起業目線で考えるB向けビジネスとC向けビジネスの性質
いつかは起業したいと思っている方も多いと思います。その際ぶち当たるのがどんなビジネスをやるかですよね。今回はビジネス系統の中でもB向けか、C向けかという視点でお話ししたいと思います。
私はC向けビジネスの仕事をしていますが、ここはあえてB向けの良さからお話しします。
・対1で取引が成り立つ
・1取引当たりの金額が大きい(ものも取りやすい)
・営業力次第で仕事が取れる
・サラリーマンで培ったスキルをそのままいかせる
・単発的になりがち
・つまり再現性が高い
その他にも多数メリットがありますが、僕の独断と偏見だと上記の4つがあげられます。
これに気づいたとき僕は思いました。これってサラリーマン働き方一緒じゃね?
もちろん社長の仕事は多岐にわたるので、サラリーマンと同じ働き方では全くないのですが、”稼ぐ部分””を切り取ると限りなく近いと思いませんか?
それが良い悪いじゃの話ではありません。こちらの方が起業してすぐは稼ぎやすい思います。ちなみに僕はやりたいと思わなかったんです。
B向けビジネスを始める起業家のタイプは「現実主義エリートタイプ」だと僕は思っています。
お金を稼ぐことが上手かったり、営業力がずば抜けていたりとサラリーマン時代も偉業を成し遂げてきた人が多いイメージです。
一方、C向けの特徴はというと
・対∞での取引であり、お客さんの顔が見えない
・起業してすぐ爆発的に売上が上がりづらい
・クラウドファンディングでお金が集まりやすい
・やり方(売り方)は無数にある
・お客様の生活に根付くことができれば、安定的
・つまり再現性が低い
こちらも一長一短といったところでしょうか。
最近はサブスクモデルやD2Cモデル、OEM生産が流行ってきているので、環境は整ってきたといえるかもしれません。
ちなみにC向けビジネスを始める起業家のタイプは「夢追い人タイプ」だと思います。「なにか生活を変えるサービスを作りたいとか」「この社会課題を解決したい」といったお金以外の明確な目的をもっている人が多いです。
ここからは僕個人の話です。
僕がC向けに惹かれた要素は、その”圧倒的不確かさ”です。B向けと比べると圧倒的に顧客数が多い。それは一つの社会にもなりうる可能性を秘めていると同時に、良くも悪くもコントロールできない流れが生まれると考えています。それはチャンスにもなるし、リスクにもなります。
なんか、その不確かさにすごい魅力を感じたんです。経営者として正しい価値観かはわからないけど、良い方向にも悪い方向にも舵の制御が効かないような、それでも自分の掌におさめるように四苦八苦する。それが魅力的だったんです。
とはいえ、経営しだすと、その不確かさが怖くもなります。。。😅
なので悪い方向だけでもコントロールできるように、舵が軽いうちに正しい方角に船の向きを合わせたいと思います。