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天気と消費動向は連動します!
天気(気候)と消費動向が連動することが知られていますが、されど「データ」です。「どうみたらいいの?」を事例でご紹介します。
「大雪が降りました」
あがるもの。
鍋物つゆ、スープ、麺類、鍋具材、おでん
即席袋麺、インスタント味噌汁
さがるもの。
お茶系飲料
ドレッシング、野菜ジュース
アイス
ときによって差はあれど、こんな事例があります。
大雪で外出困難となると、家庭にとっては災害です。エネルギー交換しやすく、身体が温まり、カロリーが高いものに集中します。
(アイスはプレミアム系だけ売れた)
栄養バランスは良さそうだけど、寒そうな生野菜なんかは避ける傾向なのかも。。。。ちなみにAmazonのセールで売れる菓子No.1が、チョコとえいようかん(長期保存可能なようかん菓子)だとか。備蓄はハイカロリー傾向がありますね。
こういう突発的なことも、マーケティングする時は想定しないといけないですが、今回書いておきたいのは、なぜそうなるのか?
《事例1》夏だけど、おでんと肉まん
コンビニのレジ横の模様替えは、地域により差はあれどお盆前後から始まります。そして冬の風物詩の「おでん」と「肉まん」は8月から販売されています。
夏の台風が高気圧を押し上げると、1週間後くらいに一気に涼しくなる現象が発生するコトがあります。この涼しくなった時に、ホットスナックが売れます。
ここで活動を起こすのは「学校帰りに肉まんを食べる」層ではなく、「寒い、何かあったかいものを食べたい」と感じて活動する層です。
《事例2》GWが、春か夏か
ある年、北海道は天候に恵まれ、平均気温が15℃近くまであがり連日晴れ。
行楽やら色々あったのでしょう。食品の売上は想定の1.5倍以上まで盛り上がりました。
翌年は低気圧の影響で、平均気温が7℃程度。雨が半分で桜の開花も遅れ、すぐに散ってしまいました。通常の70%程度まで落ち込みました。
主に行楽層と考えがちですが、北海道は自宅でBBQも行楽なので、ファミリーで手軽に活動できる消費活動には影響しやすそうだと考えています。
《何が起きているのか》
答えは「気温」です。
具体的には「7℃近い気温差」がある時は消費行動に「影響」を及ぼします。(あぁ、断言していいかわからないけど、そうだと思います。)
最高気温が30℃の時に、7℃下がって最高気温23℃になると、途端寒く感じます。冬場に最高気温12℃くらいの時に、19℃まで上がれば汗だくになります。
人間は恒温動物で、外気温が変化しても、発汗・悪寒などで体温を一定に保つ機能が備わっているため、気温差に「反応」するんです。
よって小売店の販売予測では、必ず「天候」データは合わせてAIにかけますよね!AIがもっときちんとした傾向を分析するでしょう。
余談ですが、私が住む東京において、(マーケットに作用する危険性がある)要注意だと思っている気温変化は、8月にゲリラ豪雨やらで雨がふり、一週間程度のちに涼しい気候になりますが、必ず30℃台の「猛暑」が戻ります。その暑い日々は10月第1週頃まで続く傾向があり、その頃にまた雨が降り、秋らしくなる・・・のがほぼほぼの流れです。
ある10年、毎年イベントがありまして天気を記録していましたが、10月第1週で雨が降らなかったのは、10年で2回だけでした。
《気象庁気象研究所》#気象庁気象研究所
空を見るのも星を見るのも大好きなので、荒木先生のTwitterは癒やされるのでチェックをしていたら、天候に関する情報が満載。
天候を気にするキッカケになりました。(・∀・)
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