな色にでもあいます。相手カラーを上手に生かして商品全体をうまく料理してくれるのです。早くも使用している様子が浮かんできました。
ふと工場への発注のタイミングで、EC限定のマットブラックとオフホワイトもあったら特別感もあっていいなと思い、勝手に発注書に2色を追加しました。櫻井さんへは事後報告笑
櫻井さんは特に驚くこともなく、「いいと思います」と二つ返事。まるで想定内のような反応でした。だんだんとものづくりの息?も合ってきたのかもしれません。
余談ですが、「7WAY BAG」のサンプルを家族に見せた時は、みんな無反応でした。
でもその後、マクアケに挑戦することが決まり、予想以上の反響で実際のサイトを見せたら一転。前のめりに興味津々。
「私はブラウン、〇〇ちゃん家はカーキ」って始まりました。
誰もあげるなんて一言も言っていないのに…やっぱり家族の意見は少しだけ聞いて、後は自分のカンを信じようって思いました。