フードバンク×食品ロス

考えよう。
食品ロスのこと、自分ができること。

記事を読んでいただいている皆様こんにちは!

第3回目の取材は、ふうどばんく東北AGAINの富樫花奈(トガシ カナ)さんと高橋尚子
(タカハシ ナオコ)さんにお話を伺いました。
ふうどばんく東北AGAINさんは宮城県を中心に生活困窮者に「もったいない」を支援につなげる「フードバンク」の活動を行ない、カフェやこども食堂なども主催しています。
まさに食品ロスの最前線で多くの人を救っている富樫さんと高橋さんにインタビューをさせていただきました!

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Q1.フードバンクの活動を始めたきっかけを教えてください。

「困っている人を助けてあげたい。」そういう気持ちで生活困窮者を支援したいと始めたのがきっかけです。

Q2.活動をしていく中で大変だったことを教えてください。

富樫さん)毎日とてもありがたいことに沢山の食品が届くのですが、大量に届く備蓄食品の置く場所に困っています。多い時だと13万tの備蓄食品が届いたこともあり、置く場所にも賞味期限切れのチェックなどの仕分けも大変でした。ただ、日本全国のフードバンクの中には食品がそもそも届かないという団体も沢山あります。これは日本全国のフードバンクの共通課題ですね。
あとは本当に支援が必要な人にどうやって私たちの活動を知ってもらうかがとても難しいです。なかなか、困窮者に情報が届かなく、特に子供にどうやって私たちの活動を知ってもらうかが難しいですね。

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Q3.大変だった中でフードバンクをやっていて嬉しかったことを教えてください。

高橋さん)「日々」が嬉しいことでいっぱいです。お手紙が届いたり、感謝の言葉が届いたり…。お正月などでもらったけど多くて食べきれない寄贈品を持ってきてくれる方、食品2~3個だけだけど…と届けてくれる方、どれも本当に嬉しいです。

Q4. 富樫さんと高橋さんが考える明日からできる食品ロス対策を教えてください。

富樫さん)自分が住んでいる近くにある常設のフードバンクに寄付すること!
高橋さん)食べ残さないことが一番大切だと思います。毎日1人がお茶碗一杯分の食べ残しを出てしまっているので、食べ残しをしないということに尽きると思います。

フードバンクにすぐに寄付してくれるのは、企業ではなく「個人」が多いというお話がとても強く印象に残っています。
私も食品ロスに対する世の中の意識が少しずつでも高まることで、フードバンクへ気軽に寄付してくれる人が増えていくといいなと思いこの企画を考えました。大人を巻き込むのは難しくても、子どもが積極的にフードバンクに参加する事ができる機会が学校での授業や活動に増えていくといいなと思います。
実際に、ふうどばんく東北AGAINさんでは出張授業も積極的に行なっているそうで、子どもたちは食品ロスについて真剣に考え自分たちでフードバンクを実施しようと試みているそうです!そういった子どもたちのような若い世代が増えてくれるのは本当に嬉しいとお話ししていただきました。

皆さんも自分ができることを考え、行動してみてください。この機会に自分の家の近くのフードバンクを探してみるのはどうでしょうか?

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