読解力から見える今後の日本と「成長力」
私の思う「読解力は」
発生した事象の裏側まで理解する力
です。
なぜここまで「読解力」が騒がれているのか。
それはAIには永遠に手にすることができない能力であり、人間とAIの線引きの能力だからだと思います。
料理人には本当に必要な能力であり成長に大きく差をつけます。
現在はクックパッドにも素晴らしいレシピがたくさん掲載されており、時々料理人って何なんだろうと思うことがあるくらいレシピ飽和時代です。
でも食材の調理に対する「なぜ?」の内容はまだまだ少ないし、考え方も決してデジタル化することが出来ません。
物事の表面を読み取り処理する二進法的思考は計算機の得意とすることで人間には決してかなわない時代がもう来ています。
人間が作り出した二進法計算機はAIの登場によって自立志向を生み、学習能力を組み込み「成長」を可能にしました。
現代に生きる私たち(特に日本人)は教育の面において、AIと同じような表面学習を基本として習っているので
将来的にAIに仕事が奪われる ということが言われています。
でもそれはAIがクリエイティブな仕事を可能にするという将来ではなく、単純作業をベースとし、作業効率を上げるシステムを独自に開発するという「単純作業の延長の話」であり、現在の対象者は会計士や税理士、事務といった既にVBAによて日々の仕事をスマート化できる職業の人が対象です。
では、そんな仕事の人たちに未来はないのか、それ以外の人は安心なのか
そんなわけありません。
それを改善する能力が「読解力」に隠されていると思っています。
インターネットの世界的な普及に伴い、誰もが簡単に最短ルートで答えにたどり着ける情報社会で、私たちは答えを見つけるまでの思考のプロセスを忘れてしまっています
答えにたどり着くまでには必ず「なぜ?」を考える過程が必要不可欠であり、物事をしっかり理解しその裏にある次の扉を開ける思考、その工程こそが「成長」を生みます。
今回の記事で私が一番言いたいことは
AIと同じ成長の過程を踏むな!!
です。
もう作業効率化やデータ分析はAIの得意とするところでAIの土俵です。
そんなところで戦っていても優位に立てることは決してないのです。
これから私たちはもっと「なぜ?」という言葉を多用し、物事の裏側を見ようとする姿勢と物事の本質を追求する姿勢をベースによりクリエイティブな存在にならないと人間としての価値がありません。
今後の世界には今の職業をAIと取り合う人間ではなく、AIが入ってこれない全く別な道を歩みながら、AIをうまく利用していく人間こそが付加価値の高い存在となり世界を引っ張っていくのだと思います。
またAIが発達してきている現在を悲観視するのではなく、その先の未来に向けてどう自分は舵を切れるのかを考え行動していくほうが建設的です。
現在世界で起きていることをしっかりと知り、なぜそうなっているのかを考え、次にどうなるかを予測し行動する。そういった考え方の人が増えると生活はもっと豊かになりより素晴らしい世界が見えてくると思います。
2020/2/12
働きたい飲食店を目指して目標に進んでいます。