Dean&Delucaでの販売の戦略意図
8月7日よりDean&Delucaでクラフトカレーブラザーズが販売スタートしたよ!
え、D2Cブランドじゃなかったっけ?という声も聞こえてきそうだけど、以前も記事に書いた通り、D2Cブランドがオンラインだけの販売で生きていくのは大変難しい。。。し、僕はD2Cは手段であると思っている。もちろん最も優良な手段でこれを軸とするのは間違いない。
しかし、結局オンラインでの販売はざっくり言うとGAFA(Appleはあまり関係ない)にいくらマネーを注ぎ込むかに行きつく傾向がある。
はっきり言って面白くない。
これではお金のある企業が勝つのだ(例え良い商品でなくても)
じゃあどうすればそこを脱却できるのか考えた。
一つは、自社で店舗持ってお客様に直で商品アピールできる場を作る。これは成功しているD2C企業を見ても必要だろう。しかし、自社で店舗始めるのには莫大なコストがかかりすぎる。今の僕らにはリスクが大きい。
じゃあ他の手段は?
そもそも僕らの強みはなんだっけ?
「商品の質の高さ」「ブランドイメージ、ストーリー」このへんだろう。
これを生かすために取れる戦略は?
!!!
ターゲットの近いお客様を持つ小売店で販売することじゃないか?
しかし、直接販売するわけではないので、商品の全てを伝えきれないのでは?
それで、やる意味あるのか?
いや、そもそも世に知られなければなにもできないではないか!
2つの想いが交錯する。
ただ、しっかり小売店を選定すれば、クラフトカレーブラザーズのブランド価値を上げる効果が期待できるのではないか?
ブランド価値が上がると商品に対するお客様の期待値が上がる。
その上で期待値を超えたときに最高に美味しいと感じていただける。
結局、「エモい食事体験の生産」これが僕らのミッションである。この軸をぶらさなければ大丈夫だ。
また、僕らの管轄以外での販売になるので、良い意味でコントロールできない規模になる可能性がある。
そして多く人の目に留まる。知ってもらえる。
接触回数が多ければ多いほど、購入へのハードルは下がっていくだろう。
つまり僕らのD&Dさんに卸す戦略の意図はこうだ。
1. クラフトカレーブラザーズの認知拡大
2. D&Dさんのブランド価値を分けてもらう
3. Googleの奴隷からの脱却
そして僕らからD&Dさんへの価値提供は、本当にこだわって作った最高品質の商品を卸すことである。
はっきり言って卸売は利益率的にもしんどくなる。もともとD2C前提で原価などのコストをかけているから。そんな中でもDEAN&DELUCAさんは良心的だった。
でも、それ以上の価値はある。それは僕らにとってもそうだけど、お客様にとってもそうだ。とにかくこれからも、お客様が食べる前から期待してもらえる状態を作っていきたい。