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FOODBOXの地方進出。山口県の農業にコミット中!~後編~

こんにちは!今回は「FOODBOXの地方進出!山口県の農業にコミット中」の後編をお届けします。山口県の農家さん、農業生産法人さん、自治体さま、一般企業さまとの繋がりについて、CEO中村と池田が語ります!
また、FOODBOXにて「地方案件に携わりたい方」の募集もございますので、ぜひ最後までご覧ください!
(前編はこちらから!)

地方進出して見えてきた、山口県の農業界

―前回、山口県内の農家さんとのネットワークが生まれてきたというお話でしたが。山口県の農産物や農家さんについて、教えてください。
池田:今お付き合いしている範囲で言いますと、稲作や果樹の農家さんが多く、葉物野菜などの大衆野菜は少ない印象です。講座に参加している方は二代目などの若手の方で、家族経営から脱却して、法人化に取り組んでおられる段階ですね。皆さん意欲的な反面、保守的な一面もある印象です。

―意欲があるというのは、例えばどんなところが?
池田:例えば、家族経営から法人化するにあたってはマニュアル作りが必要になります。個別面談で作成中のマニュアルを見せていただくんですが、それが驚くほど細かくできていて。PC操作がわからなくて途中で投げ出す、といったこともないですし、zoomやオンラインで作業を進めることにも、一度慣れれば抵抗なくできる方ばかりです。

―すばらしいですね。栽培にもこだわりのある方が多そうですが…。
池田:はい。全部はご紹介できませんが、例えば私が担当させていただいている、いちご農家の「イチゴ屋けんちゃん」さん。山口市でいちごの観光農園をされているんですが、お客様に楽しんでいただくために毎年5、6種のいちごを育てていて、しかも年によって育てる品種も変えています。県内のケーキ屋さんとコラボをしていちごのスイーツも発売しています。

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さらに、同じく山口市でオーガニックのハチミツを生産されている「ときつ養蜂園」さんは、殺虫剤を使わないハチミツ作りに取り組んでおられます。

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前編では、山口県で農業に携わる女性向けのプロジェクトのお話がありました。女性の活躍という部分ではどうでしょう?
池田:女性も保守的な方が多いですが、他地域でアグレッシブに活躍されている女性経営者のお話を聞いて刺激になった、ツールを使ってみて時間の使い方が上手になった、などのお声をいただいています。

地方進出する上で強みになったこと

―地方進出して山口県にコミットする上で、うまくいった点とその要因を教えてください。
中村:3つあると思っています。まずは浅川さんというキーパーソンとの出会いがあったことについて前編でもお話しましたが、そこはただ単に運を待っているだけではだめかなと思っています。自分たちからワンアクションは必ず起こすことが大切です。
池田:確かに、例えば小麦の案件やりたいと思っているだけではなく、そういった話に繋がる場所に自分から出かけていってはいますね。

中村:2点目としては、会社設立時から、農家さんのニーズに応えられるような尖った専門性をもっていたことです。FOODBOXの場合、それは「業務のマニュアル化」のノウハウでした。農家さんが家族経営から脱却して法人化するときには、自分たちが阿吽の呼吸でやってきた作業を可視化し、言語化しないといけません。つまり作業を棚卸して、業務マニュアルやスケジュールに落とし込んでいくことが必要なんです。フードカタリストとしてこのプロセスをサポートできることを明確にしてあったことで、浅川さんからも声をかけていただけたと思いますし、山口県に進出するきっかけになったと思います。

その一方で、3点目になりますが、今では逆に、尖った専門性よりも、幅広くコンテンツをご提供できることが強みとなってきています。農家の現場レベルのことから、農業経営、販路、ブランディング、それからアグリテックやフードテック、他地域の事例など、幅広く対応できることですね。

