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footant10
2022年8月16日 18:54
93分、ふらふらになった身体で収めたボールを、左足でそっと送り出した。 スペースへ流されたパスは、不調に喘ぐ同胞の独走と、歓喜の爆発を導いた。 これまではベンチに座っていた時間に、ディエゴ・ピトゥカはピッチで。 序盤から、最近すっかり見なくなった光景が広がる。 ボランチが最終ラインに落ち、相手の2トップに対して3枚でビルドアップを開始する。そこから、間に顔を出す聖真や優磨にグラウンダー
2021年12月17日 18:49
僕がサッカーの奥深さを初めて知ったのは、相馬直樹のプレーからだった。 いてほしい場所に、いてほしい時にいる。頬を膨らませながら走り、左サイドを支配する背番号7の姿は、1人の少年をサッカーの虜にしていった。 僕にとって相馬監督は待望だった。 一方で選手としての鹿島との別れ方を見ると、叶わぬ夢とも思っていた。 だからザーゴ監督のもとでコーチになると聞いた時、喜びしかなかった。近いうちに監督に