独立|起業家料理人としての将来展望と僕にとってのSDGs
独立を考える今ぼくの頭にいっぱいなことは
SDGsです。
持続可能な開発目標ずっと続けられる「様々な環境」作り
店の料理のこと考えろよ!ってお言葉をいただくかもしれません。
今回書くのは僕の40歳までの計画です。
現在30歳を迎える年なので、あと10年ですね。
最初は独立
まぁ言ってますしね。
独立したいです。
なぜかというと自分の料理で勝負したいのと、自分の求める料理業界を小さくても実現したいからです。
僕の求める料理業界は完全ホワイトです。
勤務時間も長くない、休みも確実に取れる。
当たり前だけど有給も、
おそらく日本の歴史上最古のブラック業界が料理業界だと思ってます。
包丁侍と言われてる時代からブラックだったんじゃないかと想像しています。
そして、未だに根強く長時間労働、残業代未払い、有給未消化などが蔓延している世界でもあります。
ぼくはここら辺をテクノロジーに頼って変えたいと思っています。
メニューはそんなに多くない。
でも上質なものを使ってシンプルに仕上げる。
流行りに乗るのではなく、いつまでも普遍的な感性を時代に合わせてアップデートして提供する。
このnoteを通じて、料理人なりに料理業界の働き方を少しでもいい方向に考えていけたらと思ったので、僕の記事にはレシピは載せていません。
以前書いた記事にもありますが、現在の様々なテクノロジーを使うとワンオペでも回せて無理のない店は作れると考えています。
まずここが第一段階。
次に食育、体験調理
ここの段階で35歳を迎えたいと思っています。
まずは僕自身の経営の能力でここまで続けてこれるかも問題ではありますが、自分を信じます。
過去に投稿した記事ですが、テクノロジーが発達した未来は飲食店にもアミューズメント性や生産者さんと通じての食の発信(プロデューサー化)が進んでいくと思います。
それに伴って、実店舗での店頭販売を徐々に減らしインターネットを通じてもっと世界に自分の店を知ってもらいたいと考えています。
開店当初は店頭販売はする予定なのでキッチンと客席(少し腰掛けれる場所)は作ります。しかし将来的には商品のショールームとしての店舗に変化させていくつもりなので使わなくなっていく客席でイベントを行いたいと思っています。
ソーシャルな面
実際に考えているのは食育です。
体験調理型キッチンとしてバレンタインやクリスマスに実際に子供に調理過程を楽しんでもらう。
料理がいかに楽しいことかを経験してもらいたい。
そして作った商品を実際に私のサイトを通じて販売してもらい自ら作った商品が売れていく過程も体験してほしいのです。
もちろん売上金は全て子供のお小遣いになります。
普段なら一緒に料理をして食べて終わり。だけど小学校から「お金の勉強」を習う今後の子供たちには商品を作りそれがお金に変わるということまで体験してほしいと思います。
賛否両論あるでしょうが、僕は自分の子供にはそういったリアルな部分も経験してほしいです。
ドメスティックな面
この時、店頭販売はほぼしていない状態なので、実際に店に来ていただいたお客様はその時にオーダーが入っている誰かの商品の製作工程を見て頂けます。
私は調理過程やレシピを隠す気はありません。隠してもばれるし、レシピに著作権はありませんしね。
自分が今行っている工程をお客様にありのまま見て頂く。そのことによって信頼を気づけると思うし、外部監査のような役目も果たし僕にとってもありがたい刺激になると思います。
もちろんテイスティングが出来るような環境は作っておくつもりです。
来たけど見るだけじゃ寂しいですから、、そこらへんは人とのつながりを大事にします。
ですのでこの段階で目指すのは
調理場とショールームのハイブリット兼ABCクッキングスクール
です。
中間ゴールとしての料理人専用のオンラインサロンや飲食店の個人的支援サービス
40歳の目標です。
店は信頼できる仲間に大半をお願いします。
その中で私は自身が経験してきた苦労やチャレンジを通して、料理人専用のオンラインサロンを開きたいと考えています。
調理技術部門、経営部門、ビジネスアイディア部門など私だけではなく、成功している先輩や
私よりも若いけれど私よりも優秀な方などをゲストとして招待し料理業界について今後の流れや知見深めたいと考えています。
また同時に飲食店の支援サークルを作っていきたいと考えています。
日本には素晴らしい技術やアイディアがあるのにやむなく店をたたむという方がかなり多いと思います。
最近フォローしてくださっている方のnoteがとても他人事とは思えないないようで自分自身にも焦りを覚えたのと同時に何とか役に立ちたいと思いました。
きっと個人融資には金融法が絡んでくると思いますし、そこは勉強ですが、クラウドファンディングを通じての支援方法なら今後もっとたくさんのサービスが出てくると思います。
そんな便利なサービスを利用してお互いに助け合って行きたいと思います。
また並行してフードロスもなくしていく活動をしたいです。
フードロスはそもそもの「もったいない」ということに加え、頑張って作った料理や食材が捨てられるのはほんとに悲しいし、捨てることにもお金がかかる。
作っているときも料理人の時間 光熱費、原価 など様々な「おかね」がかかっているのでそこをもっとシビアに考えロスを減らしていきたいと考えています。
フードロスを減らせると、
時間が増える、資金も減らない、ごみが増えない、といいことだらけですし、
個人的には困っているひとに料理を提供したいとも考えています。
ケーキをつくった端で新しいお菓子を作る。こういったあまり食材で何かを作るのは私たち料理人は「賄い」を通じてやってきたことです。経験や工夫を活かせるかと思います。
個人の微力な力ではあるけれども、できるだけ社会に貢献していきたいと生涯を通じて考えています。
2020/2/10
働きたい飲食店を目指して目標に進んでいます。