―最初は尖った専門性、その後は幅広いコンテンツ、という順番も良かったんでしょうね。
中村:尖っているところは最初に目につきますからね。できたばかりの会社が「なんでもやれます!」って言ってたら、逆に心配になると思うんですよ(笑)。でも一度専門性で認めてもらった以降は、地域ごとのニーズに応えられる幅広い対応力の方が求められているのだと思います。

地域の課題を見つけることも役目の一つ

―幅広いコンテンツで、これから先もさまざまな地域の農家さんの課題に対応していけますね。
中村:そうですね。とは言え、さまざまな地域の方と打ち合わせをするなかで最近多いのは、そもそも自分たちの地域の課題が何なのかよくわからない…というケースなんです。山口県は浅川さんがいるから、課題もわかっているし、こうしたら解決できる、という仮説も既にある。でも、他の地域では、課題を一緒に探すところからのスタートになります。

―確かに、課題を明確にすることが、解決への最初の一歩という気がします。
中村:栽培レベルなのか、販路なのか、人的リソースの問題なのか、それを農家さんからうかがい、自治体さまと一緒にまとめて、プログラムにしていくことが求められていると感じます。最近では例えば、地域内の若手の農家さんをに集まっていただき、カジュアルなヒアリングや交流の場を設ける、といったこともしています。

―地方進出ではそういったところが大切になってきそうですね。
中村:はい、そしてもちろんその上で、打ち立てた仮説や理論を実行することも大切です。山口県の場合でも、浅川さんの高い視座で100仰ったことを100実行するのは難しいですが、そのうちの一部だけでも理解して僕らFOODBOXが実行部隊として動く、ということが、今後もできればと思っています。

~最後に~ 地方でのお仕事に、一緒に取り組んでくださる方を募集中です!!

現在、山口県以外でも地方案件のご依頼を多数いただいております。そこで、FOODBOXでは、「地方案件に携わりたい方」を募集しています!
前編及び今回の記事で紹介したような地方進出に関する業務を、フードカタリストとして、あるいはご自身の本業や特技を活かしてサポートしてくださる方をお待ちしております。ぜひFOODBOXホームページのお問い合わせフォームよりご応募ください!

【募集概要】
・形態:副業、フリーランス、インターン
・契約:業務委託、週1~(週8時間~)、曜日や時間は自由、フルリモート可能(福岡在住だと、より歓迎)
・業務内容:セミナーの設計や資料作成、セミナー当日の運営サポート、コミュニティ運営等
・給与:要相談
・条件:PPTやWord、Excelが使える、早めのレスポンスができる など


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CEO、フードカタリスト
中村圭佑 / Keisuke Nakamura
福岡県の果樹農家出身で、大学卒業後は約7年間農薬メーカーに勤め、中国を中心に活躍してきました。農薬メーカー時代にMBAを取得&中国語をマスターし、その後コンサル業界に転職。2019年7月にこれまでのキャリアを生かしてFOODBOX(株)を起業しました。
農家さんと等身大でコミュニケーションをとり、本当に良いものを農家さんが本当に望む形で実現できるように、日本全国で東奔西走しています。農業の現場を知った上で、あえて枠に囚われず、新しい視点で農業界をもっとワクワクさせることを目指しています!困ったら何でも相談したくなる、そんな雰囲気の持ち主です!

CMO、フードカタリスト
池田 夏子/ Natsuko Ikeda
福岡県出身。大学では小麦の研究を行い、1年休学して国内農業法人等のみならず、ミャンマーで約4か月農業指導を行っていました。見た目は大人しいですが、実はアクティブでフルマラソン等も走るアスリートでもあります。
農家さんと共通言語を持ってお話でき、農家さんのアイデア・想いを汲み取り、きっちりと具現化できる事が強みです!食・農業界に対する想いも本当に真っすぐなモノを持っていて、農家さんからも企業さんからも大人気!我々が目指す伴走型のコンサルティングスタイルにも、理念にもピッタリです!

インタビュー・編集
FOODBOX広報部O

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