フードスコーレ農園部 活動日記 #2(2022年6月)
こんにちは。
フードスコーレ農園部員の木幡です。
短い梅雨が終わり、あっという間に
暑い夏がやってきましたね。
6月の農園部活動は、
なんといっても…田植え!!!
農園部は今年から、
「磯沼牧場田んぼの会」に加えていただき、
稲作に初挑戦しています。
苗のワクワク観察記
稲作はわけていただいた種籾と土を
じぶんたちの家に持ち帰り、
発芽させるところからはじめました。
本当にお米から芽がでるの?
最初は半信半疑でしたが、
おたまじゃくしみたいな芽がでてくるのをみて、
一気にわくわく!いきています!
うちの子なかなか発芽しないのだけど…?
水温を上げるとよいらしいよ!
部員同士で、日々情報交換。
それぞれ、発芽を見守りました。
発芽したら土に移し、
ここからは土から栄養をもらって育っていきます。
ぐんぐん育っていく様子を観察しながら、
田植えの日を待ちました。
そして約1か月後。
それぞれの種籾は
こんなに大きくなりましたー!
田植えの流れ
田植えも野菜づくりと一緒で、
土壌づくりから始まる
いろいろな工程があります。
①荒おこし(田おこし)
土地を耕し、雑草を抜いて、
土壌を整える作業
②畦塗り(あぜぬり)
田んぼを取り囲んでいる土の壁に
田んぼの土を塗り付けて、
割れ目や穴を塞ぎ、
防水加工をする作業
③入水
水源から田んぼに水をひく作業
④代掻き(しろかき)
田んぼに水を張って、土を細かく砕き、
丁寧にかき混ぜて、
土の表面を平らにする作業
⑤田植え
苗を田んぼに植えつける作業
写真は田んぼの案内人、磯沼さんが
手作業で水田を整えてくださっている場面です。
今年は、タイミングが合わず、
田植えからの参加でしたが
来年は、この作業もお手伝いしたいです!
いよいよ田植え!
磯沼さんの指導のもと、
みんなで一列に並んで
いよいよ水田に苗を植えていきます。
ロープの間隔を目印に2列分ずつ、
苗の根っこ部分をしっかり持って深く植え込みます。
泥に足をとられ、とにかく動きづらい!
でもむやみに移動すると、
田んぼが穴だらけになってしまうので、
腰をおとし、ふんばりながら
丁寧に植えていきます。
みんなでやるからがんばれる。
そしてとても、たのしいーーー!
裸足で挑戦する部員たちもいました。
裸足のほうが、長靴より動きやすいので、
足腰の負担が少ないそうです。
そして泥のひんやりした感触が
とても気持ちがよかったそうです。
ちょっと勇気がいるけど、田植えに
慣れていない初心者向きかも?
来年はわたしも裸足でやってみたい!
作業が終わったあとは、
用水路に入り、泥を洗い流しました。
これまたひんやり清らかで気持ちいい!
水田の水は、湯殿川という
東京都八王子市の西南部を流れる
多摩川水系の清流からひいています。
シーズンには蛍をみることができるそう。
ただ畑や水田に通うだけでなく、
そのまわりの自然環境の中に身をおき、
作物の糧となる循環にふれあえるのも、
フードスコーレ農園部の醍醐味です。
湯殿川清流米のこと
今回私たちが育てるお米は、
「きぬひかり」系の品種で
コーヒー堆肥を糧に、
無農薬、無化学肥料で育てる
特別なお米で
「湯殿川清流米」
という名前がつけられています。
「きぬひかり」は、
炊き上がりの御飯の色が白く、
絹のようにつややかな米肌である
ことから命名されているそう。
そういえば、これまで
ふだん食べているお米の産地や銘柄は
気にしていたけれど、
どんな水で育っているのかは。
想像したことがなかったかも。
これからは水も選ぶポイントにしてみよう!
お米への愛情
一粒のお米には七人の神様がいて、
一粒でも残すと罰が当たる
といういい伝えがあります。
お米に限らない言葉ですが、
今回の田植えの体験は、
農家さんへの感謝や、
お米への愛情がより強くなる
体験となりました。
秋の収穫まで引き続き、
愛情をもって
稲作していきたいと思います。
そういえば、
フードスコーレにはなぜか
「おむすび」や「日本酒」好きの人が
多く集まってきます。
「好きなおむすびの具」とか
「おススメの日本酒」などというお題で
会話で盛り上がることもしばしば。
お米は日本食の真ん中にある食材。
これからもいろいろ知りたいし、体験して、
味わっていきたいです。
〜ちょっとおしらせ〜
「ごはんフェス meets フードスコーレ」
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夏野菜がたくさんできてはじめています。
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(書き手:木幡雪絵)